人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

ぶりっ子

3週間会わなかった後に2日続けて濃厚なデートをしたせいで、今週はずっと宮迫クンの事を考えている。多分今週は会わない(事情はわかってる)のに、LINEが来る度デートのお誘いを期待しちゃうし、明日の夜の予定をなかなか入れられない。

 

私らしくない。それほどこの前の宮迫クンは、可愛くて私のハートを鷲掴みにされた気分。まぁそんなこと言ってても、週末にMクンと会えばMクンのモードに入っちゃうんだろうけど。

宮迫クンとは、秋で2年経つのにジワジワと好きが増している。元々身体の相性は良かったけれど、普通のリーマンとは話が合わないと思ってた。だけど身体の相性が良すぎて、抱き合う度に更に良くなって、そうして身体が心を近づけた。

身体が良くて心が近づくと、何ていうか何でも赦せてしまって全てが加点に感じるから怖い。そもそも身体が合うから、デートだってどこにも行かないでずっとベッドでいたいし誰にも邪魔されたくない。それなのに宮迫クンが外でのデートを提案したり、旅行に誘ってくれたりするから、どれだけ私を彼女扱いしてくれてるんだろうと感動さえする。

これが寿クンなら、待ち合わせして即ホテルのデートプランが続くと、めっちゃ不満でキレたことすらあるのに…寿クンのSEXがダメなんじゃない、宮迫クンとが良すぎるだけなのにね。私も酷い女だなぁとつくづく思う。

宮迫クンと一緒にいる私は、かなりぶりっ子、どうしてそんな振る舞いをしてるのか私にもわからない。ただ私には元々、男に合わせて自分を演出する癖があり、それで自然に宮迫クンの望むキャラを演出してるんだと思う。だけど私にとってはそれは、多面的な私の、どの側面を相手に見せるかを選択してるだけ。嘘をついてる訳じゃないと最近気づいた。

宮迫クンに見せてる私は紛れもなく私の一部分で、恐らく宮迫クンが望むスタイル。少しだけ演出して自分を表現してるだけ。でも自分でもすごく可愛いフリしてるよなぁって思う。そして咄嗟に宮迫クンの望む私に成れることも、自分でも驚く。

ただ、嘘は言えないって事にも気付いた。

 

「俺と会わなかった間、寂しかった?」

 

ここは、うん寂しかった、と答えるのがベターだろう。だけど思い出すことはあっても寂しくはなかったので

 

「んー・・・」

 

と返事をする。

 

「んーって」

 

「うふふ、宮迫クンは寂しかった?」

 

多分宮迫クンは私が恥ずかしがってると思ってる。それで良し、嘘はついてない。

 

「そりゃ寂しかったよ。でもここでじゅりちゃんと会ったら、ほんと俺、仕事出来なくなるなって思ってたし」

 

「ホント?嬉しい。私も宮迫クンのこと思い出してたよ。今頃プレゼンの資料出来たのかなぁとか、お仕事の邪魔しちゃダメだなって。そしたら宮迫クンからLINE来て、めっちゃ以心伝心って気がしたんだぁ♡嬉しかったー」

 

「今も嬉しい?」

 

「うん、すごぉく嬉しいよ。宮迫クン、ありがとう」

 

満足気な宮迫クンに抱きしめられてキスされる。

そして思う、やっぱり宮迫クンはぶりっ子キャラ好きなんだなぁ。そして私は期待に応えるイイ子。ロープレってこんな感じなのかな。思えば私はいつでも相手の期待に応える女だ。自我も強いし自己主張も強い。だけど結局、相手の望む通りにしてあげたい。

女って皆そうなのかな。私の中には強い男性性の気質と、生まれ持った女の性が混在していて自分でもよくわからない。そうして無意識に見せる自分を決めていることも、時々多重人格か、演技性パーソナリティ障害なのかもしれないと思う。

 

まぁ何でも良いんだけど。

宮迫クンと一緒の時間のぶりっ子な自分は、嫌いじゃない。

他の男にはそうは振る舞わない子供みたいな私は、その時だけは彼の娘になった気分でとても安心感があるし、甘える私を見てる宮迫クンの得意そうな顔は、私の好きな顔だ。

そうか、私は宮迫クンの、あの顔を見たくてぶりっ子になるのかもしれない。相手を満たすふりをして自分を満たしてる。それならそれも良し、そしてまたあの顔を見たい。

 

宮迫クンと会えるのは来週かなぁ。

・・・

 

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