人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

自己嫌悪

先生と連休に旅行に行った。お互い山が好きだから、登山しながら温泉浸かるってコンセプト。天気の関係で行先を変更したり、宿を取り直したりと色々大変だったけど、旅行そのものは楽しく過ごした。

 

問題は帰ってきてから。

先生から次のデートの打診が来て、それが旅行から一週間も経っていない日。そこを断ると、今度はもっと近い日程で、私がたまたま先生の家の近くでパーティがあると言った週末。そのままパーティ後に家に来ないかと誘われたんだけど、夜中にお邪魔するのは慌ただしいし、自分の体力にも自信が無いしで再度お断り。そうしたら、そのパーティの翌日を打診された。そんな無理くりなスケジュールを提案してくるなんて、先生らしくないと思ったけれど、とにかくすぐに会いたいんだろう。だけど私も旅行の後は仕事も詰まってるし、家事もしたいし、一人の時間も欲しい。他の男達にも、夫にも時間を使いたい。

 

結局3回のオファーを全部断った。勿論会話の途中では、私のスケジュールが分かったらお知らせするから待ってほしいとも言った。それでも矢継ぎ早にデート日の提案されたので、余程会いたかったのだと思う。

 

もしよかったら…万が一都合が付けば…

でも無理しないで…

 

必ずそう書かれているLINE。私が断れば、それ以上深追いされる事もない。

だけど、だからこそ私も辛い。どうにか頑張れば、夜中に先生のおうちに行って翌朝帰って来ることもできる。でもそうすることで、私はきっとバランスを失う。先生の願いを適え続けることで、彼もまた脆く弱くなってしまう。

いや、分ってる。二人の旅行が楽しすぎたから、あれが幻じゃなかったことを会って確かめたいだけ。私だって会いたい、いつでも会えるなんて高を括る気はない。3日も一緒にいて、一緒に寝て起きて、一緒にご飯を食べて、あんなに幸せで、たくさん話して笑って、帰ってからひとりになって、寂しくない訳はない。

だからこそ、ここは会わないほうがいい。それもわかってる。独身同士なら、こうして会いたい時間がどんどん増えて、離れたくなくて同じ家に帰りたくなって、一緒に暮らし始める。私も何度も経験してきた。だけど私には帰る家があり、私を待つ夫がいる。

私だって寂しくない訳じゃないし会いたいけど、でもそれは先生の孤独に比べたら圧倒的に薄いものだろう。見たこともない私の夫の存在で、自分が蔑ろにされた気持ちになるだろう。それはどんなに理性で割り切って、自分の立場をわきまえたとしても溢れる情熱、私も自分が独身で夫が既婚だった頃、自分の感情の処理が出来なくて、堪えられなくて途方に暮れていたからよくわかる。

 

いつもは快適な一人の部屋が、突然ガランと殺風景に見えるあの瞬間。出会った時から結婚していた人、自分はあれこれ言える立場じゃない、そもそも会える時だけ楽しければそれでいいと決めてたハズの心…人は独占できない、それなのにどうして自分だけのものにしたくなるんだろうと、激しく自分を責めたあの頃の私、同じ体験を先生にさせてるなら、私はもう、先生とお付き合いしていくことは難しいんじゃないのかな。

 

私は自分の男達は、漏れなく幸せにしたい。

幸せにしたいなんて、おこがましい事をほざいてるって自覚はある。だけど他に表現のしようがない、幸せにしたいのに、この瞬間先生が不幸を感じてるなら、私は彼をリリースしたほうがいいんじゃないのかな。

そう思う反面、私だけを見ていてほしい、他の人に目移りしないで欲しいとも願う。先生は独身で自由なのに、それをとやかく私は言えない立場。

 

いや、ちょっと私も弱ってる、いつもなら目移りするような男ならいらないって思えてる。私が人妻だろうが独身だろうがそんなことは関係なくて、また私に会いたいと思う男以外はいらないと強気で思ってるハズなのに、なんだろう、少し予定を積め込みすぎた?それとも気圧のせい?更年期?わからないけど、急に弱気になって私は落ち込んだ。かなり久々に。

私もまた、二人の旅が楽しすぎて虚無感だったのかな。楽しい恋しかしたくないのに、こんなに苦しくなるなら辞めてしまおうか…

沼とも違う、恋焦がれて沼ってる訳じゃない。自分にガッカリしたというか。

そうか、私は何も応えてあげられない自分に落ち込んでる。先生に我慢させてる、本音を言わせない。それなのに希望も適えてあげない。そんな自分が彼を幸せに出来るハズない。自己嫌悪。

 

すごく苦しくなってしまって、だけど先生と終わる事も想像できなくて。

好きな男を幸せにしたい、ただそれだけのことがこんなに難しい。今までも相手の熱が大きくて制御不能になって、私に当てられて困る事は多々あったけれど、当てられるだけまだマシだった。

先生はただ熱が大きくなって、それを必死で抑えてる。その抑えた熱が漏れ出て滲んで、とてもとても切ない気持ちで胸が痛い。私には伝わる、私にはわかる。

だから応えてあげたい、でもそれは結果的には良い方向にはならないのも、もう知ってる大人だから。距離感を見失えば、他の沢山の人を不幸にすることを私はもう経験しているし、その十字架を今も背負ってる。

 

結局、パーティーの後、夜中に先生のおうちに行くことはしなかった。やろうと思えばできる選択を取らなかった事は、それが正解だとしても後ろ髪を引かれる思いで。だけど体力的にも限界で、心と体は繋がってて、まずは自分の回復に努めると決めて。

 

そうしてやっと少し元気になってきた。ゆっくり眠って、家の中を綺麗にして、美味しいものを食べて、ツイ廃して(笑)

色々考えて、先生とはもう少し日を空けて約束した。お泊りしちゃうとまた旅行を思い出して寂しくなるから、今度は日帰り。そうして二人の距離を保てるよう、私がコントロールできなければこの恋は終わる。

 

ああ、私がずっと望んでいた、独身バツイチ、一人暮らしの年上、しかもインテリ。

彼に、妻という足枷が無い事がこんなに私の心を乱すなんて、全く想像もしなかった。

 

その後、次に会う予定のことで先生が勘違いして、私も怒ったりして(自分的にはめずらしいこと)

 

うん、恋は素晴らしい体験だね。私もまだまだ子供だね。

私の伸びしろも、まだまだありそう。

・・・

 

TwitterのID変えました↓

 

@jurinjurinjurin

 

フォローしてね💛

 

 

 

 

私達は、この熱と上手く付き合い、自分達で操れるようにならなくては。