人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

華の会のオジサーファー

8月にけっこう血迷ってて、華の会ってサイトに登録して、年上イケオジを狩ろうと思ってた。この時↓

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今考えると、夏はすごい不安感満載だったんだろうな、私。実年齢が節目になることや更年期や、コロナの事、ワクチン接種者からの曝露も怖かった。狩りも全然上手く行かなかった。そして華の会の最初の面談者が最悪で・・こんな感じで全然空気読めてないオッサンだった↓

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あ、この人も華の会の出会いだったなww

ん-いい人だったけど食指は湧かなかった。

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華の会の登録男性は、年齢層が上なだけあって紳士的なのは良いと思うし、出来れば年上イケオジ一人は欲しいので、今もたまにはサイトを覗いたりしてる。一応出会い系は今は活動休止状態ではあるんだけど、まぁ細く釣り糸は垂らしたまま(笑)退会はしていない。

それで、華の会で知り合って8月からずーっと連絡だけ取り合ってた男性が一人いる。プロフィール情報では、身長は高くない、私と同じ位?年齢は私より少し上。経営者でサーフィン好き、写真はまぁまぁかな。家は遠くもなく近くもない場所に住んでて、オフィスは銀座。毎週海に行ってるだけあって、筋肉質な肉体と日焼けした顔に笑顔が良い感じ。しかもアンチコロナ派で非接種者。彼の事は、ここでは‘‘オジサーファー‘‘って呼ぶことにする。

9月に一度会う約束をした前日にオジサーファーが発熱して延期になって、その後もお互いの予定が噛み合わなくて延び延びになってた。お互い旅行が多いから、道中の写真は沢山送り合ってて、見た目のイメージはバッチリだと思ってたし、サイトからLINEに移行して毎日一往復の少し長めのLINEを送り合ってたから、性格や思考は何となくわかってた。ただオジサーファーが煮え切らなくてなかなか会う約束にはならない。前回は彼の発熱でキャンセルになったんだから、そっちから詰めてよ…と思いつつも、また自分の都合の良い会えそうな日を知らせる私。

そんなオジサーファーとやっと会った。華の会での出会いから2か月ちょっと。長かったなぁ。

 

ざっくり会えそうな日は決めていたけど、特にオジサーファーからは何の提案もなく、私も、もう詰めるのが面倒になってそのまま触れずにいたら、前々日になって

 

予定していた〇日のご都合は大丈夫ですか?
もしご都合悪ければ、先に延ばしても大丈夫ですよ。

 

とLINEが。

これでまた先延ばしになったら、永遠に逢わないパターン…と思いつつ、会うことに。

一応場所はどこが良いか、ランチでもどうかと提案されて一安心。出会い系っていきなりセクアポの提案もあるし、お金の金額を提示してくる人もいる。私はまず会ってみたいのでそうゆうパターンじゃなくて良かった。そっちの話なら、この二か月の連絡が無駄になるけど捨てるしかないし。

 

で、またざっくりと場所と時間を指定された。

 

ランチは13時に予約したので、15分位前に待ち合わせましょう。楽しみにしていますね。

 

何のお料理なのか、どのお店なのか全然わかんない。私のアレルギーや好き嫌いも訊ねられなかったけど、予約するようなお店に連れてってくれるならまぁいいか。あまり気負わずに出かけることにした。

 

で、待ち合わせ場所に着いて、こっちをじっと見ている男性がいる…あれ?あの人なのか?私は目が悪いので(なのに普段は裸眼で暮してる)良く見えないけど顔は確かに写真と同じオジサーファーっぽい。

思ってたよりさらに小さい!しかもすごい筋肉質なのはわかるんだけど、ずんぐりむっくりに見える。小首を傾げてきょろきょろと目を動かしてる姿は小動物系にも見える…

 

「あの、オジサーファーさんですよね?」

 

「じゅりんさん!いや素敵な方が歩いてきたので驚きました。今日はありがとうございます」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします」

 

いきなりこんな堅苦しい挨拶する人は初めて。真面目な感じだなぁ…ってか小さいな。

お店まで案内してもらいながら歩いてるんだけど、ぜんまい仕掛けのオモチャが歩いてるみたいに見える。何かに似てる、何だっけ…芸能人?いや…

 

あ、白雪姫に出てくる小人だ!

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イメージだけどね、なんかチャカチャカ動く感じが、白雪姫に出てくる小人を連想させるんだよね。可愛いと言えなくはない。でもオッサンだしな… 

着ているものはカジュアルで、私も知ってる大人のサーフブランドなんだけど、サイズ感なのか着こなしてる感じはない。イケオジとは言えないけど憎めない。歩いてる時やエレベーターのエスコートは完璧。仕事柄慣れてるのかな。それとも年の功かしら。

 

着いたお店は私も以前来たことがある、品の良いイタリアンのお店だった。

 

「イタリアン、大丈夫ですか?」

 

「はい、大好きです。素敵なお店ですね」

 

ここでダメって言ったらどうなるんだろうなぁ。確かに前に食べ物については話した事がある気はするけど、一応予約取る前に一言聞かないのかな。ちなみに私は、フォアグラとウニとジビエが嫌い。それ以外はだいたい食べれると思う。

素敵な窓際の半個室席に案内されて、乾杯にスパークリングを勧められる。オジサーファーは確かお酒は飲まないので、私もここでは遠慮してウーロン茶。気にしないで良いと再度勧められたけど、相手が飲まないのに初めてで飲めない。乾杯だけ飲み始めても余計飲みたくなるし。

 

食事中は、今までLINEで話してきたのと同じように、自分達の趣味や旅行のことや、私の愛車のことなど。そういえばずっとLINEでも敬語でやりとりしていて、ここでも敬語。笑顔で話してるけどビジネスみたいな雰囲気。オジサーファーはLINEもそうだけど、かなりマイペースなんだと思う。自分でも気遣いが下手って言うけど、確かにあまり気は利かなさそう。でも変に遠慮されるよりは居心地は良い。

 

で、食事をしながら思う、この男と寝れるかな、私は。

んー頑張れば寝れないこともない。でも今、この男と積極的に寝たいとは思わないかも。顔とか身長ではなく、私の食指が湧かない。でも嫌ではないかなぁ。触れられても良い気はする。ここ大事、触れられたくないって思う人とは絶対に無理だし、その後の距離感も埋まらないから。

 

でも…

この手のタイプは、私の事をかなり高く見積もってるはずだ。良く言えば‘‘高根の花‘‘って感じかな。私の顔は、造りそのものはダッチワイフに似てエロい顔の部類なのだけど、きっちりと正装してしっかりメイクを施し、背筋を伸ばして品よく微笑むと、ちょっと格式高い雰囲気を醸し出すことができるらしい。よく「前職はCAさんですか?」と尋ねられるんだけど、そんな雰囲気?で、そうなると当然口説かれないんだよね。

また何故か人によってはミステリアスとも言われちゃうんだよなぁ。ミステリアスならまだ良くて、‘‘目の奥で冷ややかに観察してる‘‘とか‘‘全てお見通しの眼力‘‘とか‘‘男を心の底では小馬鹿にしてる‘‘とか言われた(これ全部ホント)

夫の友人も今はすごく仲良しだけど、最初は私の事をめっちゃ怖がってたし。だからもしかしたらオジサーファーにも怖がられてるのかもしれない。

 

だけど、あれだけ写真を送ってもらったのに、確かに写真と同じ人なんだけど、動き出すと全然違う風に見えるんだけど…てことは、私もイメージ全然違うのかな。今までは写真よりはリアルの方が高い評価をいただいて真に受けてるけど、そうでもないかも?

やや不安ww

 

2時間ほどゆっくりランチして、テーブルチェックでお会計して、ここは年上の大人がセッティングしてくれたので「ごちそうさまでした」って頭を下げた。財布も出さなかった。一応次もお誘いされれば会ってみたいし、借りは作っておいたほうがいいかな。

 

ドアも引いてくれて、エレベーターも先に乗せてくれて、紳士的に扱われて。

ビルをでたところで

 

「どうします?」

 

って言われたので

 

「あ、〇〇でお買い物して帰ります」

 

と即答。

あの『どうします?』はお茶なのか?それともホテル?全く読めないんだけど。

 

ちゃんと〇〇まで連れてってくれて、お店に入る私を見送ってくれて解散。

この先進展があるんだろうか、オジサーファー。

会うまで私が詰め寄ってたし、この先も詰めないと二度と会えなさそうな気もするけど。会いたいって言われるまで放置かな。

 

オジサーファーと出会ったのは華の会。30歳以上からの出会い系で、男性課金がやや高め設定なので、比較的紳士が多い。ただし年齢層は高め。中には80代の登録男性もいるらしい…女性は無料で登録できるしポイント還元がすごいので、登録するだけしても損は無いよ(私もポイント貯めてアマギフ貰ったよ)

[華の会メール]中高年・熟年の為の恋愛コミュニティ

 

 

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満月のキス

ファイターと4度目デート。
私にとって3度目を超えるということは、それなりの進展をしたい気持ちがあるって事で、それはだいたい最初に会う男全員に話してる。だいたい3度会えずに脱落するか、3度目に私が嫌になるパターンが多いから。

 

3度目まではプラトニックとは言え、そこそこ積極的だったファイター。3度目デートの時に4度目のデートも積極的に詰められたけどその日は寿クンと約束してたので、私が別の候補日を立てて会うことに。一応ハグも手繋ぎもしたから、次はキス位はしたいし、キスが良ければその先にも進みたいところ。試乗して最悪なら時間が勿体ないお年頃だし。

 

前回のデートはこんな感じ↓

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待ち合わせはいつものところで19時で良いかな

 

いつものところ…こうゆうのちょっと嬉しい。結局また夜デート。なんだかんだって私がファイターに合わせてるのが悔しい気もするけど、会えるのは単純に嬉しい。

いつも通りに駅で待ち合わせして居酒屋で飲む。

 

「はい、これがホントの私の名前」

 

乾杯の直後、名刺を渡した。

 

「え、名刺?貰っていいの?」

 

「今日で4度目だし。ファイも次会ったら名刺ちょうだいね」

 

「うん、今日持ってなくて・・・あ、俺の本名は●●××」

 

「あのさ、4度目なんだよ、今日は。なんで名刺持って来ないのよ」

 

「そうだよね、3度目クリアする男がいないって話してたよね」

 

あーなんかガッカリ。この人は、私とどうしたいんだろう。ワンチャンと言うわけではなさそうだけど、口説きたい訳でもないのかな。よくわからない。年上とばかり付き合ってきた男は空気読めないんかな?

結局いつも通りに3時間飲んで、そろそろ帰らないとって話になって、ファイターが会計してお店を出た。

 

「ねぇ、ファイは私とどうしたいの?いまどんな感じ?」

 

「今は…今日名刺貰って、これからちゃんと真剣に考えて…」

 

「あのさ‘‘お試しで付き合う‘って私の提案を拒否ったのはそっちじゃん?ちゃんと付き合いたいとか言っちゃって。だから名刺持ってきたのに、そんなグズなら他にもオファーありますから!」

 

「いやちょっと待って、俺さ前の彼女のトラウマって言うか、すごかったから色々と束縛されたり」

 

「前に聞いたよ。でも私はそんな面倒な女じゃないし、もういい歳だから結果出せないなら別のオファーを試すだけ」

 

「確かに連絡の頻度とか、ほんと寛大だなぁとは思うけど」

 

「こんなんでセックスして全然ダメなら時間が勿体ないし、その前にキスがダメならセックスする気にもならないし」

 

「え、じゃあキスしよ」

 

「いいよ、どこで?」

 

あーもうイライラする。キスぐらい私の腕を掴んで、そのまま引き寄せて強引に済ませて欲しい。最初がファイターだっただけに私も期待しすぎなのかもしれないけど。

そうこうしてるうちに、もう駅に着いちゃった。半分怒ってる私はそのまま改札を通る。ファイターも付いてくる。同じ方向で一駅違いだから乗る電車も一緒。大きな駅だから人もたくさんいるし、ここでキスって感じじゃないよね。

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電車に乗り込む。

 

「〇〇駅まで行くかな、いやそれはまずいかな」

 

「・・・・」

 

「いや、次でちょっと降りよ」

 

次の駅は住宅街の中。乗り降りする人も少ない。電車が止まる瞬間、手を引かれてホームに出る。そのままホームの後ろまで手繋ぎ。ちょうど工事をして作られている壁に私を押し付ける。片手は繋いだまま。

 

ああ、今日は満月なんだ…ホームから見える月を見てた。

優しく前髪をかき上げられて、頬をすっとなぞられてそのままキス。

軽く触れる、すごく優しくて柔らかい。

ゆっくりと唇を離して、もう一度どちらからともなくキス。

何度も唇を触れ合わせて離してを繰り返して、そのたびに見つめ合って。

そのまま肩を引き寄せられて舌を絡ませる。

 

唇がじんわりと感じてしまう、思わず吐息が漏れる。

肩に置かれた手はいつの間にか私の腰に回り、私もファイターの首に手を回してた。

 

私が向いている方向に、反対側の電車が停まる。

 

「人が見ちゃうよ」

 

「ただのバカップルだと思うよ」

 

顔を近づけてクスクスと笑い合って、電車が動き始めるとまたキスをして。

ファイターの首に回した私の手は、いつの間にかファイターの背中から腰をなぞってた。

 

「うわぁ、エロい」

 

キスした直後、唇を離す私の顔を見てファイターが叫ぶ。

知ってるよ、ってか計算し尽くしてる顔だよ。ちゃんと私に欲情して?

 

「意外とガタイいいのね」

 

「見た目通りに華奢だよね」

 

「え、そうかな、細くは無いと思うけど」

 

お互いの身体に触れながら、感想を述べてる。変な風景(笑)

ホームの工事員が時々見てるけど、気にしない。

 

「胸大きい」

 

「これは盛ってるだけで、そんなにないよ。大きい方が好きでしょ」

 

「そんなことない、俺はおっぱい星人じゃない」

 

「じゃあ、次は抱いて」

 

またキスをする。今度は長く濃く。

キスの相性は良い。全身の力が抜けそうになるのを、腰を強く抱かれて身体を預ける。

 

私達が乗る電車がホームに到着するアナウンスで、離れようとする私の腕を引っぱるから、私はまたファイターの身体の中にすっぽりと包まれた。

 

「待って、もう少し…」

 

もう一度唇を重ねる。こんなキス久しぶり、キスだけでイケそうな程に良い相性。キスフレでもいいなぁってボンヤリ思う。

 

電車に乗ったら、殆ど乗客がいなかった。

 

「またキス出来るね」

 

「車内で?」

 

そう言いながらマスク越しにキス。

ファイターの肩にに頭を乗せて、時々目を合わせて、またマスク越しにキスする。

このまま強引に連れ込んでくれればいいのに。

 

だけど、ファイターは自分の最寄駅で、私の頭を軽く撫でて、しっかりした足取りで電車を降りた。私は彼の後ろ姿を見ながら、この先の事を考えてた。

 

つかみどころのない飄々とした男だけど、ここまで来たら一度は寝てみたい。もうかなり久しぶりに、この男が欲しいと本気で思ったし、キスも良かった。

だけど…

 

いつも詰め寄るのが私で、決めるのも私。最初に見せたガッツはどうしたんだよって思う程受け身の男であることに、少し苛ついてる。

寝てみたいのは単に興味で恋じゃない。3度目まではうっかり恋しちゃいそうな雰囲気だったのに、悉く私の期待を裏切るのは何故だろう。相性?今日が満月だから?

 

満月だったね、素敵な夜だった。

ありがとう、ご馳走様。無事に着いたよ

 

満月だったね、俺も楽しかったよ。またね

 

家に着いてから、そんなやりとり。

もーちょっと私に食らいついても良くない?なんなのこの変な余裕っぷり。

 

どうせまた、私が言い出さないと次の約束も進まない。

少しメンドクサイ。情熱的なのは満月だったからかもしれない、と思ってる。

もう手間のかかる男は寿クンだけで充分だし、もっと私を楽しませてくれる男が欲しいんだけどなぁ。

 

どうなるかな(割と他人事)

 

・・・

ダイエットについて質問いただいたんだけど、私は食べすぎた翌日は半断食して、朝と昼を食べずに過ごしてるよ。その時愛飲してるのがマナ酵素酵素も色々あるけど、これが一番身体の回復が早い気がしてる。これ↓安いし送料無料だって!


 

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私の望み

書きたいことは山ほどあって、ファイターの事や、やっと会えたオジサーファーの報告や、シマリス君からのお誘いを断ったことや、読者さんからの相談✉のやり取りとか、ほんとある。
だけど今日は、ちょっと自分の気持ちを吐き出したい。だからあまり色っぽい記事じゃないのでごめんね。

 

ファイター君と4度目デートして、その翌日になかなかな会えなかったオジサーファーともランチした。そのことは後でまたブログ記事にしようと思ってるんだけど、なんだかそれで私は今後どうしたいんだろうってまた迷路に入っちゃった。

 

独身時代は当たり前に多頭飼いしてきて、誘われれば試乗して、興味があれば私から口説いて、そうして恋とセックスを散々味わって、夫に恋して結婚した。

それからはご存知の通り、夫が私を放牧に出すまでは貞淑な妻。セックスに不満が無かったわけではないけれど他に目移りすることは無く、プラトニックなボーイフレンド達と遊んで心は満たされて、平和で幸せな時間だった。

我が家は相当な歳の差婚なので、加齢のせいか夫の勃ちが悪くなってきて、だんだんと抱かれなくなることに私も僅かに傷ついて、それを察した夫が私を放牧して現在に至る訳だけど、それからの私は男の波を泳ぎ続け、男から男へ渡ることで自分の欲しい結果がどんどん明確になって、男を乗り換える度に自分の欲求に近づいてた気がしてる。


私の最終的に辿り着きたい不倫のゴールは、映画‘‘マディソン郡の橋‘‘のような人生最後の恋、って事は何度かブログでも触れてきたんだけど、もちろんそれは今も変わらないし、そう思える男に辿り着けるまでは男の波を泳ぎ続けたいとも思ってる。だから狩りは止められなかった。どこかで出会う最後の男と出会いたいと願ってきた。最後の恋に落ちて、それが私の残りの人生の礎になる…そのことに今まで全く迷いも疑いも無かった。

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Photo by Tamara Bellis on Unsplash 

ところで私の夫は恋多き男で、私と出会った時は妻帯者で私は独身だった。私と結婚する前も、結婚してからも夫には多数の恋人がいて、それはセフレではなく本当に恋人たちを愛してるのだと感じてた。私はそのことを受け入れ、しかし沢山の恋人の中から妻の称号を与えられる身分であることに誇りを持ち、夫を愛してきた。もう私とセックスすることは無いだろう、だけど夫婦としての緩やかな情で、私達は繋がっている。

そんな夫が私の居る前で、酔って夫の友達に話し始めたことがある。とりとめのない話だったけど、要するに最近別の友達に誘われて、風俗に行ったらしい。恋愛史上主義の夫は風俗が大嫌いだったので意外だったし、逆に夫の性機能がまだ使えるらしいことに安堵もあった。嫉妬は全く湧かなかった。ただ夫には他に女がいるのだろうと想像していたので、驚きと共に拍子抜けな感じがしていた。

 

「それで、あいつに連れてかれたんだけどさ…あいつがさ、お金で解決しようって言うんだよ。素人女に手出ししちゃダメだって。銀座や六本木のホステスもダメって。もしもお互い疑似恋愛が本気になったら取り返しつかないって言うんだよ。離婚してまで、じゅりんと結婚した俺にだよ?俺は他に本気になんか、なりようが無いのにさ。おかしいだろ?じゅりんっていう妻がいるのに」

 

友達に向かって力説してる我が夫。それで何故妻を抱かずに風俗なのかよくわからないし、今となっては夫に抱かれるのはこっちが願い下げではあるけれど、精神的には私の事をとても愛してることは伝わる。ってか私も同席してるんだけど、風俗行ったとかあからさまに言わないで欲しいけどね。

 

それで、夫にとっての‘‘マディソン郡の橋のような人生最後の恋‘‘は、妻である私だったんだと改めて思った。でも映画の中の最後の恋は夫婦愛ではなく不倫で、主人公の人妻フランチェスカと旅人ロバートは、互いに最後の恋人になる。私達夫婦は、夫にとっては最後の恋人でも、私はまだ別の恋人を探してる。

基本的に、いつも私は‘‘自分がどうしたいのか‘‘だけを考えてきたから、相手の気持ちをあまり考えていない。だけど最後の恋とその恋人は、お互いに最後と思えるような両思いだと何故かずっと信じてたわけで、夫のようにそうじゃない片思いの最後の恋もあるのかと今更ながら気づいて。そういえば映画の中では主人公フランチェスカの夫についてあまり触れられてないけれど、フランチェスカの夫は最後の恋を望んだんだろうか…など考えてる。

 

なんだかすごく切なくなってしまった。だからって夫の愛に私が全力で応えることはできない。同じ量では想えない。出会った当時、夫との恋愛はとても情熱的で、私の人生を全て変えてしまったと思ってたし、この人以上に愛せる男はもう二度と出会えないと感じてた。今も確かに夫の事は愛してる、それは嘘じゃない。でも他の男達も愛してきたし、これからも愛するだろう。だからやっぱり夫が私の最後の恋人にはなれない。夫が私に何を求めてるか分からないが、私は僅かに夫の気持ちに背く自分を悲しく思った。

 

一方で、若い頃は本当に夫に夢中になってた自分も思い出した。あれだけ男と戯れ続けた私が、入籍を機に夫以外とセックスをしなくなった事、当時離婚してまで私を選んだ夫の情熱。障害が大きかったからこそ陶酔もあったのかもしれない。それでも夫が生きてさえいれば、いや例えこの世からいなくなったとしても、私は夫との思い出を糧に、残りの生涯を一人で生きられると本気で思った。恋は盲目と笑うことも、それが若さと言えなくもない。でもあの時の真剣な気持ちは確かにあって、嘘じゃなかった。

だから思う、あのまま悲恋だったら、私にとって本当に夫が最後の恋になれたんじゃない?

 

幸か不幸か私達は夫婦になって、もう20年以上一緒に暮らし続けてる。それが当たり前の幸せで一緒にいることで情熱が無くなったから、私は女が枯れるその前に、他の誰かと最後の恋をしたいと願ってる。

シンデレラがお城で、王子様と幸せに暮らしたその先は、いったい何が待ってるんだろうと、子供のころからいつも考えてた。シンデレラは、最後の恋の情熱を、王子様で燃やし尽くしてしまったのだろうか。それともどこかで燻り続ける情熱を、女の旬が終わるころに再び燃やしたくなる衝動に駆られるんだろうか。

 

私は、自分の最後の恋を、実はもうとっくに夫との間で終わらせていて、それが甘美で魅力的だったから‘‘もう一度味わいたい欲‘‘が湧いてるのかもしれない。この数年、私は男を愛でてきたし大事にしてきたけれど、私が求めてるあの刹那な愛を体験することは無かった。夫と出会った時のように、魂が触れ合う人に突然出会ってしまったような衝撃を与える男はどこにもいなかった。そして何故だかこの先も出会うことは無いだろうという境地になっている。それは諦めとか絶望ではなく、実は既に体験済みだったという自覚がうっすらと芽生えていたことを、私が認め始めたからなのかもしれない。

 

ずっと私は、最後の恋になるような男を求めてきたと思ってたけど、それって幻を追いかけてるようなものなのかもしれないなぁ…とボンヤリ思ってる。もちろん恋は楽しいし、たくさん恋をしていたい。男を愛し育てることは、もはや私の生涯に渡るフィールドワークの実践だとも思う。だけどその先に‘‘最後の恋‘‘は存在しないのかもしれない。

 

このことを認めることは私にとってもけっこうな苦痛だ。だけどここしっかり認めていかないと、また私は男を彷徨い続けるのかもしれない。どこかに私の最後の恋になる男がいるかもしれないという幻で、出会いを求めてしまうのかもしれない。

もうその幻を捨てて、心から恋愛やセックスを楽しむフェイズに入っても良いのではないかと思ってる。いや、今までも充分に楽しんできたけれど、どこかで互いに唯一無二の存在になりたいと願ってきたし、そうじゃないと軽く絶望してきた。だからライトな恋愛やセフレの関係に憧れを抱いても好まなかった。もう、そうゆう拘りも捨ててもいいのかもしれないなぁ。だって私は、本当の望みはとっくに叶えてたんだもの。ただ、もう一度味わせるなら味わいたい。だけどだからって、成就した成れの果てまでも知ってるのだから、マディソン郡の橋のような最後の恋は、悲恋じゃなきゃ成立しないって事も忘れないで居よう。

 

なんかそんな心境。

ただ楽しみたいって思うと、なんか男へのハードルも下がった気がする。ティンダーもやっちゃおうかな?ってくらいには、狩る気にもなる(笑)

目下のところ、ファイターとは寝てみたいと思ってるんだけど、これはまた別の記事にて。久々食指が湧いたのだから、少しはヤル気にならないとね、狩人ライフ。

・・・

急に寒くなって来た!
私が愛用してるシルクの腹巻。デートの時や、暑くなったらサッと脱げるのもお気に入り。
すごい寒い日は首にも巻いて寝てるよ。温活すると美容にも良いね♪


 

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お肌とお股のお手入れ VOSアゲイン♪

今月、お顔とお股のVOS二度目の施術を受けたんだけど、一度目より二度目の効果が半端なくスゴイのでブログに記録しておく。この情報を知らないのは本当にもったいない話だと思うからシェアしたいんだけど、別に私はVOSの回し者じゃないよ。


ちなみに一度目はこんな感じだった↓

(VOSって何?って方も、前回ブログに書いてあるので読んでみてね)

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今年はずっとぼやいてるけど、私にとって今年は節目の年だしコロナだしで、このVOS一度目の施術までは、なんというか‘‘満身創痍‘‘って気分だったの。感じてるのは絶望感。もう女として登ることは無くて、どんどん下っていく感覚。

更年期かもしれないと思ったし通院も投薬もしてたけど一向に良くはならない。鬱って程じゃないけど、自分のこれからの女としての生命を、少しずつ諦めようと思ってた。それが老いる事だし自然な事…そんな風に思ってた。

 

私は自分の美学を大事に生きていて、女としての散り際は、儚く美しく終わりたいと願ってた。絶対に狂い咲きにはなりたくなかった。

充分に標準よりは狂った人生なのは自覚してるし、そもそも早熟だったので、もう十分に性を堪能した。年齢的にも一区切り、最近は性欲も薄い。そろそろ自分の女の看板を降ろす人生を考えなくてはならない…そんな風に思ってた。

心と身体って連動するから、私の身体も乾いてきた気がしてた。潤いを無くした肌も年相応だと感じてた。狩りも不調だし、このまま私の男達とは細々と続けて、そのうち私の女も終わる、その時を静かに待とうと思ってた。美より健康、美より体力。長生きしよう、そんな意気込み。

 

私もね、いくつになっても女で在りたいと思ってたのよ。人生これからってキラキラしていたいって思ってたの。でも本当にある歳で突然、目の前の下り坂に気付いて抗えなくなってた。女としての未来が全然楽しくなかったの。これ個人差もあると思うけど経験しなきゃわからない領域なので、全然検討つかないって人はいつか来るから(脅すw)

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そんな時に一度目のVOSを受けて、多分自分でも無自覚に自分のケアしてあげたかったんだと思う。下り坂を変える事は出来ないけど、せめて元気に下れるように。それで三田さんに出会って、施術してもらって、まず肌が喜んでるのを感じた!VOSの凄いところは、施術後日増しに綺麗になる事。昨日より今日のお肌の方が綺麗なの、ビックリ。プチ整形も効果が一週間後に出るとかあるでしょ、あれより手応えを感じてた。だって自分の肌が内側から変わろうとしてる感じがわかるんだもん。

 

元々私、東洋医学が好きで鍼灸に通ってるし、高価な美容液より、内面から綺麗にするため食物にお金かけたいほうなので、VOSのHARIというものが、上辺だけを綺麗にしてるんじゃなくて私の肌細胞に喝を入れてるんだなってイメージが持てた。
お股の効果もすぐ出てたし、肌も綺麗になってくし、もしかして女の下り坂も、自分で緩やかに出来るのかもしれないなぁって思い始めて。そうしたら下るのが楽しくなってきて!だって下り坂の魅力だってたくさんあるし、登るより楽だしね。そうして何となく自分のモチベーションも上がってきて、満身創痍から脱して、今のこの歳の女の人生を楽しもうって思えてきて…ってか、女ってことへの拘りが解けたというか。卑屈になるのも、変に妥協するのも、狩り活動も止めて、ただ人生を楽しもうって思えた。

例え男がいなくなっても、セックスをしなくなったとしても、それをも楽しめる気がしてきた。そうゆう自分が怖くなくなった。あ、そうか。私に起きてたのは予期不安みたいなものなのかも?起きても無い事を想像して怖がってた。まだ起きてないし、それが起きても大丈夫なのに。

 

で、ちょっとウキウキして二度目のVOS。これがもう、超絶スゴかった~♡

 

お顔がね、光り輝いてるの!くすみが消えてキラキラしてるの。

すっごい悩んでた涙袋(加齢と共にクマにしか見えない)も、どんどん日増しに気にならないレベルになって、自分で触っても柔らかくて気持ち良い素肌!

今年からファンデーションを止めてベースとコンシーラーだけ使ってるんだけど、コンシーラーの範囲がすごく狭くなって、彼氏にも「なんか肌、綺麗になった?」って言われて、寿クンにも「りーちゃんお顔が艶々してる」って言われた♡ 女友達にも「美白化粧品にしたの?」って言われた(元々地黒なんだけど、たぶんくすみが消えた)

前回は、施術後のピークが1週間から10日位だったのが、今回はそれがずっと続いて20日位保った感じ。それだけ私の肌細胞が活性化されて頑張って綺麗になってくれたんだと思う。

この2年位、現状維持はできるけど改善することは無かったお肌が、どんどん若返ってる感じで、すごくすごく嬉しい~

で、心と身体は繋がってるので、心もなんかテンション上がって、ご機嫌で暮せるようになってきて、あんなに感じてた悲壮感がどこ行ったのかわかんない程!だから思うけど、更年期世代こそ、VOSお手入れして欲しい。ほんと気分が上がるもん。

 

で、お股のほうなんだけど…こっちはもっとすごくて(笑)

二度目の施術後初のセックスは彼氏とだったけど、彼氏を騎乗位で攻めてたら、彼氏が耐え切れず果ててしまったの。2年付き合ってるうちに私が攻めてイカせようとしても我慢し続けてたのに、この時は呆気なく耐え切れず果てて、彼氏もびっくりしてたw
その後寿クンとは、寿クンがすぐイキそうになってしまって『俺、なんか今日ヤバい、早いかも』って何度も言い訳してた(笑)いやいや寿クンのせいじゃなくて、私の膣がなんか変わったんだよ…と言いたかったけど言わなかった。

膣にどんな効果があったのかはよくわからないし(そもそも施術は膣には施さない)私もいつも通りのセックスをしてたんだけど感度はすごく良かったから、男もつられて早漏気味だったのかなぁ、わからんけど。

 

これってね、やってることはお顔とお股のお手入れな訳だけど、施術してくれる三田さんとのエネルギー交換な気もするの。なんだろな、三田さんってすごく愛とパワーに溢れてて、その気に触発されてる気もする。物理的にはVOSの効果なんだけど、それだけじゃない気もする。
それってね、私も言われるんだよ?『じゅりんに会うと元気出る』とか『じゅりんは私にピッタリな言葉の薬をくれる』とかね。まぁそれ系のビジネスだしね。だけど私が誰かからチャージされるってことは今までなかった。だから私はずっと自家発電で、自分で放電と充電を繰り返してきて、誰かに与えてもらえるってことを知らなかったと思う。男達はその胸の中で私を休ませることはさせてくれるけど、充電って意味では私が与えてきたし、実際そう言われ続けてたし。

もちろん三田さんも私を充電してくれてるなんて自覚は無いのかもしれないけど、施術者を選べるなら、三田さんみたいなタイプが絶対にお奨め!私が施術できるなら、私もお奨めタイプだと思う(笑)

 

年齢はただの数字、だけどその数字に拘ってしまう年頃の私。そして拘るからこその悲観的な半年を過ごして、VOSとの出会ってすごく気楽になれた!それはもちろん、三田さんの施術だったからと言うのもあるし、それらを引き寄せた私ってやっぱりスゴイと自画自賛してる(笑)

なんか元気になったから、秋は旅行行きまくってるし楽しい!

ほんとに出会いに感謝、この年齢とこの経験に感謝!VOSに感謝、三田さんに感謝♡

 

・・・

次の三田さんの東京施術は、11月30日~12月1日!ウィンターシーズンなので私の日程どうなるかわからないんだけど、次も施術受けたい!

 

前回読者の方からご質問があったのでお返事したのだけど、私に聞くより三田さんに聞いた方が確実な情報もらえるよ!

三田さんの公式LINE⇒777uqclk

Instagramアカウントは‘‘@bihorumon‘‘
 

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セックス三昧じゃ嫌なの➂

不倫に何を求めるかは人それぞれ。快楽だけを求めるのもアリだし、セックスを探求する関係性も全然OKだと思ってる。

ただ私は愛したい。だからセックスだけの関係では続けられない。

それが男にとって演技でもお遊びでも構わない。私にとってその一瞬は、純粋で尊い時間だから。私が愛を注ぐ男との貴重な時間、それが私の不倫の定義。

 

 

jurinrin.hatenadiary.com

 

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この続き。

 

愛してるからって、男のために私が私を雑には扱いたくない。私の望みは伝えるし、それに応えて欲しい。お互いに我慢して続けたくはない。我慢しなきゃ続けられないなんて不毛な関係は、どのみちダメになるんだから。

だからダメになるのを覚悟してLINEした。そうしなきゃ、いずれ私から去ることになる。永遠なんか存在しない。だけど今はまだ別れたくない。色んな気持ちが交差する。考えるとまた泣けてくる。

 

寿クンからの返事は、今日のデイユースのホテル近くの、あるアトラクションに一緒に行こうって提案だった。私のLINEを読んで、どこかに連れ出さなきゃいけないと焦ったんだろう。

前からその提案してれたらこんなLINEを送らなかったし、今朝このLINEの返事でそれって、私には‘‘後出しジャンケン‘‘に感じて不愉快だった。それに今日は待ち合わせが午後であまり時間が無い。いつもは朝から夜21時近くまで一緒だから、ホテルに籠りっきりが嫌だと言ってるのに。

今日は中途半端な時間だから、ランチは私が作って持参する約束もしてた。それなのにアトラクション…その場凌ぎにも程がある。静かに怒る私。

後で聞いたら、そのアトラクションは前から気になってたし、私が以前やりたいと言った事があって、どこかのタイミングで連れ出そうとは思ってたとの事。でも今日の朝の提案じゃないだろ…とちょっと叱った。

 

アトラクションは行かない。今日は時間も無いから無理に予定入れないで。そうゆう問題じゃない。

 

わかった。確かに今日は時間がないよね。予定通り行くのでよろしくお願いします。

 

待ち合わせの駅には、私の方が少し早く着いた。ここで待ち合わせるのは何度目だろう…ぼんやりと思う。もしかしてこれが最後の待ち合わせなのかもしれないなぁ…とも思う。

もう少しで出会って1年、今まで喧嘩も無く穏やかに付き合って来た。私は誰とも喧嘩するタイプではないけど、寿クンが拗ねる度、逆に私が拗ねる事できればどれだけ楽だろうかと思ってた。そうゆう気持ちは無自覚に、チリツモでいつか大きな障害になるのかもしれないな。

 

改札に向かってくる寿クンを見つけて、思わず涙が零れる。やっぱり顔を見ると好きな気持ちが溢れちゃう。全然タイプでもないしイケメンでも無くて、何でこの人が好きなんだろう。

「りーちゃんお待たせ。やっぱ目が腫れてる?」

 

「寿クンのせいだから」

 

普段通りに話してるつもり。でも特にLINEの内容にはお互い触れない。

ホテルにチェックインして、ホテル内のコンビニで飲み物を買ってお部屋へ。飲み物を冷やしたりポットでお湯を沸かしたり、テーブルをセッティングして、黙々と食事の準備。

 

ふと、窓の外に気を取られて立ち止まったら、後ろから抱きしめられた。

 

「りーちゃん、ごめんね」

 

温かい体温が身体を伝わる。

ポロポロと涙が零れる。泣きたくない。こうゆう時泣くのは卑怯だから。

でも涙が止まらない。

 

「言ってくれて良かったよ、俺全然わかってなかったから。そのままなら、りーちゃんがフェイドアウトしちゃうとこだった」

 

「私、ずっと言ってたよ」

 

「うん」

 

「寿クンが聴いてくれてなかっただけだよ」

 

「うん、ごめん」

 

「ずっとずっと、私言ってたのに」

 

「うん、ごめんね」

 

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Photo by emma valerio on Unsplash 

寿クンも涙目になってた。二人で抱きしめ合って泣いて、ただ暫くお互いを感じ合ってた。

 

「俺、恋愛経験なくて、りーちゃんにばかり負担をかけてごめんね」

 

「そうゆうことじゃない。私がどれだけ愛してるか、寿クンは全然わかってない」

 

「うん、わかってなかった」

 

「私がどれだけ無理してるか、ホントにわかってないよ」

 

「そうだね、俺は自分の気持ちばかり言ってた」

 

「どんだけ愛されてると思ってるの?私は寿クンを幸せにしたいんだよ」

 

「うん、うん…俺も。俺もりーちゃんを幸せにしたい。だからお出かけもしたい」

 

「セックスだけじゃ嫌なの。同じ体験や感動して、ちゃんと記憶を残したいの。身体目当てだとしても、そこは私の希望を叶えて!最初に約束したはず」

 

「身体目当てじゃない」

 

「でも身体も好きでしょ?」

 

「りーちゃんの全部大好き。愛してる」

 

「私の方がずっと寿クンのこと、愛してるんだよ」

 

「俺だって…」

 

「いや、全然足りてないから。私の足元にも及ばないから!」

 

「そうかもしれない、でも追い越せるように頑張る」

 

「うん、頑張って」

 

なんだか、話してるうちにだんだん可笑しくなって、いつの間にかお互い笑顔になって、そうしてギュッと抱きしめ合って。これで仲直り。私もごめんねって言いながらキスされてた。もう一度ギュッと抱きしめ合う。

 

「7月に旅行に行った次のデートが雨で、それからお出かけしてなかったんだよね」

 

マメな寿クンは、デートの記録を写真付きでアプリの日記に非公開で収めているらしく、その後のデートがどこだったのかを語ってる。私にとっては毎回同じデイユースでも、彼にとっては毎回違うことだったのかもしれない。

だとしても、私は私の願いを叶えてあげたかった。だから話せてよかった。

 

寿クンは、人生で私以外に付き合ったのは今の妻しかいなくて、その妻は独身の頃からあまりセックスは好きではなかったらしい。だから寿クンは性に奔放な私にどハマりしたんだと思うし、朝から籠ってセックスすることが、彼にとっては新しい体験でアトラクションだったのだろう。自分自身のモノも何度も勃つとは思ってなかったらしいから、男としての自信も持てたのかもしれない。若い頃に散々セックスを追求し、堪能してきた私とは経験値が違うのは理解してる。

きっと彼は自分でも知らない自分の一面に出会ってるんだと思う。まだ性愛無しに愛を語れない段階。ちょっと遅咲きな上に私が開花させちゃったので、私の責任でもあるけど…

 

いつか私がセックスをしなくなったら、その時は男達は私の前から去るのだろうか。

その時は、私は愛し愛された記憶を辿りながら、その先の人生を丁寧に生きよう。

そのためにも私は、男達とのセックス以外の体験と感動が欲しいと思う。記憶がベッドの中にしかないのは淋しいから、一緒に季節を巡った、その場所と思い出を大事にしよう。そうしてそれらを反芻しながら老いる。なんて甘美な魅力。

 

冬になれば寿クンと出会って1年が過ぎる。

恋愛に長さは関係ないけど、やっぱり私は一緒に過ごした月日が長いほうが好き。そうして男との思い出を、一人ずつ心のアルバムに閉じてる。

あとどれくらい寿クンと一緒にいられるかわからないけど、彼を愛するように自分も愛したいし、二人とも幸せで在り続けたい。心からそう願う。

 

寿クンと仲直りして、いつも通りに夜まで一緒に過ごして、これからのデートの事を話し合って。もう一度旅行はリスケして行くことにして、次のデートも少しお出かけすることになった。

セックスは大事なコミュニケーションだし、不倫とは性愛無しでは始まらないだろう。それでも私は心を繋げたい。そうして大事な男達との思い出の場所を、老いた最後は一人で巡りたい。

 

この歳だからそう思える。きっと私より若い人にはわかんないだろうな(苦笑)

でもね、この密かな願いを、私は私のために叶えてあげたい。老後の楽しみのためにも…(本気!)

 

『セックス三昧じゃ嫌なの 完』

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セックス三昧じゃ嫌なの②

前回はコチラ↓

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この続き。

私は、午後から会う予定の日の朝早くに、寿クンにLINEした。

 

 今日は楽しく過ごしたいから、私の思ってることをLINEで送るね。本当は大事なことは会って話したいけど、それだと気持ちを切り替えるのに時間が必要だから、せっかくのデートが勿体無いから。

 

寿クンと二度目に会ったときに言ったけど、私はホテルしか行かないデートは好きじゃないの。同じ感動や体験を一緒に味わいたいから。私にとっての‘‘付き合う‘‘って定義はそうゆうことだから。

そう言ったの覚えてる?


でも、雨の日や、真夏は暑くて出掛けられないし、忙しくて短い時間しか会えないときは、お篭りデートも嫌じゃないよ。それも話したこと。

確か最初のお篭りは雨だからだったし、そのあと真夏で暑すぎて、私もお篭りでも良かった。だから最近会うたびに私は「またお出かけしたいね」って言ってたの。登山も行きたいし、宣言中で行けなかった水族館も、またお花も見に行きたい。一緒に行きたいところは沢山あって、それを一緒に数えるのも好きだった。最近一緒に数えてないね。


最初に私が提案した、ベイサイドホテルのデートを気に入ってくれてるのは嬉しいけど、最近はなんだか私の気持ちを聞いてくれてない感じでとても寂しかった。

 

でも秋は旅行の予定が二回もあるから、旅行ではまたお出かけするから、他の日はお篭りでも良いかなとも思ってたよ。でもその旅行が二度も行けなくなった私の気持ち..わかる?

とてもとても悲しかった。寿クンのせいじゃない不運だけど、私はそれほど楽しみにしていたの。旅行じゃなくて、二人で同じ感動や体験をして、それを後々また二人で思い出して語り合うこと。ホテルしかいかないとき、何にも残らないでしょ。

 

この気持ちを上手く伝えられないし、会って話せば私はきっと泣いてしまうし、感情的になって今日のデートを台無しにして一人で帰っちゃうかもしれない。


私は寿クンの気持ちを最優先にしてきたし、会う頻度も寿クンの希望にずっと合わせてきたけど、デートについては最初に話したし、その後も何度か言ったんだよね。
私は確かに冬になると忙しいし、普段も暇な主婦ではないよ。でも時間は作ってきたよね?それは私にって、すごくすごく頑張ってやりくりして作り出す時間なの。

寿クンの望みを叶えたい一心なのに、寿クンはいつも不安って、会えないの寂しいって言うよね。じゃあ私、もっと頑張れるかな?って考えるけど、今もめっちゃ頑張っててこれ以上頑張れないよ。頑張って作った時間がホテルしか行かないのも、せっかく涼しくなったのにとても悲しい。SEXは大事にしたいけど、私が望むのはそれだけじゃない。わかるかな、私の言いたいこと。


これ書いててまた泣けてきちゃったから、今日は目が腫れてるかも。

もちろん私だけ頑張ってるんじゃないのはわかってる。寿クンも色々無理して時間を作って私と会ってくれてるのはわかってるから、もしも根本的に望んでいるつきあい方が違うならそう言ってほしい。どうするのがお互いにベストか、ちゃんと考えるから。

私は普段はあまり怒らないし、感情をぶつけることはないと思う。寂しいとか辛いとか言わないけど、感情はあるんだよ。そして私は、かなり頑張ってでも寿クンの希望を叶えたい。寿クンを幸せにしたいよ。でもそれと私の気持ちを我慢することとは違うと思ってる。我慢しなきゃ続かない関係は不幸だと思ってる。

だから、もし私の気持ちが汲み取れないならそう言ってほしい。

 

私のワガママなのかもしれないけれど、ここは譲れない事だし最初に約束もしたことだから、もしも不服ならそう言って。今日会いたくないと思ったら、そう伝えて。

気持ちを消化するには時間が必要だから、会わない選択もアリだと思う。

こんなことを会う日の朝に告げて言うのもなんだけど、私は寿クンに会いたいよ。

 

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Photo by Paul Berthelon Bravo on Unsplash 

朝5時。

 

言いたいことは言えた。

繰り返し何度も言ってきた事だけど、文章にして証跡を残すことで、今までの聞き入れてもらえない虚しさからは解放された。私が寿クンを愛してる事と、私が私を大事にすることは同時並行で出来るはず。どっちかの我慢で成り立つ関係ならいらない。

だから後は、寿クンの返事次第。

 

【続く】

 

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セックス三昧じゃ嫌なの①

そもそもの原因は、初夏からずっとホテルに籠るデートしかしてないこと。

最初はたまたま雨予報でどこに出かけるにも不便だから、寿クンに『ちょっと良いホテルのデイユースでゆっくりするのはどうかな』って私から提案した。その後は真夏になって暑くてとても歩き回れないから、同じエリアの別のホテルのデイユース。寿クンと私がちょうど電車で待ち合わせられるベイサイドには、ちょっと良いホテルがたくさんあるから、まるでスタンプラリーみたいにデイユース使いするようになって。

 

温泉があったりプールやジムがあったり、それなりにホテルステイも楽しかったし、お互いお酒が好きだから電車で待ち合わせできるのも良かったし、何より真夏はエアコンの効いた個室で、海を眺めながらまったりできるって最高と思ってた。だけど「涼しくなったらお出かけしようね」「また登山行こうね」「水族館も宣言明けたら行きたいね」などと、私としては秋のプランはもっとアクティブなデートにするつもりだったし、それは寿クンも同意だと思ってた。

 

私がどうしてお籠りだけじゃ嫌なのか、それは元彼が極度に人に観られることを恐れるタイプで、朝9時に待ち合わせてそのままホテルに入り、夕方5時まで一歩も外に出ない付き合い方だったのが少々トラウマになっていることと、好きな男とは同じ感動や体験をして、日々それを反芻していたいと常々思ってるから。それは彼氏にもシマリス君にも寿クンにも、付き合う初めに必ず話した。

 

「だから私とは、ちゃんとデートしてね。たまにはお籠りでも良いけど、私はただホテルだけに行く関係は嫌なの」

 

だいたい付き合い初めには私が諸条件を出すけど(その条件はその時々と男によって微妙に違う)デートのプランについては全員必ず告げている。約束をしっかり果たすタイプの彼氏はそれを忠実に守ってくれていて、だいたい食事や買い物を一緒にしてからホテルに行く流れ。たまに私の車でドライブすることもある。シマリス君は元々どこか少し遠いところに泊りに行くのが好きだし、寿クンも最初は色々デートのプランを考えてくれてたんだけど。

9月に入ってもまだ暑いし、寿クンはデイユースのお籠りデートを気に入ってるから9月は仕方ないと思ってた。その代わり10月と11月は二人で旅する予定を組んでたから、旅行に行けば嫌でもアクティブに出かけるし、籠ることはないと思ってた。

 

私は子無しのフリーランスなので、一般的な同年代女性の、子供がいる人や会社勤めしてる人より自由な時間は作れると思うけれど、人脈がビジネスに繋がるから日々は忙しい。そのうえ趣味も社交も男も多くて、スケジュールは割と詰まってる。仕事関係の予定や私の男達とのデートとは別に、プラトニックなボーイフレンドや飲み友達、女友達とのアポも入れると、毎月調整がけっこう大変。しかも冬はウィンタースポーツに本気で取り組んでるので、シーズン中はかなり家を空けて山に籠る。そんな私が毎回やりくりして頻繁に会いたがる寿クンとのデートの時間を捻出してるのに、そのデートが充実していないことに私は少し前から不満を抱えてた。

そして忙しい私に、寿クンはいつも拗ねる。本人は無自覚なのかもしれないけれど、私にはわかる。結局、私が彼の居ない場所で楽しんでいることが嫌なのだ。だから私が忙しい時に限ってどうでもいいLINEを送ってきたり、電話で話したいと言い出したり、会えなくて淋しいとか、先の予定が決まらないと不安とか言い出す。

 

私は男を全力で愛したい。男の願いを叶えてあげたい。だから出来るだけ寿クンの気持ちに応えてきた。ただ男の願いを叶えてあげる事と私が我慢することは違うから、私のしたい事はするし、してほしい事は会う度言い続けてきた。デイユースにしてもそう。

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涼しくなったらどこかに行きたい。もっと寿クンと同じ体験や感動をしたいな。

旅行もあるし、色々楽しみだね。

 

このセリフ、何度言ったかわからない程に伝え続けた。その度寿クンも『うん、そうだね』とか『行こうね』とか言ってたけど、結果的には何にも聞いてなかったんだと思う。

2度の旅行の予定がどちらも寿クンの不運でキャンセルになり、そのうち1度目の予定はリスケしたにも関わらず、それも重なる不運でダメになった。秋に旅行を2度計画したのは寿クンの事情もあるけど、冬は私がすごく忙しいからって事情もあったので、私にとっても残念な結果ではある。

 

それとは別に10月のデート予定の日、2回約束した2回ともホテルのデイユースを予約したってLINEが来て。

なんだかそれで、私の中の何かが崩れた。ずっと訴え続けてた事を受け入れてもらえてなかったのは根本的にお互いの望みが違うんじゃないのかと思い始めて、すごく惨めで淋しい気持ちになった。こんなに頑張った、でも報われなかった、何も伝わっていなかった。

 

これから冬になるとりーちゃんのシーズンが始まるから、先の予定が立たないし、寂しくなる。

 

私は今までも、寿クンとの時間を作って来たし、これからも作るよ

 

本当に?安心した!

 

ホントウニ?アンシンシタ!

プツン…私の堪忍袋が切れた音。

 

信用無いね、わたし

 

信じてる、大丈夫だよ

 

え、何が大丈夫なの。信じてる人に疑うような事言わないよね?

‘‘本当に?安心した‘‘って、不安で信じられなかったってことじゃん。

いや、寿クンは信じる信じないってレベルじゃない。単に自分を優先してもらえないことに不満があるんだと思うし、そうゆう愛情の測り方をしてる、きっと無意識に。それならもっと暇でカマチョの女と付き合えばいい。私は暇じゃない。だけど寿クンとの時間をすごく頑張って捻出してきた。

愛とは言葉ではなく行動、私の行動を信じられないならもういらない。私はこれ以上は頑張れないし、頑張った結果私の欲しい結果を手に入れられてない今、私達が続けていく意味は見出せない。楽しくない不倫なんかいらない。身体の付き合いだけならセフレで充分、彼が私の恋人で在る必要はない。

 

その後、寿クンが謝って来たから普通に話してたけど、私の心は霧の中。

どんなに好きな男でも、自分が辛いならその不倫はいらないものと決めているから、もしも寿クンが何も気づかなければ、私は容赦なく捨てる。その覚悟を決めていた。

 

【続く】

 

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