本日のわたくしは、ちょっと夢見心地です。
少々トリップしてお見苦しい点がございますが、見逃してください♡
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今回はちょっとスピ系の話が出てくるから、お嫌いな人はスルーして下さい、クレームは引き受けないので。
私はアンチスピリチュアルの自称`心理学者‘だし、心理学は`科学‘だから、スピリチュアルとは水と油。だけど私自身はスピリチュアルを否定はしないという、矛盾と葛藤の中で生きてます。だって多くの心理学者が最後に辿り着くのはスピリチュアルなのは、心理学の歴史で証明されてるから。
これは、私の『惚れた弱み』なのかもしれない。
この続きの番外編↓
最初はただのセックスの前戯の、言葉のお遊びだったのかもしれない。それほど本気とは思えない。男の嘘なんか信じない。だって私も嘘つきだから。
だけどその言葉が口から洩れるとき、男の背景にはもっと大きな、言葉にできないやるせない感情を背負っているのかもしれない。
遊びのつもりの言葉の裏には、本音をたくさん隠してる。
夫もそうだったけど、シマリス君も、ずっと変わらずに注がれる愛情を欲してる。母のように穏やかに。
未来永劫な愛なんか無いとわかってるはずなのに、どこかでそれを信じてる。
それは私もそうだから、痛い程気持ちはわかる。
そして何故か、私はずっと愛情を注ぐ女と思われる。本当はただのアバズレビッチなのに。
ホステス時代、常連客が連れて来た仙人のような出で立ちの勘の良い老人に、何も話す前に突然こう言われたことがある。
アンタは慈悲深く愛情が漏れ溢れとる。それらを上手に使えば男が伸びて、下手に使うと自分の身を滅ぼす。ええか、自分の愛を信じなさい、そして注ぎなさい
何を言われてるのか、よくわからなかった。
続けてこうも言われた。
『惚れる』というのは『好き』より『愛してる』よりもっと強い気持ちなんや。アンタはその強い気持ちを持ってる女やから、それちゃんと自覚せな。使いこなすことを覚えなあかん。
わかってないから、その強い気持ちで男も自分も潰してしまったんやで。そのままだと、アンタ身を滅ぼすで
男も自分も潰してしまった、それは身に覚えがあるのでドキリとする。
この時は、実際に潰した男のことまで(何歳で出会い、何歳で別れて、私の仕打ちはこうで、その後私自身はこうなった…という事実何例かを)何も言ってないのに見抜かれて、この仙人の言うことをちゃんと覚えなきゃとメモを取った。
仙人が本当は何を生業にしてる人なのか尋ねたけど、結局教えてもらえなかった。
占い師とか霊能者だったのかなぁ…それ以来、仙人も、仙人を連れてきた常連客も、二度とお店には来なかった。
当時の私はひどいサゲマンだった。男はどんどん破滅する。ホステスの客も、プライベートも。客には『ア〇フル通ってでも私に貢げ』って呪いをかけてたので、そりゃ破滅するだろうけど。
他にも仙人には
「その長い髪を切ってはいけない。勘は感で、長い髪に宿るから」
と言っていた。信じてたわけじゃないけど、何となくその言葉が頭から離れず、私はずっと髪が長いまま。
一度短くしたら、本当になんだか冴えない感じですぐにまた伸ばしたんだけど、それは単に仙人の言葉が、私に刷り込まれてただけかもしれない。
仙人のことを殆ど忘れた頃に、霊能者と言われる人に初めて会った。
その人は女性で、やはり長い髪をしていた。
友達の仲介だったけど、友達は私の名前しか彼女に告げていないと言っていた。何か告げたところで、その友達にも私のプライベートは話していないから、せいぜい生年月日とか家族構成とか、その程度だろうけど。
私の事前情報が何もないままに初めて会い、最初は当たり障りなく仕事の相談をしようと思って、話している途中に話を遮られた。
「あれ、あなた付き合ってる人がいるの?その人のせいで、あなたの仕事が上手く回らない…その人は結婚してるんだね。だけどその人、近い将来に離婚する。あなたには『甘えたい』と思ってる。あなたは彼をとても好きなのね…あなたは甘えさせることが出来る…」
そう言われた。その『甘えさせることが出来る』の続きは、まるで仙人に言われた『アンタは慈悲深く愛情が漏れ溢れとる。それらを上手に使えば…』と同じようなことを言われたんだけど。
当時は今の夫のためにホステス業の仕事を減らしていて、私にとってそれがじわりじわりと苦痛になっていた。仕事は収入だけじゃなく、私のアイデンディディだったから。
ただ、当時、今の夫が離婚するとは、私の中では全く信じられなかった。
何も言ってないのに夫のことや、その他にも私だけが知ってることを、彼女がスラスラと、まるで見てきたことのように話すのは驚いたけど、それにしてもまだ現実的には霊能者という存在を、私が信じ切れていなかった。
その後もこの方には、時々夫も私もお世話になっている。そのお蔭でビジネスがそこそこ上手く行ってると思っている。こればかりはリアリストの私も、恩恵に与っているので信じる一択しかない。
この霊能者が言う‘甘えさせることが出来る‘というのは、ひとつのセンスなのか?
誰でも出来る程度の‘甘え‘ではないところを指しているのは、何となくわかってきた。
少なくとも私は、男に愛を注ぎ育てる役割を持って生まれたということ?
そうしないと身を滅ぼす…脅しみたい。
沖縄では、ユタという地元の霊能者になるべくして生まれた人が、ユタにならない場合、死んでしまうと言われている。なんだかそのことを朧げに思い出したりしていた。
ユタでないけど、与えられた役割を全うするという意味では似てるのかな。
私がシマリス君と結婚することは、かなり現実的ではないし、私も望んではいない。
彼が離婚することは無いだろう、私も夫を看取るまでは夫婦でいる。
だけど。
そうゆう現実的な枠組みのことに囚われず、私がシマリス君に愛を注ぎ育てるということなんだろうか。
その覚悟を私がする?
でもその腹を括ることは、私に逃げ場がなくなりそうで、正直嫌だ。
私にとって恋は娯楽、不倫は遊び、楽しい趣味。
それなのに。
・・・
思考の世界から現実の世界へ。
海沿いの街からホテルに辿り着いて、二人きり。
シマリス君に激しく抱かれて、この瞬間だけは自分に嘘が付けない感覚。
お互いのセックスが前よりわかってきて、今までより更に深い快楽に溺れる。
「俺にハマっとるやん…俺もやで…じゅりん、愛しとるよ」
シマリス君が呟く。応えたいのに声にならない。
私達、もう身体だけで割り切れたら、どれだけ楽な関係なんだろう。
どうしてお互い愛を求めてしまうんだろう。
何度か抱き合った後やっと落ち着いて、シマリス君の肩に頭を乗せて賢者タイム。
私が少し甘えたがりになるのはこの時間。
シマリス君が思いつくまま話してるのを、聞くともなしに聞いていた。
何故か話は、初めて会ったカフェでの私とのこと。
「俺、初めから分かってた。じゅりんは女の顔しとった。俺も何か感じてた。あの時から、俺の事好きやろ?俺もだからわかる」
そんなことは無いと思うけど。
あの時は、私のセンサーが『近づいてはいけない男』と発信してた。
シマリス君は決定打を私に委ねた。『もしもまた会ってもいいと思えるなら、連絡をください』と。
確かに私は、もうあの時から抗えない気持ちに従ってたのかもしれない。
嫌いになる理由を考えて、遠ざけようとしながらも次に会うことを望んでた。
それが刹那の瞬間でも、縁というのは確かに在る。
いつまで続くかわからないけど、シマリス君が飽きるまで、私は彼に愛を注ぐ役を引き受ける。それは明日終わるかもしれないし、もっとずっと何年も先までかもしれない。
その役割を引き受けて、彼が去るまでは傍にいる?
まだ決めきれてない。逃げたい。
時間は長さではないとわかっているのに、腹を括れば長さを求めてしまう自分が怖い。
できるだけ一緒にいたい、長く年月を共にしたい。
その欲が湧けば、私は苦しくなるだろう。
いつでも恋を刹那と思えるからこそ、私は何の執着も持たずに楽しめた。
いつシマリス君が私から去るか、そこに囚われてしまうのがとてもとても怖い。
そんなこと、他の男には微塵も感じたことが無いのに、だって男を捨てるのは私なんだから。
もしも前世があるのなら、私はシマリス君に、どんな因果を作り出したんだろう。
何か相当罪深い事をして、その因果のために尽くすことになってるのだろうか。
それとも彼が、私の生き別れた子供だったのか?とか。
考えても仕方ない事をとりとめもなく考えるのは、何でもいいから理由が欲しいから。
理由なんかあってもなくても、ただ覚悟を決めるだけなのに。
運命は『はこぶいのち』
幾重にも分かれた道を、どこに進むのかは自分次第。
私は彼氏を運命の人だと思ってる。私が探し当てた、私が望んだ人。
だけどシマリス君は、きっと宿命。
宿命は『やどるいのち』
私達は、例えほんの一瞬でも、きっと今世では出会うことになってた。
それは夫にも感じる。逃れられない出会い。
どちらもきっと、生まれる前から繋がる魂。
ご縁があって再会して、この世での学びが終わればお別れするのだろう。
まだ腹を括れきれていないけど、私は私の気持ちを、ちゃんと大事に扱ってあげようと思う。逃げてもきっと無駄だから。
それにしても…この学びは夫で最後だと思ってたのに。
最後の砦はここだったなんて。
まだ神様は私を、ただ恋愛の楽しさを享受するステージに私を立たせてくれないなんて。
先々が少し怖くて、だけど実はワクワクもしてる。
私の未来は楽しいしかないはずだから。
(でもまだ腹を括ってない…)
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今日のちょっと宙に浮いた感じのブログ記事がピンと来た人は、この本をぜひ読んでほしい!もう中古しか売って無いみたい。送料無料の品をリンクしておきます↓
30年前、まだ日本にスピリチュアルという言葉が知られて無い頃、私の親友は私にスピリチュアルを語り、様々なことを教えようとてくれたのです。
でも私は、スピリチュアルをオカルト扱いして全く信じて来なかった…そして複数の霊能者に実際に逢ってから少しずつ知ることになって、一番感動したのがこの本。
女優シャーリー・マクレーンの実話です!面白いよ!
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