南国で愛人と熱い朝を過ごしたのに、その2日後には猛烈に寂しさに襲われた。
これって更年期かな。それとも何か私の中に欠落しているものがあるのかしら。
そもそもつかみどころのない愛人は、全く彼の意図が読み取れない。
そんな男が一人くらいいてもいいと思ってるし、彼は私を捨てられないだろうとも思う。だけど時々、ものすごく悲しく寂しくなる。
これだけ他でチヤホヤされてるのに、何でだろう?わからない。だけど私は、この男が私を拝み倒してでも欲してならないと、いつか言わせたいのだろう。
そう言わせるのはどんなプライド?
他の婚外女友達には、そもそも男が海外に追って来る自体で、もうかなり嫌われムード。もちろん羨ましさのほうが強いだろう。わかってる。
それでも私は、この男を跪かせたい。もうほんと、私ってドSなのかも(男どもにはドMと言われてるけど、本性は誰にもわからないよね、自分でもわからない)
愛人との熱い朝はこちら↓この続きを書くかどうかは、まだ迷い中
良いセックスだったと思うし、その後も真昼に愛人と楽しいデートが出来たし、別に何も問題は無いんだけど、急に寂しくなって、ペットにLINEした。
「ねぇ、帰ったら早く会いたいし、早く抱いてほしい。寂しくなっちゃった」
そう言いつつも、帰国してまずデートするのは彼氏。出発前から決めてたし、約束もしてた。
私ってどうゆう思考回路してるんだろうね。
自分でも謎よ。
この寂しさに原因はなくて、誰のせいでもない。
ぽっかり浮かぶ、私の思考回路のせい。多分そう。
愛人が何かしでかしたわけでも、冷たかったわけでもない(むしろ優しくなった)
違うの、私にはなにかいつまでも底が割れてて満たされない瓶があって、そこにどれだけ愛情を注がれても満たされることが無いの。底から流れ出てしまうから。
分かってるけど、その割れてる底を修復しようとも思わない。だってそれが私の魅力だから。男はそこに惚れるんでしょ?その割れてる私が破壊的で魅力的でしょ?そう信じて疑わない私がいる。
でもカラカラに枯れる前に誰かの愛情を注がないと、私の割れた底はもっと割れてしまいそう。だから確実に注いでくれる男に連絡してしまう、それだけ。
夫にも他の男達にも、こんなに愛されてるのに、たった一人のツレナイ男を探しては、わざと自分を枯らせたりする私。
そんな男を相手にしなければいいけれど、その一人がいなきゃ、私の他の男が輝けないの。そんなこと言っても、誰もイミフだよね。わかってる。
わたしだけがわかってる。
その後、現地に出張中の男友達の上司と夕食をご一緒することになり、うっかりこの上司に惚れそうになった。
ずっと欲してた年上で、ダンディで、スマートなエスコート。
ああ、私は今、猛烈に年上に甘えたいんだな。
甘えたいというか、私という女を丁寧に扱ってほしい。
年下は可愛いしセックスも良いし、育て甲斐があるけれど、年上の包容力や気の利いた態度や台詞は望めない。それはどんなに好きでも与えられない。
だから一番それが出来そうなペットにLINEしたんだった。それでもまだ、この寝てもいない知らない男のほうが、ずっと上手にエスコートする。
この人は、どんな風に私を抱くんだろうか。
友達を仲介してる以上私から口説けないことと、この男が南国に赴任中で日本では会えないということで、余計に寂しさが増した。一応LINEとか連絡先とか交換したから、相手も私に悪い印象ではないと思うけど。
やっぱ口説けないな、立場的にも。
いや、帰って夫に甘えるのが一番なのかも。
そんなことを思いながら、南国での残りの時間を過ごしてる。
バカなオンナよね、わかってるの。
・・・
ロイヤルプロジェクトのハチミツが、死ぬほど美味しくて安かったんだけど、日本じゃ同じものは買えないんだね。
同じ国のハチミツなら美味しいのかな。何というか濃厚だった。