人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

捨てる予定だった愛人

私には今、3人の男達がいる。

jurinrin.hatenadiary.com

彼氏、愛人、ペット。それぞれをそう呼んでいる。彼等も自分たちの役割は理解していると思う。

 

愛人は今年の春に、朝から酒を飲む仲間の飲み会で知り合って、その日の夜の帰り際にキスした。最初から視線を感じていたし、ラインを交換した時の喜んだ顔は絶対私が好きだと思ってた。

それなのにこの愛人を口説き落とすのは、その後3か月もかかってしまった。何度か会って、帰り際はキスもする。だけどそこから進まない。愛人が独身バツなしのせいか、やたら私の夫を恐れていた。不倫というのがとにかく怖いらしい。昔トラブルにでも巻き込まれたのだろうか。やたら塩対応だった。

 

「今日はどうするの?」

 

毎度デートの終わり際、キスの後にさり気なく聞いても、

 

「じゅりんさんを送りますよ」

 

と返される。本当に途中まで送ってもらってバイバイ。狼になる気はないらしい。

そんなのが続いて、ある日のデートの待ち合わせで、私が先に着いて待っていると「もうすぐ着きます。今日はどこ行きましょうか」と愛人からLINEが来た。どこ行くとは、恐らく飲むお店のことなんだけど、それはわかってるけど。

 

「今日はあなたに抱かれたいわ」

 

と返信。これで向こうが私を抱く気が無ければ追うのはやめようと思った。

もちろん抱かれた。激しいセックスだった。

 

わたしはどちらかというと受け身な男性が好きなのだけど、愛人はとにかく攻める。

身体を鍛えてるから筋肉が美しい。その力強い身体で敷き組まれると、自分が到底この人に適わない弱い女なのだと感じる。気持ちが昂って、それだけで濡れてしまう。

 

私はベッドのなかで

 

「私の愛人になって」

 

と頼んた。

男は恥ずかしそうに

 

「はい」

 

と、答えた。答えたはずなのに・・・

 

その後も妙に会いたがらなかった。私の夫が、彼に何かするのではないかと想像しているみたい。過去になにかトラウマでもあるんだろうか…

 

愛人にとってセックスはスポーツ感覚らしく、たくさん汗をかくのが良しと思っているらしくて激しい。最初こそ刺激的だったけれど、慣れてくるとあまり大事に扱われている気がしないし、いちいち会ったこともない私の夫に怯えられるのも面倒になって、そろそろ捨てようかと思ってた。

それで、2回は約束をキャンセルして、1回は台風でキャンセルになって、合計3回会わなかった。そうしたら何故か愛人は急に、私を追うようになった。

人って身勝手だよね、冷たくすると追ってくる。こちらが熱心な時は怯えてるくせに。 

 

元々私は毎日LINEをするほうではないんだけど、台風の日は愛人も暇だったのか、やたらLINEを送ってきていた。会えなくて寂しいとか、一緒に飲みたかったとか言う。私は飲むだけじゃなくて抱かれたかった。もちろん言わない。捨てるかもしれない男に未練がましいし。

 

その後も暇な時間にちょいちょいLINEが来た。体調が優れないと言っていたので心配していると返すと「優しい、可愛い」と言われる。今までの塩対応とは真逆。これ当人ですか??って気分。

 

「色々考えたんだけど、俺にこれほど合わせてくれる人ってじゅりんさんしかいないって思ってます」

 

「ふたりでどこか行きたい、一泊でもいい、ゆっくりしたい」

 

「今日はじゅりんさん、仕事なのわかってたから誘えなかったけど、会いたいなと思ってせめてLINEで」

 

「こうしていると、じゅりんさんに会いたくなってくる。男心を知り尽くしてるみたいな気がして、怖かったんですよ」

 

などなど、愛人はいつキャラ変したのかと思うほどの心の吐露を始めた。

 

まぁでも、こういわれるとちょっと可愛くなってきた。

せめて減価償却できる程度に、愛人にかけた私の努力と時間分を回収してから捨てようと思ってたので、一気にその目途が出来て気分が良い。

とはいっても、今月は会えなさそう。捨てる予定だったのに、急に可愛くなるなんて、わたしもかなりいいかげんなアバズレ。

 

来月10日間ほど暖かい海外に行く予定なんだけど、わたしが滞在している期間に、愛人が3日間来たいと言い出した。ほんとに来るのかな。なんか可愛いわ。

 

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