チャラ男に試乗の提案をして一緒にラブホに向かう、この続き↓
着いたラブホは、その界隈でいつも飲んでるのに知らない新しいホテルだった。なんか高そうだけど、チャラ大丈夫かなぁ(彼はお小遣い制)
ラブホ代割り勘論争って永遠にあるけど、私は食事やその他は多少出すにしても、ラブホ代金だけは男に持ってもらってる。一緒に楽しむという意味では別に食事と同じ事なんだけど、女のプライドなのか何なのか、イヤなモノはイヤなので事前にしっかり伝えておく。そもそもラブホ代も出せない男は不倫しちゃダメだと思うし…そうは言っても懐事情を心配しちゃうのは、私もかなりチャラの事が好きなんだろうな。
そんな訳でお部屋へ。
「ねぇ、じゅりん。俺やりたいことがあるんだけど」
「なに?」
「じゅりんを抱っこして持ち上げてキスしたい」
「いや、無理だと思うよ」
「やらせて」
私の腰を抱いて持ち上げるチャラ、かなり辛そう。
チャラもスポーツしてるし、それなりには筋肉があるのだけど体脂肪20%、私はガチで筋肉付いてて16%。少なく見積もっても、見た目より5㎏は重いと思う。
「う…は、はやくキス…」
素早く小鳥キッスして私を下ろす。その間多分3秒位?持ち上げる腕がプルプル言ってる(笑)
「だから言ったじゃない。私、見た目よりずっと重いの。マジで筋肉つけてるから」
「うん、よくわかった。俺も軽々持ち上げられるように頑張る」
どんなチャレンジなのかよくわかんないけど、私をリフティングしたままキスするのがチャラの夢らしい。ほんと乙女だよね。
交互にシャワーを済ませて、ベッドへ。
女子の皆さん、シャワーの後って、下着付けて出る?私はスリップにショーツ、ブラは着けないってパターンが多い。本当はメンドクサイからバスタオルの下は裸でも良い位なんだけど。
「わぁ、すごく綺麗…」
下着姿の私を褒めるのを忘れない、イイ子♡
髪を撫でながら
「好きだよじゅりん、大好き」
と囁くのも忘れない、イイ子イイ子♡
キスをして優しく触れてくる。
「お肌ツルツルだよ、すごく綺麗」
こうゆうの忘れないの、ほんとイイ子♡♡
途中、私がどうしたいかを尋ねてくれる。してほしい事も遠慮なく頼んでくる。私の反応を見ながら攻めてくるのも良いし、私が攻めるのも抵抗なく受け入れるのも良い。
凹凸のサイズ感もまぁまぁ良し。試乗でこれだけ良いのだから、お互いの身体をわかってきたら、もっと良くなるんじゃないのかな。恐らく奉仕型M、私も攻める方が好き。最中に素直に話せるのも良き。私の長い髪をかきわけてくれるのも良き(これが出来る男はなかなかいない)
何これ、もしかしてかなりお宝発見的な?
下ネタ自慢だけど、私は相手が気付かないうちにコンドームを装着するという、プロ並の技が出来るのだけど、チャラは教科書通りに驚いて感激してくれて満足(笑)
いや、風俗慣れてる男だと無反応か、私の嬢経験を疑うので険悪になったりするんだけど(嬢経験は無い)
遠慮なく私の床上手も発揮できて良かった。
結果、途中休憩しながら二回戦交えて、ゆっくりお風呂に入って、ソファに移ってからビール飲んで5時間満喫。
緊張してるのかチャラは眠らなかったから、事後も沢山話した。
「ほんとイイ女、身体も綺麗。髪も綺麗。そして可愛い。俺さぁ、初めて会った時にまともにじゅりんの顔見れなかったの。その人がいま隣にいるんだよ、この姿で」
「私はチャラの事、無いなぁって思ってた。チャラくて」
「そこまで?全然ダメだった?」
「だって、前彼と3年付き合ってたって言ったら『じゃあ俺とも3年契約で』って言ったじゃん。めっちゃ軽いし酷い人だと思ったよ」
「そんなこと言ったっけ?いや酔っ払ってたら言いそうだな…」
「言ってたよ。失礼な人だと思った」
「いやそれは、照れてたって言うか、なんか喋らなきゃと思ってて…今は3年なんて短いスパンは嫌だよ、永遠に一緒がいい」
「永遠なんて無い無い」
「そうだけど…」
チェックアウトの時間は、もう外は暗かった。
「ホテル出たら一杯だけ飲んで帰ろうよ、このまま帰るのはなんだか寂しい」
「だったらイルミネーション見に行きたい」
そう言いながらも、結局イルミネーションまで辿り着けずに屋台で一杯。
熱燗が染みる。お酒が同量飲めるのも何気に良いよね。まぁ今の男達は全員そこそこ飲むんだけど。
「ねぇじゅりん、ひとつだけ真面目な話、聞いて」
「うん?酔っ払ってない?」
「今日は酔えないよ、嬉しくて」
「じゃあ、いいよ。なに?」
「俺さ、こんなに好きになるって初めてで、結婚してからきちんとお付き合いするって無かったし」
「うん」
「じゅりんとずっと一緒にいたい」
「うん」
「いつか一緒に暮らしたい」
「やだ。私、離婚しないもん」
「そうじゃなくて、じゅりんは長生きするって言ってたでしょ。だから俺も頑張って長生きして、お互い生き延びてさ、一人身になったらさ、その時は一緒に暮らしたい」
「えーやだ。私、夫を看取ったら‘‘サ高住‘‘で一人で暮らす。誰かと一緒に暮らしたくないよ」
「わかった、じゃあさ、一緒に暮らさなくて良いから俺と結婚して」
「なにそれプロポーズ?」
「そうだよ、プロポーズ!」
「雑なプロポーズだなぁ」
「わかった、次のデートでもう一回やりなおすから!」
バカみたい、子供みたいな約束。でも嬉しい。
夫を看取った後の事なんて、今まで夫に申し訳なくて話題にも出したくないって思ってたし、唯一の身内は夫だけだと思ってるから天涯孤独になる覚悟してたけど、なんだか勇気出た。
それが叶わなくても、そんな長い目で想像してくれたこと、一生忘れない。なんだか幼稚園児のプロポーズみたいだけどね。今この瞬間は、嘘じゃないはずだから。
「でもさぁ、じゅりんが100歳になったら俺が93歳で、その歳で俺達が結婚式したら可愛いだろうね」
ニヤニヤしながらそう言ってるチャラ男、結婚式まで想像しちゃうんだ。
案外こんな風に、単純に想像できる人のほうが夢を叶えちゃうのかもしれないなぁ、なんて思ったり。
「じゃあ、チャラも長生きしてね。私130まで生きる予定だから。それに私を看取ってくれなきゃ困るし」
「えぇ、じゅりんが130歳なら、俺が123歳…そこまで生きられる自信ない」
「じゃあこの話は無しで」
「いやいや、頑張るよ!」
本気で100歳超えて生きる前提で話せるのも楽しい。こうゆうテンションホント良いな。チャラの事バカだなと思うし、私もバカだ。そして二人とも幸せだ。
話しは尽きないけど、今月また会えるかわからないから、確実に会える1月の予定を確認して、駅でバイバイ。
私、ご縁は確かにあると思ってるけど、運命の人なんかいなくて、自分の望む恋愛レベルによって出会う男が変わっていくと思ってる。そして私の目標の恋愛レベルってけっこうハードル高い設定してたつもりだけど、去年の年末からグイグイ上がって来て、ここにきてかなり理想に近づいてる気がしてる。
チャラは自分で自分を満たしてるし、私に何かを望んでいない。家庭も仕事も趣味も、自分なりに充実していて他人を羨むこともない。ただ私と出会って恋して、自分の気持ちを大事に扱ってて、とてもピュアだと思う。
逃避とか非現実とか、夢とか幻とか、妻帯者のよくある隠れた恋じゃなく、彼の中では何も交わらずに、ただ真っ直ぐな気持ちだけが存在してる。
ほんと子供みたいな(だからこそ心配なことは多々あるけれど)
足りないものを補う人ではなく、溢れたものを与え合う人で在りたいし、そんな人と深まりたい。
— じゅりん (@jurinjurinjurin) 2022年12月5日
そういえば、夫と出会った時も、私はまるで夫を信用できなくて、ただの遊び人の酷い人だと思い込んでて、ずっとクラブの客とホステスだった。結局最初に疑い深い人って、私を新たなステージに連れ出してくれてるのかもしれない、なんて思ったり。
これからどうなるかわからないけど、チャラが私の大きな分岐点で現れた男って事は確かな気がする。
とりあえず試乗はお互いに満足したので、チャラもスタメン入り。本人には「まだお試し彼氏」と言い続けてるけど、クリスマスイブに正式スタメン入りを発表しようと思ってて、それが今年の私のクリスマスプレゼント。
みなさん長い間、見守って応援してくれてありがとう、晴れて私も、5股の夢を叶えました!いつまで5股が続けられるかわからないけど、とりあえずこれ以上は増やさない努力をします(笑)
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ふるさと納税の駆け込み需要のシーズンだよね。夫におねだりしてこれをオーダー。
届くの楽しみ!それにしてもふるさと納税って何でもあるよねぇ。
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