人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

私がアナタにできること①

1か月ぶりに彼氏と。彼氏はまだ繁忙期。連休も仕事していたらしい。

緊急事態宣言中なので、デイユースでホテルデート。彼氏は朝からホテルで仕事してるから、お昼に私が出向くことに。お昼は私が持参するねと言ってあるけど、思い切ってお弁当を手作りした。今まで何度も男には手料理を振る舞ってきたけど、実は彼氏にはそれはしないと決めていたんだけど。

彼氏はあまり家の事を話さないから、私はベタベタに妻に愛されてる人だとずっと思っていて、それなら家庭的な事は全部奥様にお任せして、私は非日常だけを演出する女で在ろうと決めてた。だけど彼の自傷行為で、少し私の見方が変わってた。色々あるんだろうな。

彼の自傷行為はコレ↓

jurinrin.hatenadiary.com

休日には子供と遊ぶからあまり休んだ気にはなれないとか、普段は家にあまりいないから、休日は少し家事をしなきゃとか、たまに話す彼の家での事情は、ごく普通の忙しいビジネスマンの呟き程度に思ってたんだけど、元々寡黙なだけに言いたい事も言えないんだろうなぁって思えてきた。そんな彼氏が家庭を円満に継続するために、私との時間を持つのだろう。不倫って背徳的な面ばかりじゃないよね。

私の出来る事全てで彼を癒したい。お弁当位なら容易い事だし食べて元気になってもらえるなら尚更、機会があれば作ろうって最近は思ってた。

 

クーラーバッグを肩から下げてホテルに到着。出向いてくれた彼はまだ仕事モードの顔。お部屋に入って、彼氏の仕事が終わるのを待つ。

やっぱ顔が好きって最強だよね。身体は(SEXではなく)フォルムが好きな順番なんだけど、彼氏は匂いや体温も好き。美しいフォルムは断然シマリス君なんだけど、彼氏はちょっと丸くて抱き心地が良いと言うか。

 

30分ちょっとグダグダして、彼氏の仕事終わってお弁当タイム。手作りしてきたことはサプライズにしてたから、すっごく驚いてたし喜んでた。彼氏の妻は専業主婦なので手料理なんか興味ないと思ってたんだけど、お弁当箱を開けた瞬間すっごい嬉しそうな笑顔で、なんだかそれ見て私も癒された。ちょっとだけランチビールで乾杯。

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Photo by Thais Do Rio on Unsplash

この日のメニューは彼氏の好きなモノばかり。初めて食べる私の料理が興味深いらしく、調味料やレシピを尋ねてくる。

白砂糖と食塩は使わないと前に私が言ったことを覚えていて

 

「この甘い卵焼きも、砂糖じゃないの?」

 

と不思議そう。

それはラカントって希少糖を使ってるんだよ。他にも料理には、黒砂糖や蜂蜜はちょっと使うよ、など説明する。彼氏が更に興味を持って色々と尋ねてくる。

塩は岩塩を使うよ、出汁は自分で取ったものを冷蔵庫で保存してるの、油は米油を使ってるから身体にそんなに負担ないと思う、だから安心して食べて…と話したら

 

「じゅりんはすごいね。だからかな、優しい味がする。美味しい」

 

と嬉しそう。こんな顔して食べてくれるなら、もっと早く作ってあげればよかったなぁと思う。つまらない私のプライドと勝手に決めた妻との役割分担で、随分遠回りしちゃったなぁ。思えばお正月に手作りした御節の写真も、すごくアレコレ尋ねられた。彼は元々調理には興味があるみたいだから、一緒にお料理作れたら楽しいのに。

 

今年に入ってから、私のまだ僅かに残っていた『こうあるべき』がだいぶ崩れてきた。元々『あるべき論』は私の中にはもうかなり薄くなっていて、自分の快だけを求めて生きてると思ってたけど、まだ捨てきれないものは抱えたままで。

彼氏に手料理を振る舞わないと決めてるのも、私の『こうあるべき』という観念だった。不倫相手って役割を演じることに拘ってた。

彼氏は最初に私と出会った時

 

彼女は欲しい、でも家庭を壊さない人が良い

 

と言った。それなら私が最適よ、アナタの彼女にして、と言ったのは私。

きっとアナタに幸せな時間をあげられる、私は負担になる女じゃない。家庭との境界線を見失ったりしない、そうも言った。めっちゃ顔が好きだから必死に私が口説いたのをよく覚えてる。その時の約束を、私は今も忠実に守れてると思う。

彼の妻は、彼の不規則な働き方のために、仕事を辞めて専業主婦になった人。だから彼女のカテゴリーには入らない。料理も彼女のカテゴリーだから、私が振る舞うべきではない、とずっと思ってた。私はそこまであざとくないって変な意地もあった。

 それはきっと、私が食に対して強い拘りと時間をかけているからだとも思うけど、私の中で『専業主婦=家事や料理』というテリトリーになってたんだと思う。時々彼氏が私の手料理を食べてみたいとは言ったけど、私は敢えてそれを聞こえないふりをし続けた。妻に張り合う気持ちは元々ない。まして料理で彼の胃袋を掴むなんて古典的な技能をしなくても、私は十分愛されてる。だから妻のテリトリーを荒してはいけない。すべきことじゃない。

更に、弁当を作ってホテルだけでデートすることそのものにも抵抗があった。ピクニックやドライブだったら喜んでお弁当を作るのに、直ホテルだと自分を安く見積もられてるような感覚。手弁当なんて、なんだか貧乏くさいし情けない…

 

でもこれが、私の強い『べき論』の思い込みなのかもしれないって、今年に入ってから思うことが何度かあって。そもそも家庭の味に飢えてる訳じゃない彼氏が私の手料理を欲するのは、足りないものを埋めたいんじゃなくて単純に私をもっと知りたいから。私の創り出す料理を味わってみたいから。知りたい欲求、それは愛なんだよね。

そして、たまにお弁当を一度作った位で、彼の妻のテリトリーを荒すわけじゃない。どこかで自分の料理に自信もあって、そこまで自分を驕ってることに少し恥ずかしくもなった。

 

私は何でこんなに料理で男を繋げると思ってるんだろう…夫の前妻が家事も料理も嫌いな人で、結果的には夫が前妻と離婚して、家事好き料理好きの私と結婚したから、その経験が私を驕らせてるのかもしれない。だからって彼氏が離婚する訳じゃないのにね。こうして考察すると、自分の自惚れ加減にも呆れる。

 

それよりも私が彼氏にできること、今すごく忙しくて疲れてる彼氏にしてあげられること。そう思ったら美味しいものを食べさせたいなって思って。私の勝手に決めたルールなんか、バカらしくてどうでもいいことなんだなぁって思い始めた。

そもそも今回は、緊急事態宣言中だしあまり時間も無いから、テイクアウトで食事を準備していくつもりだったし。だったら自分で美味しいもの作るのは全然悪い事じゃない。

私が私にオーダーする、彼氏の好物を詰め込んだ美味しいお弁当テイクアウト用。それは私の想像以上に彼氏を喜ばせてくれた。

 

「食材も拘ってるの?」

 

「そんなことないよ、〇〇のネットスーパーだから高級スーパーじゃないし。野菜は出来るだけ地元野菜を買うことにしてるけど、全部じゃないし」

 

「これも手作り?すごく美味しい」

 

「もちろん手作りだよ、アナタの好きなモノばかりでしょ」

 

「全部作るの大変だったんじゃない?朝作ったの?」

 

「もちろん今朝作ったよ」

 

「旦那さん大丈夫なの?お弁当持って出かけてきて…」

 

「しょっちゅう友達の家とか山に行くのに料理作って持っていくから、何とも思ってないよ。それに夫にもお弁当作って来たし」

 

「そっかぁ、なら良かったよ。今更だけど、旦那さんに何だか申し訳ない感じもあったから」

 

彼氏も彼氏なりに、私のテリトリーを心配してくれてたんだ。気遣いポイントは同じところだったのね…そう思うとなんだか可笑しい。立場を逆に考えたら、そんなとこ拘ってたのかと思う。

パクパク食べる彼氏を見ながら、私の作った料理が彼の血肉になると思うと、なんともすごい充実感というか達成感というか。

 

最後に鶏の唐揚げをひとつだけ取っておいて、丁寧に食べて完食した彼は、嬉しそうに私にキスした。きっと唐揚げが一番好きなんだね。

ホント可愛い、私の大好きな人。

(続く)

 

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