人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

ナンパ師29歳①

自慢ではないが、私は割とナンパされる。多分遠目には若く見える(体型と服装)と、元々他人に話しかけられやすい隙があるのだろう。ナンパに限らず、道を尋ねられたり、変な勧誘やアンケートを頼まれたり、知らない人に手に持っているもの(どこかのお店の袋やお土産品)について話しかけられたりする。老若男女問わずだ。

 

それは確か4月の終わりだったか5月、酔っ払って声をかけてきた中年二人組を無視して通り過ぎたら、めっちゃ絡まれて追われ、小走りで逃げてた時に、別の男がさり気なく横に並んで小走りしながら

 

「大丈夫?こっちだよ」

 

と、私を追手からビルの合間に逃がしてくれた。見知らぬ路地を抜けて、自分がどこにいるのかわからないし終電も近かったので、そのまま近くの駅まで送ってもらい、無事に帰れるか心配だからと言われてLINEを交換した。その人はすっごく変な服装で、黒いシャツにハーフパンツ、足元は革靴で、夜なのに真っ黒なサングラスをしてた若い男。だけど変な人ではない、多分。

流れ的にも時間的にもLINE交換しちゃって、なんか上手く乗せられちゃたな、あの追手とグルなのかもしれなかったな、など思いながらも、電車に乗ったらその人からLINEが来て、私も無事に帰宅した旨お知らせした。それから暫くは、ごく稀にLINEが来て、暇つぶしみたいに少し話してた。どうも追手とグルではないみたい?たまたま偶然、私を助けてくれたみたい?どうゆう真意で時々LINE来るのかはわからないけど、機会があればお礼がしたいとは思ってた。あのまま終電逃したら朝まで逃げ回ってたかもしれないし。

 

ある日突然

 

〇日の夜って空いてない?ご飯行かない?

 

とLINE。これがどうゆう真意なのかは不明だけど、とりあえず承諾。あのナンパからすでに2か月経過。ホントに会えるのかなと思いつつ、これも何かのご縁だしと出かけてみる。待ち合わせ場所に、前と同じくおかしな服装で現れた。

 

「少し歩くけど良い?」

 

と言われて先をずんずん歩くナンパ師。このままラブホ前だったら速攻で逃げよう…それともやっぱり仲間がいて、どっか廃墟に連れ込まれるとか?いやまだ明るいし、大声出せば大丈夫かな、など色々考える。

が、着いたのは綺麗なビルの中の居酒屋。土佐料理のお店らしい。

 

「予約した〇〇ですけど」

 

と店員に声をかけて席に案内される。

え、予約してくれてたんだ?意外。

 

「ねぇ、高知の出身とか?」

 

「なんで」

 

「土佐料理のお店だから」

 

「ああそうだよ。いや嘘」

 

「どっちよ?」

 

私がお肉をあまり食べず魚好きだからって事で、土佐料理にしたらしい。色々疑ってごめん、結構いいやつかも。

それから2時間位、軽く飲みながら話した。全然素性も知らないから、まずは仕事や住まいとか出身地とか。

肌艶が良いから若いとは思ってたけど、29歳(まだ20代!)だった。私はもちろん実年齢は告げてない。彼はウォーキングが趣味で、夜中に街を歩くのが好きらしく、歩いてたら変な走り方で(と彼が言う)逃げてる風の女性がいたので気になって伴走してみたのが、私との出会いらしい。そして絶賛婚活中らしい。

 

「婚活中なのに、年上で旦那持ちの私と食事なんてしていていいの?」

 

「年齢は関係ないでしょ、石田ゆり子みたいな50代なら全然結婚する、60代は応相談」

 

「いや年齢はともかく、私結婚してるし」

 

「それは今日知ったから」

 

「じゃあ、良さそうな人がいたら紹介してあげよう」

 

「ぜひお願いします」

 

「いたらね」

 

そんな感じで、次は無いだろうと思いつつ和やかに歓談して、食事を終えた。

彼が席を立ってる間に私がお会計。これは窮地を救ってくれたお礼。まぁ20代と割り勘もカッコ悪いしな、私が。

 

帰り際

 

「8月誕生日って言ったよね。また会おうよ、今度はご馳走するから」

 

って言われて、ありがとう社交辞令って返事してバイバイ。

もう二度と会わないんだろうけど、ギリは果たせてよかった・・と思ってた。

なのにまたこのナンパ師と会う事になった。

 

続く。

 

・・・

 

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