いつ終わっても - 人妻の気紛れで自堕落な生活

今年は恋愛体力の劣化を感じてる。

私はずっと、40過ぎても50になっても60でも、きっと変わらず恋し続けて、狩人やっていくと思ってた。いつでも新しい日の自分が大好きで、年を重ねる事は怖くないと思ってた。でもね、そう思ってても実際年を取ると色々違う。去年の勢いも根性も無いし、欲も無い。情熱的でギラギラしてた私ではなくなってるのがわかる。加齢に恐怖も感じてる。

丁度更年期世代、去年までは不安定な生理に悩まされてきたけど、今年は閉経なのかもしれないと毎度思うし、生理が来ると安心もする。若い頃から不正出血が多くて、３年位前は止まらなくなって偽閉経したほどなのに、今じゃ生理でホッとするってこの心境、なってみないと分からないよね。あれほど憎くて終わってほしかったのに。

私はミニピル服用中なので（ミニピルとは、一般的なピルとは違ってエストロゲンを含まない。日本では自費だけど、授乳中でも喫煙者でも５０代でも飲めて副作用が少ない。こんなに良いのに日本ではマイナーなのが勿体ないよね。経口なのでいつでも止められるからミレーナより手軽だし）大きな更年期障害というのは起きないのだけど、それでも年齢の数字から来るメンタルの影響は大きい。今年は軽くバースデー鬱だった。

彼氏と付き合い始めて２年を過ぎて、ある日彼氏とLINEをしていて『ああ、もう彼とはいつ終わっても後悔しないなぁ‥』と心の底からそう感じた。もちろん別れる気は今は無いし、これからも彼が飽きるまでは続くと思う。この２年全力で愛してきたし、彼を支えたと思う。寡黙な人だし愚痴も零さないけど、彼氏にとって私が心の拠り所であったことは自惚れではないはずだ。刹那の気晴らしだとしても、私のこの２年の功績は大きいと自分でも思う。不倫は社会的には悪だけど、そうして他人の伴侶に支えられて潤滑に暮らしていける夫婦って多いと思う。私も彼氏がいるから夫には優しく出来る。好きだから結婚して嫌いだから離婚、そんな簡単ではないのが日本の婚姻制度なのだし、社会なんだから。

彼氏とは、いつ終わっても悔いないと思い始めてる。嫌いとか冷めたとかじゃないし、勿論お別れする気も今はないんだけど。
全力で愛した２年を過ぎて、そしてこんなご時世で、最近大事な人達を次々見送って、なんとなくそう思ってる。このことをブログに書きたいけど、まだモヤモヤしたまま。
— じゅりん (@3venIS1RCaT3IQu) 2021年8月24日

で、なんかブログに書き起こしてみたものの、上手く表現できない、もどかしい。

ただ、こんな気持ち、確か夫にも感じた事がある。ああやり切ったなぁって思い。

ある日洗濯物を干していて、お日様があんまり眩しくて、そうして何故か泣けた日。私は全力で夫を愛したし尽くしてきた自負があった。当時は気難しくて色々と難ありの夫を、私の出来る事全てで守ってきた。あの時、私は夫と、例え死に別れても後悔はないと感じたんだけど、今は彼氏に同じ気持ち。これ何だろう？愛にステージがあるとしたら、大きなステージをクリアした感覚というか。

夫には日常の細々とした愚痴はあれど、大きな不満は無いし、今も変わらず愛してる。いや、愛し方は変わってるのかもしれない。あの眩しいお日様を見るまでは、一生懸命私の愛を広げて夫を包もうとしてきた。だけどあのお日様以降、私は包むのを止めたんだ。少し離れた場所で、ただ見守るというスタイル。必要があれば包むことも厭わないけど、もう完全に夫を信じ切って任せようと決めたんだ。

そして今、彼氏に同じ気持ちを重ねてる。ある意味心的分離なのかもしれないし、元々分離してたのに私がくっついていたかっただけかもしれないんだけど。だからこの先は、彼が飽きるまで傍にいる。もういつ終わっても、例え二度と会えなくても、泣くかもしれないけれど後悔はない。

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夫の時はまだ私も若くて、夫が成長していくのを見続けるのが楽しかったし、その夫のサクセスストーリーから、後に私が‘‘アゲマン‘‘と呼ばれるようになって、すごく嬉しかったのを覚えてる。実際夫は紆余曲折ありながらも大きなV字回復を遂げて、今もとっくに引退の年齢だけど現役で稼いでるので我が家は安泰。

嬉しい記憶は再現したくなるので、私が夫から解き放たれて再び恋愛をすることになり、やっぱり私は男を育てたい欲が出たんだろう、無意識だけど。こう振り返ると傲慢だなぁとも思うし、無意識とはいえ作為的な理由で不倫するんだなと苦笑いにもなるけど、当時の自分の動機って、ただ恋がしたかった程度にしか感じてなかったよね。もちろん恋愛は私自身も成長させてくれたから、たくさん恋し続けたい気持ちは今もある。

ただ、彼氏との大きなステージを超えて、ひとつ自分の中の何かが終わって、そこから少しずつ私自身の方向も変わっていくのを感じてる。女性に閉経があるように、私自身の恋愛スタイルもこれから変わっていくのかもしれない。もうギラギラして情熱的で、狙った獲物を絶対落とそうって勢いの私はどうも見当たらない。いや実はずっと分かってた、もうそのステージじゃないんだよってこと。

だから今年の狩りは全然上手く行かないし、何となく自分でもそれで良しと思ってるところはあって、私はずっと、男を育てる事は私のライフワークだと思ってたけど、もう趣味程度の位置づけにしたほうが良いのかもしれない。現役子育ての時代を過ぎて、たまに孫の面倒を見る祖母みたいな位置づけ？なんか例えがイマイチだけど。

そうは言っても、老いらくの恋みたいな、生涯最後となる恋をしてみたいってまだ足掻くんだけどね…本当に懲りない女よ、私って。

墓場に近き　老いらくの　恋は怖るる　何ものもなし　/　川田　順

この心境、私も辿りつきたい！だから気持ちは矛盾と葛藤。

静かに役割の変化を受け入れたい気持ちと、最後の火種を燃やし尽くしたい欲！
まぁこんなこと言ってるから、まだ狩りを止められないんだけどね…川田順の老いらくの恋は68歳、まだまだ年齢的にも、私の猶予はある訳よね。でももう、恋愛現役引退でもいいのかな、と思ったり思わなかったり。

薄々気付いてはいたけど、私もしかして、もう男はいらないんじゃ…と感じてる。だからって今の男達を捨てる気はないけど。
— じゅりん (@3venIS1RCaT3IQu) 2021年8月26日

彼氏も育ってきたたことだし、これからは男を育てる愛し方は寿ｸﾝだけにする。恋愛体力が弱ってるから、もう何人も育てきれないよ。そして私を包んでくれる男も欲しい（あ、だからまだ狩りも引退できないのかも）

色々整理して、自分の気持ちをちゃんと聞いておかないと、こんなことも引き寄せてしまった💦↓

ご新規とランチの予定だったけど待ち合わせ場所に当人らしい人がいなくてウロウロしてたら、写真と別人に声かけられて、思わず人違いのふりして逃げた💦
そして一人で飲んでる←イマココ
めっちゃ良いスペインバルでこっそりお酒もオーダーできて、つまみを多めにサービスされて至福♥️一人サイコー😍
— じゅりん (@3venIS1RCaT3IQu) 2021年8月25日

これほんと、私が適当に暇つぶし気分で約束したからこうなったんだよなぁ。ほんと反省！ちゃんと自分の望みを明確に引き寄せなくちゃね。これからは、恋愛をもっと軽く、自分が労わられる優しい趣味みたいな位置づけにしていきたい。そうしてもしも、老いらくの恋みたいなマジ沼に堕ちることがあれば、それはそれで楽しそう♡

ってか沼！はよこい！

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