人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

モヤモヤデート②

なんとなく楽しいけどスッキリしない、寿クンとのモヤモヤデート。

私の目標は寿クンからの告白。この続き↓

 

jurinrin.hatenadiary.com

 



次の神社までまたドライブ。ここまでほぼ、寿クンが立てたタイムスケジュール通り。

寿クン的には余裕ある時間割なんだと思うけど、私が思い切りイレギュラーな事をするから(お守りご祈祷したり、知らない人と喋り込んだり)何となく辻褄が合ってしまった。

これじゃあ、試乗タイムも作れない自業自得(苦笑)

だけどどうせ寿クンは、今日は試乗に誘う勇気もないんだろう。小心者は嫌いだけど仕方ない。何故か私、割と気の小さい人とばかりお付き合いしてる気がする(気が大きいのは夫だけ)

 

道路は空いてるし空は晴れてるし、車の調子も良いし運転も楽しい。

時々寿クンが、復習みたいに私の好きな事や今まで乗ってた車やバイク、元家族の構成などを尋ねてくる。

 

「じゅりちゃんはお蕎麦好きだけど、コーヒーも結構好きだよね。一日何倍くらい飲むの?他に好きな食べ物はあるの?お肉はあまり食べないって言ってたよね?」

 

みたいな会話。

私の事をひとつずつ知りたいんだろうなぁって思うと可愛いと思うし、メンドクサイとも感じる。星野クンは、もっとさり気なく聞き出してくれるから楽なんだけどなぁ。

帯に短し襷に流し。どれもちょっと長くてちょっと足りない。まぁそんなもんだよね。そうゆうのを含めて許せる程、好きになっちゃうわけだし。

 

次の神社は大きくて有名な所だったけど、駐車場は待つ程人が来ていた。

緊急事態宣言再発令だけど他県だから関係ないのか(笑)

 

割と寿クンのテリトリー寄りのこの神社、寿クン自身は本当に出かけない人みたいで、かなり久々に来たらしくとても感動していた。1月の週末だからなのか出店も沢山出ていてお祭りみたい。お腹空いてたら買い食いして歩くのも楽しそう。

 

歩き始めた寿クンに、そっと腕を組んでみる。

 

「え?」

 

「嫌だった?」

 

「いや、嬉しい。ありがとう」

 

ちょっと顔を赤らめてソッポ向いて早歩きしちゃうとこは、ほんと慣れてないよね。

そこは組んでる腕を解いて恋人繋ぎするとこだと思うんだけどなー初々しいと言うか。

二人で並んで参拝して、おみくじを引く。

 

私は大吉、寿クンは小吉。

 

「ほら、『待ち人来る』って書いてあるし」

 

と得意満面な寿クン。

 

「ふぅん、これから来るのかな?アナタの待ち人」

 

と何気なく塩対応の私(笑)

焦ってるのが可愛い。

 

要石にもお参りしようって神社の裏の方に向かう。

表参道はあんなに賑やかなのに、こちら側はずーっと人影はない。ここキスするタイミングだけど、まぁ無いよね。そうゆう勇気ある人じゃないだろうな。

彼氏は初めて会った日の駅のホームで、突然私を引き寄せてキスしたんだけど。そうゆうドラマチックな展開をこの人に期待しても無理よね。わかってるけど少し残念。

 

その後、近くのカフェでお茶タイム。

自家焙煎と手作り団子のお店で、コーヒーもお団子もとても美味しかった。寿クンのリサーチ優秀♡

他愛ない話をずーっとしてるんだけど、それが苦痛では無く楽しいと思える。

だからつい、私も査定が甘くなっちゃうところもある。

 

でも。

大人だから不倫だから。

セックスありきで恋をしてきたし、それが当然と思ってた。もちろん今もそれに異論はない。だけどそう遠くない将来、こうゆう付き合い方の男性も悪くないのかもなぁって思う。ボーイフレンドでもなく友達でもない。心は惹かれてるけど時々会ってお茶して、気持ちを確かめ合ってバイバイするような。

女性が『ホテルばっかり』とか『プラトニックなデートもしたい』とか言うけど、私にはそれは分からなかった。会えば抱き合いたくなるし、それ以上のスキンシップはないから、抱き合えるなら抱き合いたい、そう思ってきた。だからって心がおざなりになってるとは思わないし、身体目当てにされてるとも思わない。むしろ身体目当てって上等じゃん、それも魅力じゃんって思ってた。

 

だけど、どっちでもいいのかもしれないね。

セックスはお互いを知るツールなだけで、別のツールで繋がる事も選択肢に入れても良いのかもしれないよね。もちろん健康で性欲があるうちは、セックスありきの恋愛をし続けたいんだけど、セックス無しでも恋できればそれもあり。逆に心がそれなりでもセックスがプレイとして楽しめるってのもアリか。私はそこは上手く出来ないけど。

夫の心境は、こうゆうことだったのかもしれないなぁ…と、今更ながらセックス卒業宣言をした夫の事を思い出す。

あの頃の私は、まだ若くてセックスしない=もう愛はないと感じてた。頭でどんだけ違うって思っても、身体はまだ男を欲するし、それ与えられるべき正当なパートナーから、与えてもらえない屈辱のほうが遥かに大きかった。1人じゃセックスにならないから、無力感とか悲しさもあるのかもしれないね。

 

もしも寿クンが不能だったら、私はそれを受け入れることができるのかな。

今ならそれもありかもしれない、など考える。いやわかんないけど。

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Photo by Alin Luna on Unsplash

何となく愛とセックスについてボンヤリ考えながら、時間になったので帰路に向かうことに。帰りは寿クンに運転をお願いした。きっと運転したいハズなのだけど遠慮してるから無理矢理頼む。案の定、運転席に座った途端に嬉しそう。

 

帰り道、高速が安定してる時に、私が切り出した。

 

「ねぇ私、寿クンが何を感じてるかよくわからない。私と一緒にいて楽しい?」

 

「もちろん楽しい。じゃなきゃ会いに来ないよ」

 

そんなことは分かってる。

その一歩先の答えが欲しい。

 

「だって、純粋にお出かけ楽しんでるでしょ。別に私とじゃなくても楽しいでしょ」

 

「そんなこと…僕は未だに信じられない気がして。今まで恋愛って追いかける方で…いや今も追いかける方なんだけど、何というか、じゅりちゃん美人だし、モテるだろうし、僕でいいのかなぁとか…」

 

またこの話。いつもここで滞る。

もうドッキリでも何でも良いって言ったじゃん!かるくキレ気味な私。

 

「モテるのは否定しません。ご飯食べる程度の男友達はいるし」

 

「…そうなんだ…」

 

「お出かけだって別に男友達としても楽しいけど、その友達とどうにかなりたいかって言われるとちょっと違うし」

 

「うん」

 

「寿クンのことは、前にも言ったけど全く何も期待してなかったし、今も顔は好みじゃないと思うけど、なんだかわからないけど、会った瞬間いいなって思ったの」

 

「言ってたよね」

 

「それじゃダメなの?」

 

「ダメじゃない」

 

「でも100%気持ちが固まってる訳じゃない。寿クンがこのまま煮え切らなかったら、他の出会いも考える」

 

「え!」

 

「いい大人同士だし、私のオンナの時間は無駄遣いしたくないの。言ったでしょう?うちは夫も認めてるので、私はちゃんとお付き合いできる人が欲しいの。もしかしたら人生最後の恋になるかもしれないの。このまま寿クンが煮え切らない態度なら、私も考えるから」

 

「…僕は、じゅりちゃんと一緒にいて楽しい。きっとじゅりちゃんが想像するよりずっと、僕はどこにも出かけない生活で、仕事と実家の手伝いしかしてなくて。だからこうしてじゅりちゃんと会えて、明日も頑張ろうって思えるんだよ」

 

「それで?」

 

「それで…だから次のデートも楽しみだなって」

 

「そうですね」

 

「そうですねって…ねぇじゅりちゃん…」

 

「そういえばね、次の待ち合わせだけど…」

 

これ以上責めても何の解決にもならないので、別の話題にして終了。

少しずつ日が暮れる。

 

「もう夕方になるね、なんだか一日があっという間」

 

「楽しいからだよね、もっとずっと一緒にいたいけど、じゅりんちゃんを帰さなきゃ…」

 

待ち合わせた駐車場に到着して、寿クンの車のそばに停車。

やっとそっと手を繋がれる。

いいムード、そのままキスされて告白されたい。

 

「ねぇ寿クン、ちゃんと私を繋ぎ止めて。私、そろそろ気付いてると思うけどけっこう短気なの。諦めも早いの」

 

「うん、僕は…もっとずっと一緒にいたいし、また会いたいと思ってる」

 

「うん」

 

「僕で良いのか迷ってもいる」

 

「うん」

 

「だけど…じゅりちゃんが好きだよ」

 

「うん」

 

「大好きだよ!」←かなり力強く

 

「嬉しい。私も好きよ」

 

よっしゃーきょうの目標クリア!!!心でガッツポーズ(笑)

あとはきっと、寿クンはキスするタイミングをうかがってるハズなので、それなりに隙を作ってあげれば良し。

ちょっと肩に頭を乗せて、上目遣いで見上げてみる。

ついでにさり気なくマスクも外す(笑)

これ、意味わかってるよね?これでわかんなかったら本当に捨てるけど!

 

「今ね、すごく幸せ」

 

「じゃあ、キスしよ」

 

両手で肩を持たれて、向き合ってそのまま軽くキス。

一度顔を離しつつ、何気なくお互いにもう一度キス。

再度顔を離す時に

 

「いやぁ、ホントに美人だ…」

 

と繁々と言う寿クン。

なんか私の顔にハマる人ってこうなるんだよね(笑)

美人じゃないけどね。

 

「大事にしたい。時間をかけてじゅりちゃんを知りたいよ。いいね?」

 

え、時間かけじゃダメじゃん!

って言いたかったけど、なんか照れてしまってコクリと頷いた。

私も柄にもなく少女モード(笑)

 

その後、しょっちゅう趣味で山にこもる私が心配だからってあったかい靴下をくれた。

 

「ラッピングのサイズ間違えてちょっと小さいけど」

 

って照れてる寿クン。確かに袋パンパンになってる(笑)

このラッピングも自分でしたのかと思うと、更にかわいく思える。

ってか私、実は室内は素足派なんだけど…趣味活動の時は専用ソックスだし。まぁ気持ちは有難くいただいて

 

「えー嬉しい~早く履きたい!ありがとう♡」

 

とやや大袈裟に喜んだ。嬉しいのは本当だしね。

 

お互いの車に乗り込んで、バイバイまたねって手を振って。

ちょっと切なくてキュンとした♡

でも早く試乗はしたい。プラトニックで100%好きになることは、私には無い!

 

じゅりんの気持ち、本気度は60%!

 

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シマリス君や星野クンと出会ったのは出会い系!コロナ禍の狩人ライフには欠かせないサイト。女性は無料で使えるよ。サイト内で日記も更新してます(私を探せるかなぁ)

  ちなみに寿クンとも出会い系で知り合った!こんな真面目な人もいるんだね(笑)

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