人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

惚れた弱み

ひらひらと雪が舞う、白い世界。

夫と友達数人と、私と夫のゆかりの地へ旅行へ。

何度も皆で訪れてる場所だけど、コロナもあり久しぶりだったのでとても懐かしい。

道中本当に楽しくて毎日夢中で、お酒も沢山飲んだしよく笑ったし、何より夫が楽しんでる姿がとても嬉しかった。ああ、私はこの人に心底惚れて結婚したんだった、と思い出した。

 

‘‘惚れる‘‘って

‘‘好き‘‘より‘‘愛してる‘‘より、もっと強い気持ちだよ

あなたはお父さんに今も執着していて、だから良く似た人と出会ったんでしょうけど、そうゆう理由はどうでもよくて、もうすっかり惚れてしまってるのよ、それでいいじゃない。惚れてる人と一緒にいる、幸せなことでしょう?

 

夫と出会った時、どうしようもなく夫に振り回されていた時に、ある方に言われた言葉。確かに私はファザコンで夫と父はよく似ているし、私達夫婦の年齢差は一回り以上二回り以下の歳の差婚。老年期を過ごす夫と、あと何回こうして楽しい時間を共有できるんだろうと思う。

これが絵本の世界なら、結婚式のハッピーエンドで終わるとこ。だけど現実はそこからが長いわけで、渦中にいる私は、もう幸せの定義も見失ってる。

 

夫の事は今でも好きだし大事。でも惚れてた頃の情熱はないし勿論SEXもしない。魅力的に見えた男らしさも傍若無人なだけだし、博識だと思ってたらモラハラだった。私もそれなりに猫を被っていたし、恋愛フィルターは全てを肯定的に美しく見せるから、若い頃の私には『この人しかいない』と縋る思いだった。

ただ、一緒に生きてきてきて歳を重ねて、そうして家族として寄り添える人がいて、今はとてもありがたいと思う。私には他に家族と呼べる人も繋がりもない。きっと夫を看取った後も、私は未亡人として夫の家族を続けるのだろう。社会的に孤独にならずに済む事は、後の私の人生にも大きく影響する。過去に天涯孤独を経験しているので本当に夫には感謝しかない。

 

男を恨み、夜の世界でささやかな仕返しをしながら男を騙して搾取して生きてた私に、日の当たる場所と社会的地位と自立のチャンスを与え、励まし育ててくれた人。自分も大きな痛手を被りながら私を守ってくれた、だから大事にしたいのに。

何故私は、他の男達と不倫してるんだろう、とふと思う。男達と一緒に過ごす私は、遠い別世界の、別の人のような感覚に一瞬陥る。

外はハラハラと激しく雪が降り注いで、雪が私のあちらの世界を覆い凍らせ、閉じてしまうような、それが妙に小気味良い感覚。

 

私は元々非日常の感覚が薄い。そもそも私の日常がエキサイティングで退屈でも平凡でもないから、不倫に置いて非日常を求めてる訳じゃない。

私の恋人達は私の日常にしっかり根付いてる。彼等とのデートは私の心のビタミンでスパイスで必要な時間だ。だからこの、遠ざかるような自分が乖離していく感覚が不思議で、忘れないないようこうして記録しておく。

 

私の不倫は、そもそも年齢差による夫の性的不能から夫が言い出したことなのだけど、そもそも結婚してから自分が不倫することなんて想像もしてなかったので、それだけでも今の状況は私的には奇跡的。

あの時性生活を諦めたくなかったのは確かにそうだけど、だからと言って恋愛感情無しにSEXが楽しめるタイプでもなく、結果的には恋愛感情を伴う不倫に今は落ち着いたし、元々は好きな男を一人に絞れないポリガミー気質なので多頭飼いになってしまった。逆に言えば夫が私を抱きさえしてくれれば、いや抱けなくなったとしてもそれを二人の間で納得したり、別のスキンシップができていれば、私は今でも結婚という呪縛から逃れずに夫だけに心を向けて、それが『結婚における正しい在り方』と信じていたと思う。

 

呪縛が解けたことが良いのか悪いのかはわからない。不倫だって最初から順風満帆ではなかった。恋愛の仕方を忘れた中年女だから、男の前でかっこつけてみたり言いたいことが言えない事もあった。男を乗り換えてアップグレードしながら、今の優秀な男達で落ち着いてるけど、それもいつまで続くかわからない。

ただ、今はお互い身体だけじゃなくて、心が繋がってる感覚を体験してる。それは私の不倫観の中では副産物的な体験で、私が心を尽くすことはあっても相手からそこまで心を尽くされることがあるとは想像してなかった。だって不倫だから。男にとっての不倫は欲であり夢で幻だから。それを現実にしたければ、二人で大きな痛手を覚悟して腹を括って社会と対峙する。かつて私の夫がそうしたように修羅場を潜る。だけど痛手を被りたくないから不倫の中で夢を見続ける。

 

でも私は、現実にしたくなればアッサリと今手にしてるもの全てを捨てられるとも思ってて、ただそんな風に思える‘‘惚れる‘‘男には出会えてない訳で。

不倫相手としては非常に優秀な私の男達、思いのほか刹那の愛を私に見せてくれた。

今はそれがとても美しく儚く、だけどそれ以上に育つ気持ちでもないことに軽く失望している。

日本の男の不倫の多くは、父や夫と言う家庭での役割とは切り離された、男というアイデンティティが生きる場所だから。女の不倫も似ているけれど、女は切り離さずに様々なアイデンティティを並行して生きてる。だから女のほうが本気になって家庭を捨てる率が高い。悲しいかな私も根は女なのだ。

 

そうか、私は何もかも捨ててもいいと思えるような恋に落ちたかった。例え結果的に成就しなくても、それほど心を揺さぶられる人と人生最後の恋をしたかった。

 

過去形なのは、きっとそれは敵わないと知ってしまったから。誰のせいでもなく、私の心が揺るがないだろうから。

そして、夫を超える男なんて、そうそう見つからないって事もわかってしまったから。

 

旅の途中、楽しそうに笑う夫に触れたいと思った。今でも時々手を繋いだりハグはするけど、それは夫がそうしたい時に‘‘させてあげてる‘‘と思ってた。でも私が望む前に夫はそうしてくれてただけかもしれない。私の心が寂しく枯れないように、私に気付かれないように、ずっと大事にされてたのかもしれない。

だからこそ、私は自分の心の空虚を埋めるような不倫をしないで済んだ。いつだって楽しいきらめくような恋だけを求めて楽しめた。最初に夫から不倫を認められた時は、そのショックの方が大きくて悲しんだものだけど、彼なりに私を愛して苦しんだ結果だったのだと思う。呪縛に絡めとられたままでもきっと私は幸せだったけど、ある日突然、外飼いにされた猫のように好き勝手に徘徊できるようになって、色んな家で様々な名前で呼ばれて飼われて、それでも安心な寝床のわが家を今は感じてる。

 

いつか夫だけの元に帰ろう。まだもう少し先だけど。

私が‘‘好き‘‘より‘‘愛してる‘‘より強い気持ちで、惚れた男は夫しかいないんだもの、今のところは(きっとこの先も?)

・・・・・

最近は逆バレンタインで頂くことが多いので、お返しのホワイトデーをどうしようか悩み中。なんかお中元お歳暮の文化が企業内で廃止になっても、結局こうゆう形でギフト交換って終わらないね。とか言いつつ自分用にも買ってしまうんだけど。

 

王道リンツ、みんな大好き

 

スイーツお菓子ランキング1位のプリン、絶対食べたい

 

ソムリエ@ギフトさんの品は、かなり利用している!このメーカー直送マカロンは包装とか頼めないけど、メーカー直送でお得だしラッピングを自分でするのも楽しいよね、バレンタインにも大活躍だった

 

バレンタインデートマラソン4日目ラスト、Mクン(R18 )

*今回は後半ややエロ描写なので、R18指定です*

事業家のMクンは忙しい、そして自分の時間の優先順位がとても低い。だから自ずとデートも隙間時間になりやすい、それは理解してるし彼を応援してる。だから私も贅沢やワガママは言ったことはないし、急な予定変更も臨機応変に対応してる。

だけどだけど、、デートの時間と場所をなかなか決めてくれないのは本当に困る!

 

ざっくり日にちとランチかディナーかは約束していて、場所はだいたい良く行く3か所の駅のどこか。お互いその3か所なら出やすいので、ギリギリの呼び出しでも行けることは分かってる。でも私にも都合はあるし忙しいのよ!

 

前日に

 

明日、何時から会えそう?

ってLINEが来たので

何時でも大丈夫だよ

と返信したけど、それっきり。当日朝8時に尋ねるも、既読になったままスルー。

ランチの約束だから、11時半~12時半なのはわかってる。行先も3か所の駅のどこかだけど、決めてくれたらそれに合わせて仕事も出来る。だから返事を待ってたけど、朝9時過ぎても返事が来ない。何日も前から、下着や服装のリクエストはしてくるくせに、肝心の待ち合わせ時間と場所決まらないってどうゆうこと?

私を蔑ろにしてるんじゃなくて、彼はそもそも自分のプライベートを優先していない。そのことはこの2年でよくわかってるんだけど、さすがに待ってるのムカついてきて

10時までに決めて返事くれないと、今日は会いません

と追いLINE。

遅くなってごめんね、12時半で〇〇でどう?

と即レスが来た。もう、やればできるじゃん。きっと行きたいお店とか検索してて、決めたらLINEするつもりだったんだろうけど、ざっくりでいいからこうして教えてくれないと、私と会う気が無いのかと思っちゃう。

そうかと思うと、待ち合わせの駅には30分前に着いていて、先にお店に入って飲んでた。自由だなぁ、まぁご機嫌でいてくれて良いんだけどね。

 

私の顔をみると、いつも少し照れるMクン。

 

「じゅりちゃん久しぶりだね。髪伸びたね、巻きもイイ感じだね。どう?ビールでいい?このサラダ美味しいよ…」

 

「もう、朝の連絡!」

 

「えーごめんごめん、ごめんね」

 

個室の焼き肉店で、既に私の好きなツマミを頼んで待っててくれた。待ち合わせの連絡が10時までに来なければ、今日は本当に会わないつもりだったし、今後2度と会えなくなっても構わないとさえ思ったのに、笑顔で謝られると全て赦してしまう。

この顔、やっぱり好き。ホント彼のルックスに絆されてる。183㎝の身長と、若い頃のいしだ壱成似の顔立ち。壱成君と同じフェミ男(もう死語?)っぽくスリムで長い手足にオシャレな服装。最初にLINEくれた時、誰かと間違って送って来たのかと思う程。このスペックが私を望むってあり得ないって思ったら、ドМだった…やっぱりSとMって臭覚で引き寄せ合うんだろうなぁ。私のS性も隠し切れずに匂い立つんだろうか。

 

頼んだ料理が配膳されると、私の隣に座り直してひたすら謝り倒してキスして来る。もう可愛い。Mクンは棚ボタで付き合ってる気分だから、いつでも捨てられると思う反面、可愛くてついつい許容してしまう私も悪い。私が満更でもない顔をすると、すぐに私の手を取って自分の股間に触れさせる。そうしてまたキスして、今度は私の胸を弄る…

 

「ちょっと調子に乗りすぎ!」

 

と叱って彼の腿を抓ると、嬉しそうに痛がる。ああもうプレイ始まっちゃった、さっきまで怒ってたことなんかどこかに吹っ飛んでしまう。

 

 

って事で、食事もそこそこにホテルにインしてすっかりモードに入ってるMクンの首絞めて、服を脱がしながらゆっくり触れて、少し攻めたらもう逝っちゃうって言い出す、確かに我慢汁出てる…ちょっと早すぎ!寸止めして選手交代、彼の髪を掴んで私に奉仕させてからの再び加虐。

こんな可愛い顔なのに彼はビンタが好き。胸を抓られるのも噛まれるのも好きで、ペニバンも玩具も好き。ちなみに道具や衣装はMクンが自ら調達したもの(勿論新品)を、私が預かり管理してる。この日はペニバンの気分だったけど、ペニバン装着まで待てないって喘ぐから私が指で虐めたw つくづくSはMに尽くすと思う。多くの人は逆だと思ってるだろうけど、SはMの望みを必死で叶えてあげたいんだもの。

Mクンの望み通り、ビンタして言葉で攻めて、時々奉仕させてヘタクソって蹴ったりしてたら相当興奮してたみたいで、ローション使う間もなく絶頂に達しちゃいそうで、手で触って欲しいって懇願するから少しさすったら呆気なくフィニッシュ。最後まで自分でさせないあたり、私もまだまだ甘いのよねぇ、反省。

 

相変わらず私達は性交しないSEXだけど、精神的にはすごく満たされた。

プレイが終わるとごく普通のカップルの私達、ハグしてキスしてバレンタインのチョコを渡した。万年ダイエット中だから小さめのチョコにしたけど、Mクンはすっごく喜んでくれて可愛かったなぁ。

 

私の人生の中でもうSMプレイは無いと思ってたから、Mクンと出会えた奇跡はホントに棚ボタ的。だから彼とはその瞬間だけで恋してる。本当は誰でも刹那だけで生きられたらいいのにね。

 

帰宅してからは、ラスボス夫とバレンタインディナーですき焼き。昨日サムギョプサル、今日のランチは焼き肉、ディナーはすき焼きと、デートもご馳走もやや胸焼けなマラソンでした!無事に完走!

・・・・・

彼のご要望の下着はこんな感じ

 

Mクンがよくプレゼントしてくれるガーター風のタイツも便利

 

 

バレンタインデートマラソン3日目、寿クン

 

良い天気、この日の待ち合わせは朝10時。少しゆっくり。

寿クンとのバレンタインも4回目、前もって『バレンタインデートだから、バッグ大きいので来てね』と伝えておいた。片道2時間、電車に乗って来てくれる寿クン。いつも一緒にお酒も飲むし、忘れずにチョコレートをしっかりバッグに入れて持ち帰ってもらいたい。こうゆうこと、あけすけに言えるのも4年の月日のお蔭かな。

 

何度か一緒に来てる海沿いの公園駅で待ち合わせ。天気が良かったらお散歩したいと私からのリクエスト。去年の今頃は、山の麓の梅祭りに行ったんだって。だから今年は、海沿いで梅を見れたらいいかなと思って。

 

すごく良い天気で穏やかな海。遠くに富士山も見える。早咲きの梅も咲いてる。

相変わらず寿クンは私の写真を撮りまくって時々2ショットも撮る、毎度こんなにたくさん写真撮ってどうするんだろうって思うけど、会えない時に眺めてるらしい。

そんな寿クンの事はとても愛おしい。だけど宮迫クンと違って、天使の欠片同士とは思わない。なんだろう、根底には僅かに緊張感があるというか、勿論信頼して安心できる人だけど、手放しでは無いと言うか。

だからこそ、寿クンとは恋人同士という認識がとても強くて、私も少しイイ女ぶって演出してる気がする。寿クンは私と知り合うまで、すごく狭い世界で生きてて世間を知らなかったので、私は水先案内人役を務めてる。彼の見聞が広がるように、様々な提案をして一緒に出掛けて、同じ時間と場所を共有した思い出を糧に彼との時間を積み重ねてる。

 

寿クンもまた、私の全てを信じてはいない。いつか私が心変わりすると恐れながらも、その時までは一緒に居たいと願ってる。彼とはそれでいい、その距離感で良い、そう思う。

寿クンが私を盲目的に溺愛するのは、彼の人生の薄さや虚しさを私で埋めているから。退屈で少し苦しい現実から逃避するために恋が必要だから。だからよく‘‘非現実‘‘というワードを使うんだけど、私には非現実感覚はないのでよくわからない。ただ、彼の必要な私で在ろう、必要なら与えられる私で在ろうと願う。愛っていろんな形があるもんね。逃避からの恋愛が悪いわけじゃない。私も恋で満たすものがあるから続いてる。

 

 

どんな理由や背景があったとしても、愛されてることに変わりはない。私も愛してる。たとえ刹那の恋だとしても、それでいい。

 

寿クンとも色んな話をした。会えない間に私が送った写真の細部まで見ていて、あれこれ指摘してくるのはいつもなんだけど、たまたま手に持って映ってる限定品を調べてたのは驚いた。ホント、じゅりんマニアなんだな。

お昼は韓国料理、また寿クンの未知の世界を私が案内する。寿クンの‘‘初めて‘‘を一緒に体験してる。初めての不倫、初めてのタイ料理、初めてのフェス、初めてのイルミネーション、初めてのカフェ…あといくつ彼の初めてがあるんだろう?すべてし尽くしたら私は不要なのかな、なんて一瞬思う。未来を危惧する程には、私も寿クンが大切なんだよね。

 

たくさん食べて飲んで、いつものデイユースへ。この日は何だか寿クンが激しくて、シャワーもさせてくれずに抱き合う。彼なりに何か感じていたのか、冬は会う頻度が少ないからなのか、わからないけど激しかった♡

 

帰り際、バレンタインチョコとギフトを渡して、バッグに入れるまで見守る。

うっかりすると置き忘れちゃう人なので、バッグのファスナーも私がしっかり閉めた。

次はお泊りしようね、春は桜もみようね、夏にはバーベキューもしたいねって次々と約束して。そうして私達は、細くて脆い関係を繋いで先に先にと伸ばしてる。

 

帰りはまた、片道2時間かけて帰る寿クンを見送る。私はここからドアツードアで30分かからない。いつもここまで来てくれて感謝しかない。

 

何度も手を振って、ジェスチャーで『LINEするね』って言い合って、寿クンを乗せた電車が動き出して。

見えなくなるまで見送って、私も家に帰った。来年も一緒のバレンタインを過ごしたいな…

 

と言いつつ、翌日はバレンタインデートマラソン最終日!

Mクンとランチにデートして、夜は夫とバレンタインディナーです!

・・

寿クンにはチョコと一緒に、TABIOのソックスあげたよ。スポーツする時に履いてもらう!

 

 

バレンタインデートマラソン二日目、宮迫クン

バレンタインデートマラソン、初日が4時起きで雪山へ行ったのに、翌日は5時起き。宮迫クンとの待ち合わせは6時半の早朝デート。我ながら体力あるよね(笑)

私、言いたい放題だし我慢しないけど、男の希望は出来る限り叶えてあげたい。だから早朝でも夜中でも、逢いたいと言われて都合が付けば逢いに行く。案外尽くす女なのよ、自分で言うけど。

 

宮迫クンとは、普段のデートも朝から晩までってコースも多いけど、休日早朝に待ち合わせて早めに解散するってコースも割と好き。天気の良い日の朝6時半に待ち合わせて、2~3時間一緒に歩いてモーニングを食べて、そのまま解散する日もあるし、お籠りすることもある。早朝は人も少なくて空気も綺麗、これからの季節は梅や桜も咲き出すし、新緑も美しい。朝ご飯が一緒なのもすごく嬉しい。

この日はお互いの乗り換え駅で待ち合わせして、一緒に電車で移動した。現地集合じゃなくて移動からデートってところが、少しでも一緒に居たいと思われてる気がしてグッと来る。

 

「おはよう、今日も可愛いね」

 

宮迫クンはLINEはマメではないし武士みたいに男気が強い人なんだけど、いつも私の事を褒めるのは欠かさない。そして嘘はつかないのも最近よく分ってきたから、彼には本当に可愛く見えてるんだろうね、恋って魔法だね(笑)もう可愛いって年齢でもないんだけど恋愛フィルター恐るべし。

 

目的駅まで一緒に電車に乗って、公園をお散歩。少し日差しは温かくなってきたけど、それでも朝はまだ冷える。最近の出来事をおしゃべりしながら歩いてたら、不意に宮迫クンが私の手をつなぐ。ドキッとする。

 

「どうしたの、手繋いだら無言だよ」

 

「うん、なんか恥ずかしくて」

 

「誰も見てないのに?」

 

「それと…嬉しくて。宮迫クン、今日もありがとう」

 

「可愛いな、じゅりちゃん」

 

本当に不思議、宮迫クンと一緒にいる私は小さな女の子みたい。彼は私の日常のとりとめのない話を、すごく面白そうに聞いてくれる。そうしてふっと身体のどこかに触れて、私の心ごと優しく包んでしまう。出会った頃はSEX以外はつまんない人だと思ってたのに、今は一番心穏やかに一緒に居られる人。何時間でも楽しくて、一緒に居る時間があっと言う間。波動が合うってこうゆうことなのかなぁと思ってる。

 

2時間位お散歩して、予め探してくれてた定食屋さんへ。早朝から営業してる定食屋さんは朝からビールも飲める。誰もいないお店で乾杯。

 

「今日は割とゆっくり帰ればいいんだ、午後遅めに帰ることにしてるから」

 

これは、食事の後はお籠りしようって彼なりの隠語。家族にどんな言い訳して休日の早朝から一人で家を出てくるのかわからないけど、すごく努力して時間を作ってくれてるのは分かってるし、このまま解散と思ってたから嬉しかった。

勿論、もしお籠りになってもいいように準備はしてきたけど、健全解散でもそれはそれで嬉しいし、気持ちはいつも矛盾と葛藤で揺れてる。

 

いつもの手順通りに、一緒に並んで歯磨きして一緒にお風呂に入る。この二年で二人のリズムは出来上がって、流れるように自然に抱き合う。宮迫クンとは最初から身体の相性が良かった、肌の温度も滑らかさも、キスの質感も性器の凹凸も、全てが過去イチぴったりで、ただ互いの肌を寄せれば完成するような不思議な感覚があるし、この完成度もどんどん上がってる。既に完成されてると思ってたのに、それを更新する快楽と密着度。お互いの境目が消えてなくなるような感覚を、私はこの歳で初めて知った。

彼の腕枕で事後トーク

 

「宮迫クンの身体は、私の身体に合わせてオーダーされたみたいにぴったり。ほらこの腕も、私の頭がすっぽりハマる感じで」

 

「え、誰かと比べないでよ」

 

「え、そんなつもりじゃないよ」

 

「いやいや冗談だけど(笑)でもホント、俺もじゅりちゃんの身体がぴったり合う、こうしてる時も」

 

「そうなの。私達、きっと天使の欠片同士だね」

 

「天使の欠片?なにそれ」

 

「うふふ」

 

人間として地上に降り立つ前の天使に成り損ないの二人、私達はきっと、成り損ないの二人で一人だったから、お互いの欠片を今も探してる。そんな気がしてる。

私、けっこうロマンチスト♡(自分で言う)

 

 

何故か宮迫クンの前では、ドSを発揮できないのでMだと思われてるんだけど、まぁそれも良し。男によって私のキャラは変わるんだろうし、宮迫クンには甘えてるんだと思う。

 

チェックアウトしてから宮迫クンとお買い物デート。デパートで、宮迫クンの欲しい物を品定めしながら歩くの楽しかった。その後一杯飲んで途中まで一緒に電車に乗ってバイバイ。時間を気にしながらギリギリまで一緒に過ごしてくれて、すごく嬉しかったな。

その後、どんな顔して家族の元に帰るんだろうって思うけど、嘘はつかないけど余計な事も言わない人だから、夕飯時はいつものパパの顔になってるんだろうな。

 

ちなみに宮迫クンには既にバレンタインチョコを進呈済みだったので、本日密かにボディストッキングを持参してサプライズしたよ!着てご披露してみたら、2回戦目始まってしまったww
これ可愛いの。送料無料だしおススメ。

・・

まだバレンタインデートあと2日あるよ!乞うご期待!

 

 

 

 

 

 

 

 

バレンタインデートマラソン一日目、プラトニック彼氏

今年のバレンタインウィークは、何故かデート続きでデートマラソンとなってしまった。4日前からバレンタイン当日まで、毎日デートを駆け抜けたので記録!

 

私には恋人とも呼べるSEXを伴う不倫相手3名がいるけれど、その他にもちょっと好きなプラトニックな男友達が何人かいる。彼等はお付き合いって訳じゃないので年イチしか会わない男も、毎月会う男も、たまにフラッと連絡して会う男もいる。

だいたい毎月、冬は同じ趣味があるので毎週のように会う男友達が、私的には一番近いプラトニックな心の恋人。絶対向こうだって私の事は好きだと確信してるけど、付き合いが長すぎる事、私の夫とも親しい間柄なのとで一線を越えることは無い。実際何度も二人きりで同じ部屋で寝泊まりしてるけど、お互いに手出しはしない。

でも色気のない関係では無くて、意識して超えない一線のエロティシズムは、もしかするとSEXを伴う不倫よりずっと美しく尊いのではないかと感じてる。

 

そんな彼とバレンタインデート。

同じ雪山が趣味で、雪上では師匠と弟子の関係のような私達。昨年私は長らく目標としていた試験に合格したのだけど、それもこの彼がずっと指導し応援してくれたから合格できた。だからお礼も込めてバレンタインは毎年派手にチョコを渡す儀式。

前日から彼が行ってる雪山に、私も日帰りで出かけた。駐車場で待ち合わせ、このシーズンは毎週のように会ってるけど顔を見ると嬉しい。

他にも共通の友達が3名一緒ではあったけど、私達がすごく仲が良いのを知ってるので、他の友達がさり気無く配慮してくれて移動やリフトはずっと彼と二人。んーもう、我ながらじれったい、小学生みたいだけどそれも良き。

 

「ねぇ、他の人からもうチョコ貰った?」

 

「いや、まだバレンタイン4日も前だよ」

 

「だから今日来たんだもん、一番に渡したくて」

 

「今年もじゅりんちゃんからチョコ貰えるの?」

 

「当たり前じゃない、めっちゃ色々考えて今年も美味しいの選んだから」

 

「嬉しいなぁ、マジかぁ!」

 

「期待して!帰りに渡すね。忘れないでね」

 

並んで座るペアリフトの上で、こんなこと言い合いながら肩をぶつけ合う。

私達のスキンシップはこの程度、頑張ってもハグまで。だからこそイイ、この心のテンションアップ!なんていうか初恋のテンション?

目が合う、照れる、伏せる、でもまた目を見る、目が合う…これの繰り返し。このループを永遠に繰り返す仲、進展しないけど終わらない関係。片想いじゃない、でも両想いでもない、友達だけど友達じゃないこの関係…こうゆうの、この歳だからこその醍醐味かも。余裕を持って楽しめるというか。

仲間がそれぞれバラバラと帰り、彼と私は駐車場で着替えて荷造りして、それでもまだ何となく帰りたくなくて話し込んでる。これからの予定や最近あったこと、ご飯に行こうって約束、キリがない。

 

「帰りは渋滞するかなぁ…」

 

「そうだね、裏道通って帰る方がいいよ」

 

この会話がいつも終了の合図。あんまり遅くなると雪の夜道の運転が怖い。

 

「じゃあ、今年も…ハッピーバレンタイン!」

 

ずっと手に提げてたチョコの入った紙袋を彼の胸に押し当て、そのままハグ。

もう恥ずかしいから、ギュっと目を瞑って思い切って彼にダイブする私、片手でチョコを、もう片手で私の背中をギュっと抱きしめてくれる。んー幸せ♡

毎年同じ事してるのに、毎年照れてすぐ身体を離す。なんとなくモジモジする私と、袋の中身を見てる彼。

 

「わぁ、今年もたくさんあるね」

 

「うんうん、メインのチョコと、面白そうなチョコと、今日の帰りに食べるおやつ用のいつものチョコ、食べてね」

 

お酒も強いけど超甘党の彼は、普段からチョコ中毒なので好みはバッチリ把握してる。

彼からのホワイトデーのお返しも、毎年私が好きなお菓子屋さんの詰め合わせ。

はぁ、今日も幸せだった、ウキウキで運転して帰る一人旅。帰ってからもウキウキして眠りたくなかったなぁ~

ちなみにこの彼、独身バツ無し。

時々、もしかして将来ずっと私のそばにいる人はこの人なのかもしれない、なんて思うこともあるんだけど、寝たら忘れちゃうんだよね。でも大好きな人。

 

(ここから続けて怒涛のバレンタインデートが続きます!)

・・・

Mクンから貰ったこのヘアオイル、めちゃくちゃ良くてリピ買い。
No1とNo2を貰ったんだけど、私は少し重めのNo2がお気に入り。

おススメ!

 

ホテルでまったりしません

キコンパで知り合い、二度食事に行って、毎日LINEしてそれなりに距離感詰めて来たのかなと思ってた響さん。

jurinrin.hatenadiary.com

会ってる時は紳士で手を繋いでくることも無く、そろそろキスとか次の段階に進みたいなぁと私も思っていて、だけどこれも大人の余裕なのかなと思いながら次のデートも楽しみにしてた。一度目は和食、二度目はフレンチ、三度目のデートは話の流れで焼肉って約束で。

 

でも、冬は忙しい私、飲み会も多くてやや内臓疲労気味。

そのことを響さんにLINEで話してたら、次のデートは大丈夫なのか(会えるのか、焼肉食べられるのか)と心配気味。そして突然

 

焼肉はきついかなぁ?
気が付かなかったね、ごめん。

ホテルでまったりするってのはどう?

 

と突然ホテルを提案された。これにはビックリ。

それまで手も握らない健全デートだったからもう少し時間をかける人なのかと思ってた。それに、大のオトナがLINEで『ホテルでまったり』って、ヘタクソか?と思ってしまう。

そもそも私、いきなりホテルで、初めての手繋ぎからキスもSEXも、いっぺんに済ませようってする人が嫌い。ワンナイトならともかくこれからお付き合いするって前提なら、せめてキスとSEXは別の日が良い。少しずつお互いを知っていく時間も好きだし、キスしたらSEXの相性も想像できる。
それにLINEで口説かれたくないなぁ。会って、気持ちを伝えあって、それからいざなって欲しい。私もいい歳のオトナだから勿体ぶってる気はないけど、大人だからこそ手順を踏んで、近づく距離感と時間を大事にしたい。この時間は一人の男に対して一度しかないのに、それを一回で済ませたら勿体なくない?

百歩譲って不倫童貞なら、何も知らないから仕方ないと思う。その場合はこちらから仕掛けて手順を踏む。寿クンはそうだった、私から腕を組み、さりげなく手を繋いで、次のデートでは私からキスをして、その次のデートで抱かれたいと申し出た。

でも響さん、年上だし過去彼女の話も聞いてたし、レストランのエスコートはとっても上手だし、色々期待してたんだけど。

超ガッカリ…しかも『ホテルでまったり』ってワードが気持ち悪い、オッサン臭い。私も何てLINEを返したらいいのか…

 

たくさんは食べられないので無問題ですよ

 

と、まずは焼肉の事だけに触れて返信。

でも、ホテルの事はちゃんと伝えなきゃモヤモヤするよね…

 

ホテルって…直球過ぎて何と言ったら…

いい歳の大人なので、響さんをお待たせしてるならごめんなさい。
私としては段階を踏みたいですけど、手を繋ぐとか

 

ごめんごめん、待たされてるとは思ってないけど体調悪いのに焼肉とか連れ回して悪いかなと思ったんで。じゅりんちゃんハッキリしてるから直球のほうがいいのかとも思ったしね。

勿論、男だから抱きたいのも本音だし

 

では段階的にお願いします!
それに体調悪かったら、ホテルには行けませんよ

本当に私の体調を気にしてくれてるなら、焼肉じゃないサッパリした食事にするか、デートを延期するって提案になると思う。

私の体調にかこつけて、ホテルとか言い出したのがもう気持ち悪いし、まったりって何??って私の頭から離れない。ホテルでまったり…ホント気持ち悪いわ。ホテルでまったりするくらいなら、ホテル行かないし!

時間が経つにつれて私も更に気持ち悪くなってきた。なんだこのオッサン、ムードも何もないし、単にヤリモクじゃない?散々今まで『ちゃんとお付き合いしたい』と言ってたけど、ちゃんとSEXしたいの間違いでは?

だんだん響さんに不信感が強まってくる私。響さんからは特に返信も無い。このままフェイドアウトでもいいかな‥と思い始めた。今なら私は痛くもかゆくもない。

 

勿論、付き合う前の試乗(お試しSEX)は大切だと思う。SEXが合わなければ埋められない事が沢山ある。最初からベストマッチじゃなくても、互いに寄り添って良くなれると感じられることが大事だし、そうゆう努力が出来る人かの見極めも必要だし。

まぁ、見極めたつもりでダメだった人もいたけどね、先生とか。その時は早めに見切りをつけるべきだし、今なら迷わずダメと思った瞬間切り捨てる。

 

ただ、試乗まではロマンチックに進めて欲しいのよ。贅沢は言わない、せめてキスとSEXは別の日にしてほしい。ちゃんと対面で口説いてほしい。

 

その後だいぶ時間が経ってから

 

正直言って、エッチしてお互い良く無いと、その先進めるかどうかわからないし、じゅりんちゃん忙しすぎるから会える時間も限られるし難しいかな。

所詮こっちはこんなレベルよ(笑)

 

ってLINEが来た。え、ごめん気持ち悪すぎる、吐きそう・・

私、SEXをエッチって言う人めっちゃ嫌い。高校生じゃあるまいし大人がエッチって言うのキショって思っちゃう!だからLINEって嫌なんだよね、文字で読むと受け流せない。

それに私が忙しいのは最初からそう申告してることだし、なにかにつけて私のせいにするんだなこの人は。そして言ってる事が矛盾してることに気付かないのかしら。さっきは『待たされてるとは思ってない』って書いてきたのに、結局早く試乗したいって事だよね?試乗には異論ないけど、だったらさっさと手順を踏んでおけばよかったんじゃないの?年上で大人だから、私から仕掛けるとか全然考えてなかったけど、それも私のせいな訳?

言いたいことは山ほどあったけど、

 

承知しました、ありがとうございました

 

と返信。だけどこの後がしつこかった・・

 

お店キャンセルしました。意味無いので

 

最終的に繋がらないなら意味無いでしょ。じゅりんちゃんと同じで白黒はっきりしてるんで

 

まぁどんな鈍感な自分でも好かれてるかどうかはわかるからね

 

うざい。だがグッと堪えて大人の返事をする私。

 

短い間でしたが有難うございました。最初に申した通り私は熱しにくいので、響さんには不愉快な思いをさせてしまったし、仰る通り忙しいので頻繁に会えません。

でもお会いしてから今日まで、楽しかったし幸せでした。良い方見つけてくださいね。お元気で。

 

我ながら大人の対応完璧。

なのにまだLINEが続く

 

不愉快にはなってないし最初から聞いてたからそれは問題ないけど、こっちの求める気持ちのペースが、じゅりんちゃんより早かったって事だし、自分に魅力が無かったって事だよ

 

響さんは素敵な方ですよ、優しくて穏やかで大人の余裕を感じました。

色々至らなくてすみません、今日までありがとうございました

 

 

いやいや、好きになった女性から心底思われなければ意味無いよ

 

…って、まだ続くんかーい!

しかも話が矛盾だらけなの、まだ気づかないのかな。

最初から全然私の話、聞いてないし受け止めてないよね?

響さん、私にどんな返事を期待してたんだろう。難しいと自分で言い出したんだし、私はそれを了承してお別れの挨拶してるのに。年齢でとやかく言いたくないけど、最後にLINEしてきた先生も同じように気持ち悪かったから、年上アラフィフって往生際悪いのかしら…

 

結局最後は私がブロックしますって宣言してブロック。

そうじゃなきゃ、このどうでもいいLINEが延々続きそうだった。でも円満に終わらないとデート代請求されたりストーカーされたりする可能性もあるから、最後まで私が悪かったテイで押し切った!

 

あーブログでの名前までつけて、これからイイ感じと思ったのに残念!

暦の上では立春。今年はご新規お迎えできるんだろうか、2024年の狩人じゅりん・・

やや不安。

スタメンは皆優秀だなぁ。

ちゃんとキスもSEXも別の日だったし、告白もお付き合いするって合意もあったし、私が忙しくても会えるの待っててくれる。

それでも狩りはしたいの。

・・・

バレンタインだね。

自分用バレンタインに骨伝導イヤホンほしい。夫におねだりしようかな。

 

ダイエット中の宮迫クンにはハイカカオかなぁ。

 

寿クンとMクンにはちょっと良いソックスがいいかな、と思ってる!

 

 

 

二度目のデート、響さん

年末のキコンパで出会い、一度目のデートを無難にこなして二度目のデートの約束をしていたアパレル社長、毎日LINEはちょっとだけトークしてる。

 

アパレル社長を仮の呼び名にしてたけど、改めてここでの呼び名を‘‘響さん‘‘と命名

キコンパの三次会を含めると、一緒に3回バーに入り、3回共サントリーの響を飲んでたから、余程響が好きなんだろうなと思うし、何となく『ヒビキ』って音も似合ってる気もする。

前回は気取らないけどちょっと良い和食のセレクトだったけど、今回のデートはフレンチのビストロ。私は立ち飲みから三ツ星レストランまで、どこでも楽しめる、自称‘‘幅がある女‘‘だけど、ちょっと気取っててお酒とお料理が美味しくて、だけどカジュアルなこうゆうお店のセレクトはグッと来る。

 

待ち合わせた日に東京で雪が降る寒い夜だった。

二人きりで二度目のデート、となると少しは進展あるのかなぁって思うんだけど、何故か響さんとは今回も何も無い気もする。常々『ゆっくりお互いを知ろう』と言われてる事と、響さんから性的な要求がまだ読み取れないから。

私より少し年上、50代の半ばで去年バイバイした先生よりは年下。先生は真面目な顔しながら時々下心が視線の先に垣間見えたし、早い展開の人なら最初のデートでキス位までならするんだけど。響さんと出会った場所がキコンパなだけに、その後の擦り合わせは早くても良いが、今のところ手は出されない。ちょっと前までの私は結構ガツガツ行ってたから、のんびりと大人の展開を楽しめるのに自分でも驚く。

4度目まで手出しされずに、私から誘ってキスしたのは良いけど、何となく違う気がしてフェイドアウトした男もいたよなぁ…こうゆう時ブログに書いておくの便利。あったこの人だ、なんか急に飽きちゃったんだよね…↓

jurinrin.hatenadiary.com

なので、響さんともこの先どうなるか全くわからないんだけど、ファイターの時みたいに焦らされて苛立ってる訳でもなく、先生の時みたいに男の真意がわかりかねてる感じでもない。

響さんは正直に『好きになりそう』とか『早く会いたい』と言うから、私の事は7割くらいは好きなのかな、と勝手に想像している。一方私の方は6割は好きかなと伝えてある。残り4割をジワジワと攻めてくるのは男の仕事。

この歳になって良かったことの一つに、性欲と恋心を混同しなくなったので、先に心を奪われたい。

 

予約してくれてたお店に、先に着いてた響さんが立ち上がり迎えてくれる。

 

「久しぶり、一か月ぶりくらいかな、会えてうれしいよ」

 

「そうですね、明けましておめでとうございます」

 

私は男によって自分の見せ方を変えていて、そのどれもが私自身ではあるけれど、響さんには“見た目より真面目キャラ”

未だ敬語混じりで距離感を詰めてない。何度か敬語を止めてくれるように頼まれたけど、そう言われると逆に敬語の方が良い気もする。

 

話の流れで、何度か響さんに『諦めは良い方だからイヤならハッキリ言って欲しい。でも二股は嫌だ』と言われてるのだけど、二股どころか既に三股。他の男達も、勿論私に他の男がいるとは思っていないだろう。だけどどこかで疑っているのもわかってる。だからこそ敢えて‘‘真面目‘‘全開で。

 

「私はそんなに器用なタイプじゃないですよ。見た目が派手で女っぽいから、すごく誤解されるけど」

 

「それはわかってるよ、すごく真面目だなとは思ってるよ」

 

「響さんこそ、何故そんなに二股に拘るの?二股かけられたことがあるの?」

 

「前にパーティで会った人がね、向こうからグイグイ来てくれて、俺も満更でも無くて3度目食事に行った時に、いきなり泣かれたことがあって」

 

「え、何故?」

 

「『実は彼氏がいるんです、あなたに申し訳なくて騙すような事をしてごめんなさい』って言われたことがある」

 

「えぇ、3回も食事に行ってて?それは恋人よりも響さんのほうが良くなったと言う事?」

 

「彼女も軽い気持ちだったんじゃない?でも3回も会えばお互いの人となりがわかるじゃない。それで辛くなっちゃったのかな」

 

「二股しようとして出来なかったということ?」

 

「うーん、もしそうなら、黙っててくれればそれもアリだったよね」

 

「そっかぁ。彼氏と上手く行ってなかったのかな。響さんが良い人で、良心の呵責に耐えられなくなったのかもしれませんよね」

 

上手く遊べないタイプなのかもしれないなぁ、響さん。若しくはとてもロマンチストなのか。過去に何度か付き合った女性はいたと聞いている、私はもちろん現在の男達の話は一切しない。別れた男の事は尋ねられたら話すし、男性とはビジネスや友情で食事に行く事があるのは予め伝えてあるけど、それ以上は何も言わない。

嘘はついてない。でもだからこそ、ポリアモリーにはなれないんだよね、自分が残念なところ。でも好きな男は好きなだけで、分散じゃない。

 

響さんと食事に行った彼女は、分散しようとして失敗したんだろうな。なんていうか、私にはその瞬間、目の前の男しか見えてないから、疚しい気持ちは微塵もないんだけど、そもそも惚れた男がいて、何らかの事情で他の男も手に入れたい時は、その男はそれなりに悪い男で在って欲しいのかもしれないな。あまりにも良い人だと、騙してるような気持ちになっちゃうのかな。

その意味では、私は既にモラルが崩壊してるので良心の呵責が無い。だいたい分散というのが私にはよくわからない。好きな人はいつも一人じゃない、だけど好きなんだよね、優劣もない。目の前の響さんの事は、いま70%位は好きかなぁ。

 

すごく優しい瞳で、まっすぐに私を見つめる。

何を話しても穏やかで怒る事も無さそう。そしてすごく楽しそうに私の話を聴きたがるから、つい私もお喋りになってしまう。

 

お手洗いに行ってる間に会計は済まされてた、スマート。

すごく高くはないけど、安くはない豪華な食事、今日で二度ご馳走になって、これからもう一軒バーに行こうと言われてる。もう二度と会わない人には逆に割り勘にしたいけど、3回目位まではご馳走になりっぱなしでいいかな、など咄嗟に考える。だいたいの男とは、付き合う可能性が見えてくるこの辺で、経済事情を擦り合わせておくんだけど。響さんの場合は甘えて良いタイプなのかな、年上だしね。

 

因みに、3人の男達との経済事情は、

寿クンは、基本私に払わせないけど、3回に一回くらいの頻度で食事や買い物その他を私が払う。ホテル代は寿クン持ち(多分カッコつけたいけど、デート中に精神的余裕もないので、慌ててる時はさっと私が払う)

Mクンは、ほぼ彼持ち。コンビニで買う飲み物やデザート程度は私持ち(デートは男が支払うものと思ってるみたい、食事は経費かな?たまに奢るとめちゃくちゃ謝るので逆にイヤ。でもお金には細かいタイプだと思う)

宮迫クンは、外食とホテル代はだいたい宮迫クン持ち。朝からお籠りする時の買い出し分や、カフェでお茶したり軽食は私持ち。二軒飲むなら安いほうが私持ち。7対3の3位が私の支払いを心がけてる(会う頻度が高いから多少は私も協力的、年代的に割り勘世代?だけど男のプライドもあり頑張ってる感。こちらが気を遣うことに愛情を感じるタイプ)

 

二軒目も素敵なバーだった。他にお客さんがいなかったので、店主と3人でお酒のことやスポーツの話題で盛り上がって、色っぽい話も無く駅まで見送られる。

結局手も繋がなかったなぁ~と思うけど、次の約束もしてバイバイ。

 

前に響さんの事をどの程度恋愛対象として思ってるのかと聞かれて、60%と伝えたんだけど。帰りのLINEでは

 

60%からは少しは進歩した?

 

なんて可愛い質問が来てた。

私は

 

もちろん

 

と応えるも、すぐに

 

61%位?

 

と尋ねられて、また可愛いなと思ってしまう。

男ってどうしてこんなに可愛いんだろうね。そして蜜月はいつもとても甘いね。

私も70%位、気持ちは持ってかれてると思うよ。

これからどうなるんだろうね、また会える時まで。

 

・・

もうすぐバレンタイン、チョコ以外にあげたいものを検索中。

 

私も愛用してるアスリートバーム。スポーツする方のケアに、ちょっと塗っておくと翌日楽なのでおススメ。

 

これ普段履きでもゴルフでもジョギングでもめちゃくちゃ優秀なソックスなのでおススメ。ただし色が売り切れ多くてあまり選べない・・

 

ゴルフボールって好みが色々だけど、アンダー100位ならこのボールが喜ばれたよ。