さて、年末に急に狩りモード↓
この続き。
そんな訳で慌ただしく動き出した狩りだけど、最初に良いと思った芸術家と昼飲みに行ってきた。
お互い電車一本で来れる下町で昼から飲めるお店があるって事と、私が角打ちや立ち飲みも大好きと言ったので、本当に軽くお茶代わりに飲みましょうって事になった。
昼間も自由が利く人は有難いし、割と近くに住んでるのも良き。日時と場所を決めたら余計にLINEしてこないのも私的には丁度よい。
LINEについては賛否両論あるけど、私は女にLINEしまくるより、ちゃんと仕事してる男の方が好きだ。今の男達も毎日LINEしたがるのはMｸﾝだけ、後は用件とたまに生存確認のみ。私が筆不精な事は最初に伝えて、夫は絶対に私のスマホを見ないし、既読になれば生きてるからと言ってある。日々のLINEより会える時間が大事、物理的に近くにいるのに会えない人とは続かない。そこはもう無理しない、会う気が無いから、私の優先順位が低いから会えないなら、LINEで繋ぎ止めないで欲しい。
約束の二日前にリマインドのLINEが来た。こうゆうのは大事よね。LINEの使い方は私的には優秀。
当日は、駅前で待ち合わせしてた。出で立ちは前回と変わらない、ジャケットにストール、まぁまぁオシャレかな。背は高くないけど相手が気にしないならそれでいい。
挨拶して探してくれてたお店に行くも定休日、ここは詰めが甘い…で、結局ブラっと歩いて別のお店へ。
お店に入って手前のテーブルに一度座るも
「やっぱりあっちの席でもいいかな」
と奥の席にコソコソと、入口に背を向けるように座り直す。どうやら誰かに見られるのが怖いらしい。聞くと、このお店の近所に知り合いがいるとか。そう言えばこの前の二次会も『常連ばかりで怖いから行かない』とか『帰りの男ばかりのエレベーターの会話がめちゃ怖かった』と言ってた。臆病なのか？
飲み物とツマミを頼んで乾杯。箸袋も箸置きもなかったので、バッグから懐紙を取り出して一枚差し出したら
「え、懐紙？懐紙を持ち歩いてるのってお茶とかやってるの？古風だね」
と言われる。
お、懐紙ってわかる男性もいるのね。私的にはデート三種の神器のひとつ。コースター代わりにしたり、お箸置きに使ったり、ちょうどよい小皿が無い時に、手皿はマナー違反なので懐紙を使う。ちなみに後の二つの神器は、タオル地ではない布のハンカチ(出来れば白いレース）と、予めほんのり香水を付けたティッシュ（ティッシュケースに入れてあるもの）どれもいざという時に出すと、数倍女らしく見えるらしい。でも懐紙は知らない男性の方が多いよね。
そんな話から、芸術家の生家は代々東京の由緒正しい商売人と芸術家だったことがわかった。道理で佇まいに品がある訳ね、私は成金の娘なので、育ちの良い友達を真似して自分の品格を作り上げてきたので良く分かる。なんとなくオットリしてるのも、見栄を張らずに素なところも、育ちの良さ故だと思えば合点がいく。でももう少し見栄っ張りで気取り屋のほうが好きかなぁ…後々解けてく男のプライドを見続けて行くのも、付き合う醍醐味だと私は思うんだけど。
「じゅりんちゃん、一番人気だったよね、あの時」
「あの人数で一番とかあるのかな」
「あるよ、男だけ先にエレベーター乗せられて、誰狙いって話になったら、みんなじゅりんちゃんだったもん。他の人にも連絡してるの？」
ああ、やっぱりこの人は過度に憶病なんだな。私は自分が良いと思えば自分からグイグイ行くけど、こうゆう様子見みたいなボール投げられるのはあまり好きじゃない。
「芸術家さん含め5人とLINE交換して、2人はすぐ断って。やりとりしてた1人はアナタと一緒にテーブル回ってた公務員、あの人は何かLINEの中で違う感じだからお断りして、もう一人とは再来週会う約束してます」
「正直に言われるのはいいね、二股かけられるよりずっといいな」
二股どころか、既に男は3人いますけどね。私がどのくらい自分に傾倒してるのかを確かめたいのは分かってる。でも最初の印象程にはときめかないかなぁ。
「久しぶりにキコンパ行ったって言ってましたよね」
「うん、1年振りくらい。3度目かな。一年前に良い出会いがあってお付き合いしてたけど別れてしまって寂しくてね」
「どれくらい前まで付き合ってたの？」
「2か月前」
「え、まだ2か月？」
「そうだけど…」
正直すぎる。
「彼女のお子さんがインフルエンザとか、旦那さんにも移ったとか言ってて、なんだか忙しそうだなって思って連絡しなくなって、そのまま連絡しづらくて」
「え、それでお別れ？」
「うん、2か月も音沙汰無いからもう別れたんだなと思って」
「今もし彼女から連絡が来たら、どうするの？」
「いやぁ、二か月も無いのに連絡来ないよ」
散々フェイドアウトしてきた身で言うのもなんだけど、ちょっとこれ酷くない？なんか付き合い方が軽いと言うか。それセフレのノリだよね、しかも自分から連絡する気はないらしい…
初回は丁寧にサーヴしてくれる高級店より、カジュアルなお店で男の所作や気遣いを観察したい。この前の芸術家は、箸置きの代わりに私が差し出した紙が懐紙だと直ぐに気付いた、聞けば由緒正しい家柄だった。でもやたら臆病で周りを気にするし、前カノとフェイドアウトでまだ2か月ってダメじゃない？
— じゅりん (@jurinjurinjurin) December 6, 2023
その後、私のどこが気に入ったのかと尋ねたら、まず『キコンパ常連じゃない事』と言われたり（常連の何が悪いのかわからない）スタイルが良かったとか（見た目重視、身体重視？）会いやすい場所に住んでるとか、なんか全然色気が無い。嘘でもいいからわかりやすく褒めて欲しいところだし、何ならもっとグッとくるように口説いてみて？
でもまぁ、趣味の話とか、育った環境とか彼のビジネスとかの話題は楽しかった。何か言えば言い訳がましいのは少し気になった。例えばゴルフの話をしても、最近はヘルニアで全然スコアが出ないとか。ってか不健康なのも気になる、ヘルニアとか高血圧とか、めっちゃリスキーだよね不倫で。
お互い車が好きで外車好き。交代で車を出して遠出もいいね、なんて話も盛り上がる。割と近いからピックアップも楽だしね、運転しない方はお酒を飲めるルールにしようよ、なんて笑い合えるのは良かった。
でもね、テンション高いまま自分の本音が見えなくて流されちゃうのも私なの。だからこの日はそのまま駅まで一緒に歩いて、改札の前でバイバイ、ザ・健全。
今日は狩りスイッチ入らなかったなぁ～自分のスイッチが入ると、わざと隙作って路上でキス位までは持って行くんだけど。
翌日LINEで
二人でお酒20杯飲んでたよ、昨日のレシート見てびっくりしたよ
また飲もうね
って来てた。3時間弱で20杯は良いペースで飲める人ってことね。悪くはない。
お酒飲める人希望だし、住みも近いし見た目も歳も（そう言えば4つ下だった）
だけど何だろう、掻き立てられない。心が微塵も乱れない。
やっぱり無いかもなぁ。
人は自分の本音を隠してしまうから、私は三日後に感じた事が自分の本音だと思ってて。その時々はテンション上がって割と良い査定しがちなんだけど、今もやっぱり特に逢いたいとも思わない。
まぁ次もし、機会があれば考える。無いかも。
そんな訳で、このブログ更新してる頃にはアパレル社長とのデートも終わってるハズ！速報はXで！じゅりんのX（旧Twitter）はこちら↓
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