星野クンとおうちデートで姫始め。
男の家が近いと、夫が不在の日に仕事帰りに家に来てもらえるのがとても嬉しい。
私、割と甲斐甲斐しく世話を焼くのが好きなの。意外かもしれないけど家事も料理も好き。だからおうちに来てもらって、作ったご飯食べたりお酒飲んだりして、セックスしてイチャイチャして、終電近くになったら男が帰るって極楽。
この日はけっこう寒かったから、帰りは星野クンの家の近くまで車で送ろうかと提案したんだけど
「それだとじゅりちゃんが飲めないからヤダ。俺、じゅりちゃんとお酒飲みたい」
と可愛い事を言うので、お言葉に甘えて車の出動はお迎えだけした。
星野クンは前にも家に来たことがあるから手順はすっかりわかってて、まずうがいと手洗いして、私の部屋でルームウェア(私が普段着ている、やや大きめのメンズのパーカーとスウェット)に着替えて、リビングへ。
その間に私は、お料理を並べたり揚げ物を揚げたりしてる。
リビングに入ってきた星野クンをハグしてキスしてから、乾杯。
メニューは、前菜にエビマヨ、チャーシュー、ポテトサラダ、きのこの和風マリネをオードブル風に。メインには鳥の塩唐揚げとカレードリア。
盛り付けにふんだんに生野菜を使ってサラダ代わりに。レモンも添えて、見た目も綺麗に出来た!
「すごい俺の好きなモノばかり」
「めっちゃおいしい、ほんとじゅりちゃん家庭的!サイコー」
他人の夫の胃袋掴んでも仕方ないんだけど、好きなお料理を褒められるのは嬉しい。
こうゆう素直に言葉に出してくれる人ってすごく得だなぁって思うし、私もそうしようって思う。
星野クンはいつも、私の自己肯定感を更に高めてくれるのがホント好き。
「じゅりちゃん、大好き」
「じゃあ、私のどんなところが好きなの?」
何気なく聞き返したんだけど、けっこう真顔で考えてる。
実は根は真面目なの分かってるから、ちゃんと回答しようとしてるんだと思うけど。
「なんかさ、俺LINEとか形式に拘る女性って苦手なの」
「形式って、おはよーとか、おやすみーとか?」
「そうそう。付き合ってるんだからマメに連絡しないとダメとか、LINE無いからもう好きじゃないんでしょ、とか言う人いるじゃん。ああゆうのが」
「男だってそうゆう人いるよ、元彼とか超マメだったから辛かったよ」
「逆にやたら前置きちゃんとしてるLINEもいるでしょ。ああゆうのもさ…」
「あーわかる、LINEなのに手紙みたいなね。ってかそもそも星野クン、LINE嫌いでしょ」
「嫌いって訳じゃないけど…」
「私も、来たLINEには返事が出来るけど、そもそもマメじゃないから」
「そうゆうとこよ、じゅりちゃんの好きなとこ。突然カミソリレモンサワーの話題してきたりさ、今満月だよって教えてくれたりさ、大雪の写真送ってくれたり。自分の良いと思ったものを、その場で俺に知らせてくれてる感じが。それで別に返信期待してない感じもさ(笑)ちょっと素っ気ない位で、なんかいいなぁって思うんだよね」
「なんかかなりニッチな部分を褒められてるけど、顔とか身体とかセックスとか、もっと単純に褒めても良いよ(笑)」
「そりゃ全部好きだよ、そんなの当たり前じゃん」
立ち上がって私を抱きしめてキスをする。
会う度星野クンの愛情が深まってると感じる。
男は二手に分かれると思う。
最初に盛り上がるけど、その後少しずつ愛情表現が少なくなる人と、会う度愛情表現が深まる人。どっちも表現が違うだけで愛そのものは変わりないとは思う。だけど会う度表現が深まる方が、女の幸福度は高い(個人的主観です)
星野クンは全身の愛情表現がどんどん深まる。多分私がどうしてほしいのかのデータを蓄積して、彼なりに私好みの表現にアレンジするからだろう。セックスも同じように抱き合う度に良くなるから毎回楽しみ。
一緒にシャワーして互いの身体を洗い合いながらも、ずーっとお喋り。
「俺さ、割と実家暮らしの女の子と付き合うことが多かったの。だから女の子の部屋に来るってそれだけでテンションあがるよね」
「女の子の部屋って言うか、人妻の家だけど。そっちの興奮じゃないの?」
「背徳感的な?まぁそれも無い訳じゃないのかなぁ。でもじゅりちゃんの部屋は女の子の部屋って感じだよ。可愛くて丁度良い広さで、じゅりちゃんの生活が少しわかるような気がする。本棚とか小物とか」
こうゆう台詞に、星野クンは私をまるごと理解しようとしてくれてるって感じる。
身体だけじゃなく、ちゃんと愛されてるんだなぁって思う。
私の背景を知ろうとしてくれる。好きな物、好きな事、家族構成、育ち方、学生時代のこと等々…
今の私の男達の中で、最も私の個人情報を知ってる。私はあまり自分の事を語らないので、それだけ引き出されて話してしまってる訳だけど。
「星野クン、好きだよ」
「俺も」
「ちゃんと言って」
「じゅりちゃん、大好き」
髪をかき上げられ、キスをして抱き合う。少し噛まれると悶える私の癖をちゃんとわかってて、あらゆるところを甘く噛まれる。そうして私の反応をちゃんと記憶して、また次のセックスは今を超えて更に良くなる。
「ホント、セックスする度良くなる」
「毎回更新してるよ」
「よかった、私だけじゃないのね」
「そうゆうこと、サラっと言っちゃうところも好きだなぁ。セックスの後に感想を言い合えるとこ、セックスも勿論すごく良いし」
「私も星野クンのセックスはすごく相性良いと思う」
「ちょっと早いけど…」*星野クンは自分でやや早漏だと思ってるらしい(別に普通だけど)
「前戯でいっぱい攻められるし、ちょうどいいタイミングで一緒にイケるのがいい♡」
髪を撫でられながら、少し甘えて話す。
この時間が大好き。
いつもなら時間を気にしながら過ごすけど、今日はご飯もセックスも家の中で移動も無くて、割と時間の余裕があるのも良い。
「今日はゆっくりできて良いね」
「ねぇ、緊急事態宣言出たらテレワーク?家から出れなくなる?しばらく会えないのかな」
「いや、出社する日もあるから、半休取るから大丈夫」
「じゃあよかった。会えなかったら浮気するけど」
「そうゆうこと言うのも、じゅりちゃんの好きなとこだよ」
「え、浮気するとか?本気だけど」
「いや、‘‘無理しないで‘‘とか‘‘待ってるね‘‘とか言う子っているじゃん。それを真に受けて待っててくれてると思ってたらキレるとかさ。ああゆうの苦手だからさ」
「あーそうゆう意味ね。でも会えなかったら浮気するのは本気だよ。そして浮気のほうが良ければそっちに乗り換えるから」
「会えるから、じゃないと俺が困るし」
「ちゃんと時間作ってくれなきゃ嫌」
「うん、そうゆうの可愛い♡そこもじゅりちゃんの好きなとこ」
なんだか、私の掌で転がしてるつもりだったけど、実は私が星野クンの掌で転がされてるのかもしれないね。
星野クンと出会う前は、ものすごーく私が男との関係性を求めていて、けっこう面倒な女だったかもしれないなぁって思う。LINEとかは昔からあまりマメではないほうだけど、彼氏彼女とか、セフレとか、二人の定義を決めることはまず大事だったし、相手の身分や本名や勤め先も明確にしないと気が済まなかった。
それが去年から割と緩くなってきて、会ってる瞬間だけに集中するようになってきて、結果的には星野クンの個人情報もほぼ入手済みではあるんだけど、そこに拘りはあまり無くて。
私は星野クンの事を、星野クンにも他の友達にも『ニュータイプなセフレ』と呼んでるんだけど、星野クンは『付き合ってる(つまり彼氏彼女?)』と言ってる。互いに噛み合ってない感じも、割と好き(笑)
「あとね、じゅりちゃんの好きなとこは‥‥」
帰り際まで一生懸命に私の好きな所を挙げて教えてくれた。真面目か?w
結局私達、無責任に恋してるってことだよね。
それが一番恋愛としては楽しいし、ベストだと思う。
こうゆう恋愛の仕方が出来るようになって、私もここ数年で恋愛スキルが上達したなぁって思う。
自分に価値づけするのではなく、相手に自分の居場所を見つけるのでもなく、ただ好きで会いたくて、嬉しくて楽しい。そして時々切ない。
まぁ、浮気するするって言ってるけど、誰が浮気なのか既に自分でもわかんないけどね(笑)
全員本気だから、浮気はないってことでw
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