夫とテレビをみていたら、ぶりっ子なフリーアナウンサーが出ていて、彼女が悉く女に嫌われるという話をしていたら、夫が
「女に嫌われるだって。じゅりんと同じだよ」
と言われた。
確かに私は女に嫌われる。いや、最近はだいぶマシになったと思う。若いころはもっと嫌われていた。だけどこのぶりっこアナウンサーと私は全然違う。何故なら私は、ぶりっ子だから、強かだから嫌われるのではなく、単純に顔で嫌われる。
ぶりっ子なんかまったくしない。むしろ男性的でサバサバした性格だと思う。
しかし顔で嫌われる。第一印象で回避できなければ、もれなく同性に嫌われるのだ。
ぶりっ子で嫌われるなら、ぶりっ子を止めればいいだけ。
だけど顔で嫌われるのはどうしようもないと思う。
林真理子のエッセイで、猫顔の女は同性から嫌われるって書いてあったけど、ほんとそれ。顔で嫌われたら中身を知ってもらう機会もない。
だからいつも私は、男に囲まれてきた。
男に囲まれる私を見て、また同性から嫌味を言われる。
きっとますます私を嫌な女だと思ったんだろう。
だけど、そもそも同性から嫌われるから、男としか話せない。
悲しいループ、そのまま女に嫌われ続ける。
まぁ、良いんだけどね。困らないし。
自分が、男好きされる顔と身体を持っていると知ったのは、結婚した後だった。
それほど美人でもない、スタイルもすごく良いわけでもない。
だから私は自分を中程度のランクだと思って生きてきた。ただ何故か同性に嫌われる顔。
しかし、少しだらしない厚い唇と無意識の流し目は、男にとってはセクシャルアピールに見えるんだそうだ。そういえば小学生の時のあだ名は「ドロンジョ」だった。ドロンジョ似てるよねってよく言われてたけど、ドロンジョって顔半分マスクしてるから見えないけど。
夫の友達の奥さんには、子供が好きな戦隊モノの悪役に似てると言われた。どんな悪役か見てみたら、下着みたいな胸の谷間を見せつけるコスチュームを着ていて、色気で相手を倒そうとする女の悪役。つまり、同性からは年中男を誘惑してるような女に見えるってことだね。
当時はとても悲しかった。夫と結婚して、男は生涯夫だけだと思って生きてた。
結婚したんだから不倫なんか絶対しないし、してる人妻は酷いと思ってた。
青かったな、あの頃。
もうどうでもいいけどね。
・・・
嫌われる女は、割と露出好きなのかも(笑)
夏は主に腕を出してるけど、冬は胸元だけ。
V開きのニットやワンピ、カシュクールデザインが好きかも。