人妻の気紛れで自堕落な生活

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最初のセックスは試乗と呼ぶの①

チャラ男と5度目のデート。

jurinrin.hatenadiary.com

このデート↑の後も2度会って、どっちもキスしかしてない。
Twitterでは随時どんな感じかを呟いてたけど、ブログに書きそびれてた。

 

チャラも「ずっとお試し期間でもいい」って言い出すし(そうしたら永遠にフラれないからという理由)私もそれもアリかな?とも思ったり。でも健康な男女でそれはないだろうって思い直したり。

変なとこ真面目だから、きちんとしておきたいと言うか。

なんかこう、向こうがスキスキ言いすぎると、戦闘意欲を失うって言うか。

 

何となくお互い好きかも、違うかもってラインを行ったり来たりするから相手の事気になるのにね。ただ最初は超チャラい男だと思ってたけど、感情をストレート表現するタイプだと分かって、それほどチャラくもないし嘘もつけないんだなぁって事は理解した。

あと、基本的に家庭が不和の人とは付き合いたくないので、まぁまぁ奥さんとも家族的には円満って事も分かって安心した。私の男達は大概、妻の産後からレスになってるけど、それとは別に家族としては円満で、上手く行ってる人が良い。家庭不和な男は、私で自分の不幸を埋めようとしてくるしクレクレになりがちなので、付き合ってるうちに私が辛くなっちゃう。まぁ独身でも、あまり自分の人生が上手く行ってないと同じ感じだな。結局自分をしっかり満たして、ベースが安定してる人じゃないとダメなんだなって思ってる。

年々、私と出会う男達はベースが安定していて、いつも自分事で充実してる。これは私も、自分事をかなり優先させられてる合わせ鏡なんだなって判断してる。良い事。

そんな訳で5度目のデートは午前から夜まで一日を約束してたから、これはやはり試乗しないと先に勧める決断もできないと思って覚悟はしてた。もう若くもなく性欲もそれほどない私には、ホルモンバランスに突き動かされてセックスすることもないので、逆に自分のピュアな気持ちだけ培養して男に抱かれたいと思わないと、特に最初の試乗は気持ちが乗れないのだよ・・・

 

で、チャラ男との待ち合わせは私が買い物したいお店で。

先にお店に着いて、メッチャ真剣に買い物してる横に突然チャラ男が現れて驚くけど、やっぱり見た目は良い男と思う。本当に外人みたいな背の高さと手足の長さ。天パの髪の毛と日に焼けた真っ黒な顔に、黒いマスクがまた映える。黒のジャケットに黒のパンツ、黒のバッグを肩にかけて臙脂のマフラーをしている。良く見るとバッグとマフラーは結構年季が入ってる。奥さんは彼の身なりはあまり気にしないのかなぁ…など思ったりする。

家族や妻に嫉妬することは全く無いけれど、どれくらい妻が彼の面倒を見ているのかは知りたい。全然無頓着ならそれでもいいし、食事や睡眠の生活の管理だけはしっかりできてるって感じでも良い。勿論自分で全部賄えてるならそれも良し。一番良くないのは、仲が悪くて牽制し合ってる癖に、夫の監視だけ執拗にするタイプ。過去そのタイプの妻を持つ男と付き合ってすごく気を使って疲れたし、男も会う度妻の愚痴で、今考えると本当につまらなかった。相手は自分の鏡だから、当時の私もつまんない女だったと思うんだけど。

 

私の買い物につきあってもらって、もう一軒買い物に行ってから、飲もうって事になって歩いて移動。お昼前なので空いてるお店は限られてて、前にも昼飲みした界隈へ。

適当に歩いてお店に入って、まずはビールで乾杯。寒いから熱燗かな、焼酎のお湯割りかなって言ってた割には、飲み始めたら冷たいビールが美味しい。

 

「俺さ、すごい嬉しくて。忙しい所時間作ってくれてありがとう。じゅりんが一日空けるなんてかなり大変なことだって最近分かって」

 

「それはチャラも同じじゃん。平日仕事して週末は副業で(彼は趣味と実益を兼ねたスポーツをしている)よくこの忙しい二人が出会ったよね」

 

「ほんとそれ、あの時の幹事に感謝だよ」

 

「ああ、なんだっけあの幹事…デブね」

 

「デブとかブスとかバカとか、よく毒吐くよね」

 

「え、デブもブスもバカも、毒じゃなくて事実じゃん。別に見下してないよ」

 

「わかってる、じゅりんは褒めるときも躊躇なく褒めるから、そのまま口から出るんだなって思ってて。そうゆうとこも好きだし。毒って言って、からかってるつもりだったよ。真面目か」

 

そう言って頭をポンポンと撫でられる。

そっか、そういえば他の男の前では、毒らしい単語は吐かない。何ていうかチャラといるとすごくフラットなんだ。上も下も無く男と女でもないような、すごく昔から知ってる親友みたいな。だけど男と女であることは変わりなくて時々戸惑う。

「俺ずっとお試し期間でもいいな」

 

「いいの?」

 

「良くないけど、先に進んで嫌われたくないような。こんな気持ちは結婚してから初めてなんだよ」

 

「それってどんな気持ち?」

 

「じゅりんが大好きって事だよ、会う度好きになる。本音を言えば抱きたいけど、抱けなくてもずっとこのままでも良いかなっても思う、どっちも本心」

 

「ふーん」

 

「なにそれ」

 

「だって結婚してからも付き合ってた人、いたじゃん」

 

「だからそれは、こんな気持ちじゃなかったなぁ。単身赴任先とかさ、なんか浮かれて人妻と付き合ってたけど、今思うとお互いに都合の良い相手って言うかさ。少し前までのセフレもそうだけど、好きと欲が分離してたって言うか。男って身勝手だから、欲にまみれてる時と、純粋に好きだから抱き合いたいって時とあって。じゅりんの事は好きだから」

 

多くの男は欲が勝るんだろうと思うし、過去私が付き合って来た男達も同じような気持ちだったのかもしれない。都合の良い相手が悪いんじゃなく、それ以上に気持ちは無かったって事だよね。会ってる瞬間さえホンモノじゃなかった恋…そうゆうの経験したからこそ、今ここにチャラ男がいるって事なんだと思ってる。

 

「いいよ」

 

「ん?何が?」

 

「この後、試乗でもいいよ」

 

「試乗って?」

 

「初めて試すセックス、しないとお試し期間のままじゃん」

 

私が男を口説く時は、直球ストレートと決めてる。

チャラの中身が乙女なことは分かってるし、今までも車の中で二人きりでも、絶対にキス以外してこなかったから、ここは直球の中でもかなり強めに出ようと腹を括る。

今年再び会えるかもわからないし、お試し期間を来年に持ち越すのも何だか嫌だし。

 

「え、え!ホントに?」

 

「嘘言ってどうするの、でも試乗には私的条件がある」

 

「うん」

 

「コンドームはちゃんと付けて欲しい。ちゃんとって言うのは、途中からとかじゃなくて」

 

「うん、もちろん」

 

「丁寧に扱って欲しい、乱暴にされるのはイヤ」

 

「大丈夫、俺めっちゃ尽くす方だから」

 

「あと、ホテル代は彼氏持ちね」

 

「それはわかってるし」

 

「じゃあ、合意の上での試乗ってことで」

 

「えっと、この辺いいとこあったっけ…ちょっと検索する」

 

近くのラブホを検索し始めるチャラ男を横目に、もうちょっと色っぽい雰囲気で進みたかったなぁとも思う。

 

「あとさ、試乗ダメならお互い嘘偽りなく申告することね」

 

「俺はダメな訳ない、じゅりん大好きなのに」

 

「アナタより7つも年上なのよ、それも久しぶり過ぎて出来るかわからないし」

 

一応、チャラ男には前の彼と今年1月にお別れしてからはフリーって設定にしてある。なのでセックスは1年ぶりって事、もちろん嘘だけど。
ちゃんと久しぶりな演出できるかなぁ…そっちが不安。

 

お会計して、手を繋いでチャラ男の調べたラブホに向かう。

それにしても、この辺のラブホってだいたい誰かと来たことあって、それだけが何となく引っかかるんだよね。そんなこと全く気付かないチャラ男は、何度も私の顔を覗き込んでは笑ってる。やっぱり可愛いな、全然チャラくない。でも今更改名する気にもならない(笑)

 

・・・続く。

 

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最近買って可愛かったやつ↓(可愛いから友達にも贈ってしまった)