人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

どうしてこの人なんだろう

彼氏とバレンタインデート、なんだか前回のデートからあまり間が無い感じがしてるけど、それは単に私が忙しかったから?3週間ぶりだった。

 

夜デートの時はいつも彼が食事するお店を決めて、私は近くで一杯飲みながら、彼の仕事が終わるのを待ってる。一人ゼロ次会。

こうすると、あまりお酒を飲めない彼とお酒が好きな私のペースが合うので、ちょうどいい感じ。だいたい一人で入るのは静かなバー。バーテンダーと会話したり、一人で考え事をしたり、本を読んでたりする。

 

ゆっくり飲んでたら、彼から『終わったよ、そっちに向かうね』とLINEが来たから『じゃあ、予定のお店前で待ってるよ』と返信。ゼロ次会のお会計をして目的のお店に向かう。

 

今日は中華のラム。

彼と私は、好きな食べ物がとても似ている。

 

「ラム食べるのに誘える人ってあまりいないから、じゅりんがラム好きで良かった。あとパクチーも」

 

といつも言うけど、私の周りにはラム好きパクチー好きは多いんだけどね。

好きな人と好きなものを一緒に味わえるのは嬉しい。

ただ、夜にお酒を飲んじゃうと私は殆ど食べないので、それだけは残念がられてる。

 

お店の前に着いて待ってたら、彼が歩いてきた。私を見つけて微笑む。

 

いつもこの瞬間、私には彼が輝いて見える。

周りの景色が一瞬止まったような、世界がセピア色になってしまったような。

彼だけが鮮やかな色で、この瞬間世界に二人しかいない錯覚になる。

 

そうしてよく目を凝らしてみると、別に普通のオッサンが微笑んでるだけ(苦笑)

彼のどこが好きなんだろうと思うけど、ホントわからない。

私の一目惚れだったし、今も彼は好きな顔だと思うけど、一般的に好まれるイケメンでもないし、背も高くない。最近はちょっとおなかも出てきて本人も気にしてる。

変でもないけどオシャレでもない。すごく羽振りが良いわけでもないし、マメでもない。おまけにあまり気も利かない(笑)

あ、頭は良いかも。私インテリ好きだから。

 

まぁ、色々言っても彼が好きなんだよね。恋って魔法よね。

 

ふたりでカウンターに並んで乾杯。

よだれラム、羊の串焼き、ラム炒め、羊肉の餃子…

 

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Photo by Dex Ezekiel on Unsplash

 

羊尽くしのオーダーを済ませて、改めて彼の顔を見る。

きっとどこにでもいる、冴えない普通のリーマン風。

どうしてこの人なんだろう、いつもいつも思う。

 

「あ、今日は私が奢るから」

 

「え、なんで?」

 

「バレンタインだし。あ、チョコ忘れたとかじゃないよ。後で渡すから」

 

「なんかそうゆうじゅりん、いつも思うけどいいよね」

 

「そうゆうってどうゆう?」

 

「男らしいっていうかさ。うん男前。だから僕、いまめっちゃラクで幸せだもん」

 

「男らしいって…まぁ男脳の自覚はあるけど。あーLINEとかのこととかも?あんまり女らしくないのは、あまり私もマメじゃないからなぁ。ってかそれ誉められてるの?」

 

「全力で誉めてるの。じゅりんは気遣いポイントが独特で、さり気無くて…僕にはわかるんだよ、ありがとう」

 

最後の彼の言葉でグッと来た。

確かに、彼は私をよく分かってると思う。

私はどちらかというと男っぽい性格ではあるけれど、女で在ることは変わりない。

ドロドロした承認欲求強くて、構ってほしくて淋しがり屋。

ヤキモチだってそれなりに妬くし。

それを表には見せないけど、彼はよく分かってる。

 

私は、こんな風に私を理解してくれる人が、欲しかったのかもしれない。

 自由に生きて、欲しいものを手に入れて、好き勝手に生きてる私の孤独。

 

それを誰かに言ってもどうせわかってもらえない。夫すら、私の姿かたちしか見ていない。

でもそれと引き換えに、豊かな人生。

だからこの孤独を誰かで埋めようとは思ってない。だけどそのことに、彼だけは気付いてる。気付く彼を直感で選ぶ私もすごいよね、自画自賛だけど。

 

「僕はじゅりんの人生を何も知らないし、多分理解できない。でもじゅりんが人に見せてる部分と、見せない部分があることはわかってて、それはとても素敵だなって思ってるんだよ。あ、誉めてるんだよ!」

 

それは私の狡さであって、素敵でも何でもないことなんだけど。

そう言ってくれる人がこの世に一人でもいるってことが、私には奇跡だと感じてる。

 

半世紀近く生きてて出会った、親でも家族でもないただの不倫相手。

彼の言葉がどれほど真実なのかは大した問題じゃなくて、そんな言葉をくれる彼と出会えてよかった。

 

ちなみに私をよく分かってる彼氏は、何となく私の他の男の影も感じているよう(笑)

だけどあまり言わない。きっとお互い、知らないほうが良いことがたくさんあることは、もう知ってるから。

 

1時間ちょっと飲み食いして、かなり満足な感じの彼。

 

「じゃあ、ホテル行きたい」

 

と呟く。

こうゆうの、可愛いね。

もう当たり前のデートコースなのに、いつも必ず言うんだよね。

 

ちゃんとバレンタインのお返しは、その日のうちに身体で返してもらった💛

ここで書いたことね↓

jurinrin.hatenadiary.com

 

そのあとのことは、とても素敵だったので改めて書こうかな、続編。

 

......

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