この前の彼氏と甘いバレンタインデートの帰りのこと。
電車に乗ってたら、夫からLINE。
『いま〇〇駅。じゅりんが飲み会だから、俺も飲みに行ってた』
『そうなんだ、私はもうすぐ××駅。一駅私が早いね』
『じゃあ、電車降りたら待ってて、一緒に帰ろう』
そんな訳で、駅で5分ほど夫を待つ。
夫は淋しがり屋なので、私が外出してる日は、夫も飲みに出ることが多い。
出来るだけ夫が先に外出を決めてる日に、私も出かけるようにはしてるんだけど。
うちは夫がかなり年上なので、近い将来、夫がリタイアしてずっと家にいるようになったらどうなるんだろうとか考える。
まぁその時はその時だよね、婚外デートはし続けると思うけど、私は。
改札前で待っていたら、夫が急ぎ足で向かってきた。
私を見つけて、手を上げて微笑む。
チクリ、胸が痛い。
ほんの1時間前まで、他の男に抱かれてた。
本当なら、すぐに夫と顔を合わせたくない。
なにかが私の身体から漏れてる気がする。溜息から男の香りがする気がする。
私が不倫に踏み切る4年近く前、夫は私に
「もう男としての現役を引退したい、だから彼氏でもセフレでも好きに作ればいい。でも俺にバレないようにやって。キミは俺の妻だし、今もキミを愛してるし、知りたくないから」
と言われた。
夫が性的に、それほど強くはないことは分かっていたけれど、引退と言われた時はかなりショックだった。それ以上に『彼氏でもセフレでも好きに作ればいい』と言われるとは想像していなかった。
私が欲しかったのは『一緒に枯れて』って言葉だったんだろうか。
そもそも夫の言葉は本心だったんだろうか。
今となっては、当時どうしてほしかったのかは自分でも謎。
まぁ、夫もまさか、妻が男を3人も抱えてるとは思ってないだろうけどね。ゲスな女よね、自覚アリ。
駅前でふたりでタクシーを待つ。
「夜は少し寒いね」
夫がそう言いながら、私の手を握る。
私の手首には、ラブホのアメニティのヘアゴムが巻き付いたままだった。
セックスの最中、髪を結ぶときに使ったもの。
手を引っ張られると、僅かにコートからヘアゴムが見え隠れする。なんだかそれが淫靡に見えてくる。
完璧に隠蔽してる風で、見え隠れする不倫の証拠。
夫は気付かないふりをしてるだけなのかもしれない。
時々わたしにもある、罪の意識。
何も悪くない、夫が言い出した事、完璧に隠してるはず。
そうは思っても時々胸が痛い。
だからって男達を捨てられないし、止められない。
だから夫を大事に大事にしてあげなくちゃ。
ヘアゴムは何気なく何度も使うけどね(笑)
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ラブホのヘアゴムって色々あるけど、こんなやつが一番使いやすいかな。
たまにシュシュとかヘアクリップが置いてあるとこもあるよね。
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