久しぶりにシマリス君との温泉デート。去年突然会社を辞めて独立して、すごく忙しそうだったけど落ち着いたみたい。思えばシマリス君と出会って丁度1年、ずっとコロナ禍だった。
私はシマリス君に対して、気持ちが少し冷めていた。思えばずっと、自分でイニシアティブを取れてない感覚が、私のプライドを少しずつ傷つけたことは自覚していた。そんなくだらないプライドなんか不要だとわかってるのだけど、上手く調整できない感覚。
ただ捨てるには惜しい男。
去年の最初の温泉デートは前日に色々考えて眠れなかったものだけど、今じゃ爆睡して翌日も出張に行くような気分で出かける。待ち合わせの駅について、到着した旨をLINE。
あと5分で着きます
珍しくオンタイム、しかも謎の敬語での返信(笑)
いつもは少し待たされるんだけど、こうゆう所にも相手の緊張感って出るよね。久しぶりだし、私もしばらく冷たくしたし、何なら他の男も匂わせたから、少しは追う気持ちになったかしら。
到着した車に乗り込む。少し髪が伸びたなぁとボンヤリ思う。
前の日も会ってたみたいに、当たり前に最近の話題をする。いつも会う度ビックリするような展開を迎えてるシマリス君だけど、今回は特に大きなトピックは無かった。確定申告が大変だったとか、起業して経理が難しいとか、そんな話。
私は去年の暮れから、ずっとシマリス君について考えてきた。私達は『お付き合いする』と明言してからスタートしてる。彼自身も私と『付き合っている』自覚はあるらしい。付き合うって定義が人それぞれだ。だけど毎日のLINEは不要と思ってる私でさえ『私達って付き合ってるの?』と思うことがある。彼に起きた日常を私が知らなすぎるし、私の日常も彼に知らせないからだと思うけど、お互いそこにあまり興味が無いとわかってきた。だからと言ってセフレって感覚でもなく、会えば好きだなぁとも思う。そもそも12歳も年下の、高身長で整った顔立ちの稼げるハイスペックな男が、私と会い続けてる事が謎だとずっと思ってる。
私は自分自身を、シマリス君の『温泉コンパニオン』って命名した。そう決めたら気持ちもずいぶん割り切れてきたし、その時々に愛されてることもわかったし、より一層楽しめる気がしてた。
そのうえで、まだ尚‘‘彼にとっての私の役割とは何だろう‘‘とずっと考え続けてた。
恐らくセックスの相手は、私以外にもいるだろう。それはお互い様だし咎めるつもりもない。温泉は彼が好きで行きたくて、連れて行くのに私が好都合なのはわかる。平日に簡単に家を空けられるし仕事も調整できる。余計な詮索をしないし食事のマナーやお作法も悪くない方だし、自分で言うけど床上手(笑)たまのお相手としては良い物件だと思う。
だけどそれだけじゃないものを私は感じてる。だってそれならあんなに恋愛モードの演出をしなくても、それなりに割り切って付き合う女はいるだろうから。それに12歳も年上の私を連れ歩かなくても、もうちょっと見栄えの良い若い女を選ぶこともできるだろう。彼は星野クンのように、年上女性じゃないと抱けない程の熟女好きという訳じゃない。私の前は、確か20代の独身の女の子と付き合ってたハズ。
もはや前戯だと思ってるけど、温泉に行く日程が決まってからの甘いLINEや通話は、何か彼にとって無意識に望んでいることを手に入れるための手段なのだと確信していた。何度も温泉にご指名戴いてるのだから、私はシマリス君が求める何かを、無意識に提供出来ているのかもしれない。私の方はただただシマリス君に呼ばれて、贅沢と快楽と、その時々の彼の愛を享受している。受け取ってばかりでお仕事としてはお粗末だから、もうちょっと彼が何を望んでいるのかを明確にして、それをお返ししたいという気持ちもあった。
だけど、温泉の日時を決めて、甘々な言葉のLINEが続き始めて、なんだかそんな自分がバカらしくなってきた。これは温泉プレイ、単に私は偶然選ばれたラッキーなプレイヤーなのだ。もう彼の期待に応えようと、自らの価値を高く盛ろうとするのは止めよう。どうしてそんなに自分を卑下して、若くて勇ましいシマリス君に釣り合おうと頑張るのか。理由は分からないけど今の私が選ばれてる、それで良いんじゃない?
例えば私が、全然好みでもないタイプの寿クンが好きなように、理由はわからないけどシマリス君が私を選んでる結果がそこにあるだけで、理由をアレコレ考えても仕方ない。そもそも私には、相手にとって有益な自分というのを探し当て演出する癖があって、その癖は時々私を不幸せな気持ちにさせるじゃないか。相手が私を選ぶことは相手の選択なのだし、その時の私は何かを上乗せしている私ではなく、ごく自然な私だったはず。だったらもう、温泉プレイを楽しもう。余計な気遣いは止めよう。恋は遊びだし、不倫は娯楽。シマリス君が飽きるまでは、私は彼の温泉コンパニオン。
良い天気でドライブも順調。いつもながらのシマリス節を聞きながら進む。途中何度か仕事の電話がかかって来る。前ほど忙しくは無さそうだけど、相変わらずビジネスモードのシマリス君は別人のよう。厳しかったり爽やかだったり、本当にこの人の‘‘素‘‘というのがわからない。
宿に着いてチェックインを済ませて、お部屋に案内される。オーシャンビューの綺麗なお部屋は、畳の上にモダンなダイニングテーブルが置いてある。続きの部屋に既にお布団が敷かれていた。すぐに椅子に座って仕事の電話をかけるシマリス君。私はまず彼にお茶を淹れ、服を脱いで浴衣に着替え、髪を纏める。そのままバルコニーに出てみる。目の前の一面が海、とても綺麗。風が少し強いけど気持ち良い。シマリス君が言ってた通り、小さなお風呂がバルコニーに備え付けてあって、すでにお湯が溜められていた。
隣県とは言え、緊急事態宣言が発令された連休前の平日なのに、宿はほぼ満室だった。確かに人気になるのがわかる気がする、このロケーションとお部屋の雰囲気、そしてバルコニーのお風呂。夜は星空が見えるかしら、そんなことを思って海を眺めてた。
いつの間にか電話を終えて浴衣に着替えたシマリス君が、バルコニーに出てきて後ろから私を抱きしめる。
「久しぶりやね、会いたかったんよ」
「うん、私も。会えて嬉しい」
向き合ってキスをして頭を撫でられる。再びギュッと抱きしめられる。
「ねぇ、お風呂行ってこようよ」
部屋風呂の他にも、大浴場が2か所ある。明るいうちに最上階の浴場から海を見たかった。
「そやね、上のお風呂に行きたいね」
そう言って部屋の中に入った途端、シマリス君に手首を握られ引っ張られて、二人で布団の上に転がる。
「こっち来て、少しだけくっついて。夜にたくさん抱くから、今少しだけ俺のとこにいて」
前回もそうだったけど、今年に入ってからシマリス君はちょっと変わった。それまでは夕飯を食べて二度目のお風呂に行くまでは、全く恋人らしいことをしない人だったんだけど。でもお布団に寝転がって私にお願いする姿が可愛くて、結局私も隣に滑り込んでしまう。
背中から抱かれて、私の髪に顔を埋めてるシマリス君の息遣いが少し荒くなる。後ろから伸びた手で、髪や肩を撫でられる。温かい。久しぶりに嗅ぐシマリス君の僅かな匂い、それだけで私も熱を帯びてしまう。
「やっぱ抱きたい」
「でも…お風呂入ってからにしよ…」
「お風呂入ってからも抱きたい、俺に抱かれるの分かってたでしょ」
「そうだけど…」
「少しだけ」
キスをしながら、浴衣の間にシマリス君の手が入って来る。抗っているようで抗えきれない。本当にこの人は野性的。私は基本的にはシャワーしなければ抱き合いたくないのだけど、シマリス君は全く構わずに私の全身にキスをする。まだ明るく互いの顔がはっきりわかる。部屋を暗くしたいけど、まだ日が出ているうえに海に反射してキラキラと光ってるので恥ずかしくなる。結局始まってしまう。
私はこの、抱き合ってる瞬間のシマリス君が一番好きだ。どこにもいかないで、ずっと抱き合っていたいといつも思う。
私達のセックスは、ここへ来ることを約束した日から前戯が始まり、送り届けられて帰るまでが後戯。その間、確かに愛はある。こんなに狂おしく愛おしいと思える瞬間を持つ男を、私は他に知らない。
「好きやで、愛してる」
「私も」
シマリス君は絶倫だけど、この日は私が出会ってからのこの1年の中で一番絶倫だった♡こんなに求められても、私の身体が応じ続けられるのが不思議。
結局温泉に入る前、少しだけと言いながら5回は放ったと思う。もう途中で記憶がない。だけど夜はまだこれから(続く)
♡♡♡ ♡♡♡ ♡♡♡ ♡♡♡
シマリス君は高身長だから、ヒールがあっても大丈夫で嬉しい。とは言っても、車で移動して温泉行っちゃうから、あまり関係ないんだけど。5.5㎝ヒール、やっぱり可愛いな。私はでかいし、彼氏は同じ位の背丈なので、普段は2㎝ヒールを選びがち。
Lady worker好きなんだよね。スリムウォークとのコラボパンプス、めっちゃ気になってる。
緊急事態宣言だけど、旅行の計画ばかりしてる私。
ワーケーションプランで1週間滞在の旅とかもいいなぁ。
シマリス君や星野クンと出会ったのは出会い系!コロナ禍の狩人ライフには欠かせないサイト。女性は無料で使えるよ。サイト内で日記も更新してます(私を探せるかなぁ)
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