人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

浮気遺伝子と愛情過多遺伝子

少し前、出会い系サイトを全部辞めた。

思えば、うっかり始まった最初の不倫以来、私はずっと男がいても出会いを探してた。

独身の頃に通ってた英会話教室で、男性講師に「You are always looking for a boyfriend!」と言われてメチャクチャ怒ったの覚えてるんだけど、自分ではそんなつもりはなくても潜在的に男を探してるところが私にはあるのかもしれない。結婚してからもプラトニックなボーイフレンドは絶えずいたし、日常でも女性より男性のほうが、圧倒的に話しかけやすいし向こうからも話しかけられる。

 

でも今は、私の中の何かが途切れて出会いを探さなくなった。こんなご時世だから出会いの場に出向くこともない。まぁ男が足りてるって事や、冬は忙しいって事もあるけど、今は私が出会いを求めてないと感じてる。遂にハンター魂までも枯れて来たのか?

 

新しい出会いを探さないと、過去の男達のことをよく思い出すようになった。

元々私は過去の男達を忘れたりしない方だけど、時折ふとすごく懐かしい記憶が蘇ったり、一瞬夫の背中が過去の男に見えたりもする。そうして振り返ると、自分の成長に合わせて男も入れ替わってきたのだなぁと感じる。悪い事じゃないけど、今はもうすこし可愛気のある女になりたいとも思う。精神的にも経済的にも自立して、物分かりが良すぎる女になってしまった。恋する女が拗ねたり甘えたりワガママ言ったりする、あのどこからか醸し出す恋愛のエッセンスみたいのを、私は全部取り去りすぎたと言うか。更に今年は早々に失恋もして、更に男に踏み込みすぎないブレーキまで備わってしまった。

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恋愛免許証の結果も金剛力士だしね…

でも、私の浮気性という病気はDNAレベルの遺伝で治療の施しようがないんだろう。そもそも好きな人が一人に定まらないし、どの男にもイチイチ入れこんじゃうからタチが悪い。私の父もそうだったし、家族はそんな父を受け入れて暮らしてた。私は子供だったからよくわからなくて、ただ親のしていることは一般的な常識的な事だと信じていたけど、大人になってよくわかるのは、父は単に女が好きでだらしない、沢山の女の情夫だったという事実。

今はもうすっかりおじいちゃんなのだが、数年前にたまたま女友達を連れて実家に帰ったら、その友達がすっかり父のファンになってしまって困ったことがある。父は根っから女好きなので、女性が喜ぶことを言うし行動する。全く悪びれずに、恐らく本人は極めて自然に口説いてる。それを見ていて『ああ、血は争えないなぁ』と痛感した。きっと私もあんな感じなんだろうな。もちろん女友達は異性としてではなく人生の先輩としてファンと申し出てくれたのだと思う。ただ『お父さん、若い頃モテたでしょ、今もフェロモンあるよねぇ』って言われて少し引いた。私は自分の枯れ方について考えることが多いけど、父もまた枯れることを知らないのだろうか。

 

父はよく

 

俺は毎日全力で生きてるから、今日死んでも本望だ

 

と言っていた。何年か前にそのことを言ったら『え、そんなこと言ってた?』と言われたけど、私の父はいわゆる成金なので、人の土俵を踏みにじり、踏まれ恨まれてビジネスを展開してきたから、本当に全力で戦いながら生きてたんだろう。仕事漬けと他の女の家を丁寧に訪問するから、家に帰るのは遅いし留守しがちで、妹は在宅の父に向かって『お父さん、いつ(会社に)帰るの?』と尋ねていたほど。お蔭でお金には不自由しない子供時代だった。

 

私は父の背中を見て育ったので、自分も全力で生きようといつも思ってた。でも、全力で生きると言うことは、長距離なのにダッシュで走り続ける事とは違う。何か私は全力の意味を間違えていた気がする。そのことに最近薄々気付き始めてる。いや、前から気付いていたことに蓋をして見ないようにしていたけど、最近その蓋が時々外れるというほうがしっくりくるのかな。

 

恐らく私は、父の浮気遺伝子とはまた別に、母の‘‘強烈に男を愛する情熱‘‘も引き継いだハイブリッドタイプ。母は父のやる事全てを赦し愛してきた。勿論それは母にとって過酷な事も山程あっただろうし、女のプライドもズタボロだっただろうと想像する。それでも母は父を全部まるごと受け入れて、いつでも父が戻れる家を守り通した。小さい頃はそんな母が大嫌いで、高校生になって心理学書を読み漁るようになってからは、両親は共依存だし、私達子供はその被害者であるアダルトチルドレンだと叫んでた。

でも共依存でも何でもいいや、とにかく母は父のことを、死ぬまで愛し続けたんだ。

 

父の成金としての成功の陰にはそんな母の支えが沢あったし、私達娘はそれを当たり前の事として、見て覚えて育ってきた。今も母が普段教えてくれていたことに、とても深い意味がある事に気付く度に驚く。スピリチュアルだ引き寄せだと騒がれる以前に、母は至極当然の事として、それらをやって私達にも教えて来たし、その恩恵に父が一番あずかってきた。母のあの底無しの心は、そうだなぁ仮に愛情過多遺伝子と命名しよう。

母程ではないが、私の中に愛情過多遺伝子が確かに存在する。だから愛されるより愛する方がずっと楽しく嬉しい。で、この浮気遺伝子と愛情過多遺伝子を、間違った‘‘全力‘‘で振り切っちゃうとどうなるか…

 

そうなの、2021年までの私。一瞬でも気を抜かず男を愛でようと頑張った、しかも同時進行の複数名で。一体私は何を目指してたんだろうな。千手観音?なれるわけないのに。

だから2022年バージョンの私は、もう少しペース配分考えて、ダッシュでマラソン走るようなことをしない。拗ねたり甘えたり可愛い女になりたい。そしてもうそろそろ、遺伝子に振り回されずに自分との折り合いを付けたい。切実にそう思う。

 

そう思いながら、思いがけないSNSで何故か男性とメッセージのやり取りなどしている。こんなこともあるんだね。全然狩る気にもなれないし塩対応のままだけど。

狩人復活したい!(少しだけヤル気出てきた?いやそうでもないかなぁ・・)

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