人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

バレンタインデートマラソン3日目、寿クン

 

良い天気、この日の待ち合わせは朝10時。少しゆっくり。

寿クンとのバレンタインも4回目、前もって『バレンタインデートだから、バッグ大きいので来てね』と伝えておいた。片道2時間、電車に乗って来てくれる寿クン。いつも一緒にお酒も飲むし、忘れずにチョコレートをしっかりバッグに入れて持ち帰ってもらいたい。こうゆうこと、あけすけに言えるのも4年の月日のお蔭かな。

 

何度か一緒に来てる海沿いの公園駅で待ち合わせ。天気が良かったらお散歩したいと私からのリクエスト。去年の今頃は、山の麓の梅祭りに行ったんだって。だから今年は、海沿いで梅を見れたらいいかなと思って。

 

すごく良い天気で穏やかな海。遠くに富士山も見える。早咲きの梅も咲いてる。

相変わらず寿クンは私の写真を撮りまくって時々2ショットも撮る、毎度こんなにたくさん写真撮ってどうするんだろうって思うけど、会えない時に眺めてるらしい。

そんな寿クンの事はとても愛おしい。だけど宮迫クンと違って、天使の欠片同士とは思わない。なんだろう、根底には僅かに緊張感があるというか、勿論信頼して安心できる人だけど、手放しでは無いと言うか。

だからこそ、寿クンとは恋人同士という認識がとても強くて、私も少しイイ女ぶって演出してる気がする。寿クンは私と知り合うまで、すごく狭い世界で生きてて世間を知らなかったので、私は水先案内人役を務めてる。彼の見聞が広がるように、様々な提案をして一緒に出掛けて、同じ時間と場所を共有した思い出を糧に彼との時間を積み重ねてる。

 

寿クンもまた、私の全てを信じてはいない。いつか私が心変わりすると恐れながらも、その時までは一緒に居たいと願ってる。彼とはそれでいい、その距離感で良い、そう思う。

寿クンが私を盲目的に溺愛するのは、彼の人生の薄さや虚しさを私で埋めているから。退屈で少し苦しい現実から逃避するために恋が必要だから。だからよく‘‘非現実‘‘というワードを使うんだけど、私には非現実感覚はないのでよくわからない。ただ、彼の必要な私で在ろう、必要なら与えられる私で在ろうと願う。愛っていろんな形があるもんね。逃避からの恋愛が悪いわけじゃない。私も恋で満たすものがあるから続いてる。

 

 

どんな理由や背景があったとしても、愛されてることに変わりはない。私も愛してる。たとえ刹那の恋だとしても、それでいい。

 

寿クンとも色んな話をした。会えない間に私が送った写真の細部まで見ていて、あれこれ指摘してくるのはいつもなんだけど、たまたま手に持って映ってる限定品を調べてたのは驚いた。ホント、じゅりんマニアなんだな。

お昼は韓国料理、また寿クンの未知の世界を私が案内する。寿クンの‘‘初めて‘‘を一緒に体験してる。初めての不倫、初めてのタイ料理、初めてのフェス、初めてのイルミネーション、初めてのカフェ…あといくつ彼の初めてがあるんだろう?すべてし尽くしたら私は不要なのかな、なんて一瞬思う。未来を危惧する程には、私も寿クンが大切なんだよね。

 

たくさん食べて飲んで、いつものデイユースへ。この日は何だか寿クンが激しくて、シャワーもさせてくれずに抱き合う。彼なりに何か感じていたのか、冬は会う頻度が少ないからなのか、わからないけど激しかった♡

 

帰り際、バレンタインチョコとギフトを渡して、バッグに入れるまで見守る。

うっかりすると置き忘れちゃう人なので、バッグのファスナーも私がしっかり閉めた。

次はお泊りしようね、春は桜もみようね、夏にはバーベキューもしたいねって次々と約束して。そうして私達は、細くて脆い関係を繋いで先に先にと伸ばしてる。

 

帰りはまた、片道2時間かけて帰る寿クンを見送る。私はここからドアツードアで30分かからない。いつもここまで来てくれて感謝しかない。

 

何度も手を振って、ジェスチャーで『LINEするね』って言い合って、寿クンを乗せた電車が動き出して。

見えなくなるまで見送って、私も家に帰った。来年も一緒のバレンタインを過ごしたいな…

 

と言いつつ、翌日はバレンタインデートマラソン最終日!

Mクンとランチにデートして、夜は夫とバレンタインディナーです!

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寿クンにはチョコと一緒に、TABIOのソックスあげたよ。スポーツする時に履いてもらう!