人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

カレノトラウマ➂

愛について強いトラウマを持つと、人は三つの対処から無意識に選択して行動する。

一つは、その傷を埋める相手を探す人。例えば愛情をかけられないで育った人が、自分と同じかそれ以上に愛情をかけられなかった異性に尽くして自分の存在価値を高める。共依存はまさしくコレ(私は共依存について反対意見ではない)

二つ目は、 愛から遠ざかり殻に閉じこもる。やや攻撃的になる人もいる。正義感が強すぎる(モラハラも含む)のもこのタイプなのかなぁって思うけど、ちゃんとエビデンス調べてないから私の経験上のサンプルから思うだけ。べき論者。

三つ目は、愛を乞うて過去を乗り越えようとする人。過去と同じように愛を見せない人に惹かれ、同じ恋愛劇を繰り返す。どこかでそのストーリーが変わる事を望んでるけど、変え方がわからない。

 

私は三番目だった。正確には全ての要素は含んでるとは思うけど、強く出てたのは三番目。そして多分、寿クンも三番目。だから自分でも‘‘追いかけるタイプ‘‘だと言ってる。手に入らないのがデフォルトになってるから、手に入る愛をどう受け止めて良いのかわからないみたい。彼の性格で共依存の方向へ進まなかったことこそが、彼の傷の深さを感じてならない。

 

セックスにもトラウマは反映されると思う。セックスのトラウマが起こす作用自体は嫌いじゃない。私は若い頃、自分の商品価値をセックスに求めてたところがあったと思う。寿クンは真逆で、セックスというコミュニケーションが自分には相応しくないと思ってる節がある。

 

 寿クンと旅行、この続き↓

jurinrin.hatenadiary.com

 

さて旅の話。

和食か洋食、ホテルの夕食をどっちにするか、寿クンは1か月悩んで当日まで決められなかった(本当に優柔不断!)洋食マナーがわからないと言うので、お箸の和食のほうがいいんじゃないと言ったけど、お昼にステーキ食べたので気分的にも和食。田舎旅館の雑な懐石料理を想像してたんだけど、思いのほかちゃんとしたホテルで、ちゃんとした懐石料理だった。一応食事用にワンピースとそれに合わせたサンダルを持参していてよかった。事前に寿クンには服装の相談をされていたので、襟付きのシャツとジーンズじゃない長ズボンを持参するように言っておいたのも良かった。

 

地元のワインと前菜で乾杯。和食と洋食で決められなかったのは、どうもワインを飲みたかったらしい、ワインだから洋食?と考えてたみたい。それも私がワインが好きだからって理由。もう自分の意思はないのか?って程に私の事だけ考えてる。せっかくお気遣いいただいたので、和食に合う地元のワインをお願いした。ウェイターがワインクーラーに入ったボトルをサーヴしてくれるんだけど、注がれる度に寿クンが、緊張しながら何度もお礼を言うから笑っちゃった。

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お酒を飲むと、私の勘はかなり良くなる。ほろ酔い位が一番良い。一度抱き合って眠って気持ちにも余裕があるから、余計に色んなことにセンサーが効くみたい。何故か急に思いつくことがあったので、そのまま寿クンに尋ねてみる。

 

「ねぇ、もしかして寿クンは奥さんが初めての人だったの?」

 

確か寿クンが20歳の時に奥さんと知り合った、7年付き合って結婚したと聞いている。

 

「うん、そうだよ」

 

やっぱり!その後浮気らしい浮気はしたことがないハズ。男同士の付き合いで風俗に行ったことが2回あって、それも本番では無かったと聞いた。って事は、童貞を奪ったのが妻で、不倫童貞を奪ったのは私。女としては私と奥さん以外、殆ど知らないってことになる。

お酒の勢いを借りて、ズケズケとさらに突っ込む。

 

「もしかして、奥さんはその…あまり好きではないほうなのかな、アレが」

 

「うん、生理痛が酷いというか、その前後も辛いみたいで…元々あまり好きではないんだと思う。でも俺、手繋ぎで充分幸せだったからさ、それでも良かったんだけどね。それに…彼女は痛がるから、元々子作りのためって感じではあったよ。その意味では俺はあまり満たされてなかったのかな」

 

それだ!幼い頃の記憶だけじゃなかった、寿クンのトラウマ。やっぱりここにもあった。

寿クンが性に対してオドオドしてるのも腑に落ちた。確かにセックスの最中も、痛くないか寒くないかと、いつも何度も訊ねられる。私の反応にとても敏感な理由も納得。それに寿クンのサイズは太くはないが長いので、確かに浅い女性だと痛いのかもしれない。こればかりは凹凸の問題だから仕方ない所もあるよね。割と万能な私の器でも、体位によっては痛みを感じることがある(自分の身体を熟知してるから自分で動いて解消できるけど)

失礼な言い方だけど、やや不感気味な妻しか知らなかった人が、性に奔放な床上手(と自分で言うけど)に出会えば、そりゃあビックリしただろうなぁ。恐らくAVの世界でしか女性がイクのも、潮を吹くのも見たことも無かっただろう。そりゃ私に溺れるよね。

いつもいつも『自分に自信がない』と言ってる寿クン、そりゃ性的に満足に受け入れられた経験が無ければ、男は自信を持てないだろう。自分の身を清潔に整え、長い時間をかけて私に尽くすことで自分の価値を創り出そうとする。そんなことしなくても充分に私に愛されてるのに。

 

寿クンは自分でも『世間知らず』と言うけど、本当に素朴で何も知らない。懐石料理も初めて食べるものばかりと、料理が変わる度に感激してる。きっと異性も多くは知らないとは思ってたけど、まさか私が二人目とは。

初めての相手である奥さんとの間で、セックスが良いコミュニケーションでは無かった彼は、きっとたくさん自分を責めてきた。自分が好きな人を痛めてしまうセックスなんて、好きなら尚更嫌になってしまいそう。それでも男は溜まるモノは溜まるし受け入れてもらいたい性。それは欲だけじゃなく、身体で受け入れてもらうことで安心したり癒されたりする生き物だから、そこを拒絶されるとすごく辛いと思う。勿論女性だってセックスレスは辛いんだけど、どっちが社会的に影響するかって考えると、男性がレスられてるほうが影響は大きい気がする。それほど男性が女性から享受する影響は大きい。欲の処理だけじゃないことはよくわかってる。結局男は女の股から生まれるんだしね(女って偉大)*ちなみに男性がレスるケースってのは、またちょっと根本的には違う問題だと思うので別の機会にブログかけたら良いな。

 

そんな葛藤と矛盾を抱えたまま、20歳から40過ぎるまで生きてきて、そうして現れた私…セックスへのトラウマを抱えたまま、私を抱くのは相当に不安だったに違いない。どこで培われた能力なのかはわからないけど、寿クンは私にシンクロするから、私はいつも自分の分身を抱いてるような不思議な気持ちになる。もしかすると、それは私の中にある性的な古傷と共鳴して、互いのトラウマを昇華しようとする作業なのかもしれない。私は導き出したその答えに自分勝手に納得した。偶然じゃない、心の傷と同じことがセックスでも起きてる。

だったら、私達は飽きるまで抱き合えばいい。どうせ夢みたいな恋だもの。

 

食事を終えて部屋に戻り、再びワインを飲む。酔いが回ってじゃれ合ってると、寿クンが

 

「アレ、なんかヤバい」

 

と言い出した。既に二回戦の準備を身体が勝手に始めたらしい。彼にとっては初めての事、一日に二度セックスしたことがないんだから。そんなに求める自分を、ずっと抑圧してきたはずだから。

キスしながらお互いの身体に触れあって、ワインを飲んで、またキスをする。この時間が好き、このままベッドへ…と思ってたらまた寿クンが

 

「その前にお風呂に行こう」

 

と言い出す。もう絶対抱き合う前は清潔にしないとダメだと思ってるんだろうな。まぁいいけど。そうゆうマイルールも、そのうち少しずつ緩んでくれたらいいなぁ。今はとりあえず従ってあげるけど。

また大浴場に一緒に行って、上がってお部屋に戻って。また飲みなおして抱き合う。今度はいつも通りに長い長い前戯。果てた後は疲れてるのに、またお風呂に行って飲んで、気付いたら寝ちゃってた。

翌朝も起きてすぐお風呂に行って、朝食の後に抱き合った。朝は私がおねだりするような形で、でも寿クンもしっかり準備が出来てて(笑)寿クンも照れながらもノリノリだった。だいぶ自分の欲に忠実になってきたんじゃないのかな?って思う。

 

「俺、腕枕しながら寝ちゃったのも、一日に二度も、朝に致したのも初めて。あ、それと奥さん以外の人と外泊したのも初めて」

 

「初めて総取りだね、私」

 

「そうだね、りーちゃんが全部初めて」

 

「ねぇ、奥さんが初めてで結婚したって事は、失恋はしたことないってこと?」

 

「いや、奥さんには一度フラれて、泣きながら帰ったことがある」

 

「え、フラれた人と寄り戻して結婚したの?」

 

「そうだよね、俺ってそれほどしつこいんだよね」

 

「しつこいってやだな。一途って言って」

 

「そうだね、一途だね。今はりーちゃんだけに」

 

そうだね、私達は飽きるまで、いや飽きても抱き合い続ける。彼の一生分のセックスを私が受け止める。何故だかそんな強い決意。あれ、昨日はプラトニックでも良いと思った瞬間もあったけど…一体どんな決意?

 

私は、寿クンに応えるために現れた。もう彼の気持ちを疑いようもなく受け入れてる。

運命は‘‘運ぶ命‘‘ 

まさしく、私は彼のために運ばれてきたし、それは私の愛したい欲求を叶えてくれたんだ。つくづく寿クンが共依存タイプではなく、乗り越えようとしてくれる人で良かった。きっと本人は無意識だけど・・・

私ができる事は、私の生き方を見せてあげる事、セックスもその一つ。身体を使った大事なコミュニケーションということ、性欲を否定しない事、寿クン自身がまるごと受け入れられる存在ことを、私の身体を通じて伝えたい。セックスを楽しんで、求めあって、快楽を貪り合っていいんだよって、ちゃんと伝わってほしい。

 

ゆっくりと遅めのチェックアウトをして、近くを二人でお散歩してからバイバイ。たくさん観光したし、美味しいものいっぱい食べたし、色んな話もして笑ったけど、強烈な記憶は、主に3度のセックス(笑)結局全てがそこに集約される気がする。

寿クンのトラウマや囚われが解放されて、彼の欲を素直に私に言えるようになってきて、彼だけが追いかける恋じゃなく、愛に近づいて二人の創作になってきたのが嬉しい。そうやってこれからもたくさん抱き合っていく。きっと寿クンは今よりずっとイイ男になっていく。そんな予感。

 

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シマリス君や寿クンと出会ったのは出会い系!コロナ禍の狩人ライフには欠かせないサイト。女性は無料で使えるよ。サイト内で日記も更新してます(私を探せるかなぁ)

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