「私、男はそれなりにいるし、そこそこ遊んでるし、束縛されたくないの。だけどあなたには魅力を感じてるんだと思う。そんなんじゃダメかな。ねぇ、私とどんな付き合い方を望んでるの?彼女とか?セフレとか?ただの飲み友達とか?」
「難しいなぁ、彼氏彼女ってテイで『おはよー』『おやすみー』ってLINEするとかはだんだん苦痛になってくし、だからってセフレは嫌だ。飲み友達はもっとヤダ。束縛はできないよ、自由なじゅりんちゃんが好きだもん。俺、2度もリスケになってもじゅりんちゃんに会いたかったんだよ。だから今日、すっげー嬉しかったんだよ、わかってる?」
「まぁ、正直二度もリスケになったら、普通お互い会わないよね」
「俺は何度リスケになっても会いたかったよ!」
久しぶりの年下2号クンとの再会。
あのあと、一度目の約束を私が反故にして、二度目の約束は2号クンのお父さんが倒れてキャンセルになって、私も今は男を増やす時期じゃないのかもって思ってた。
前のデート、この時点ではセフレ候補だったのに、その後私が色々と面倒な思考に陥って会う気になれなかった・・↓
シマリス君との関係が心の中で随分整理されて、愛人とペットを捨てる決意をしたら、急に2号クンに会いたくなって私から連絡した。昼間は合コンに呼ばれてて、その日の夜にデート。何故か2号クンには隠さずに合コンの予定も話せるので、予め合コン帰りになることは伝えてあった。
『合コンにいい男いても、ちゃんと来てよ!』なんて言われて笑っちゃう。
一言でいうと、居心地が良い男。
彼氏の居心地の良さとはまた違う、もっとラクな距離感。
でもその居心地の良さに前回飲みすぎて羽目を外してウダウダだったし、女としては丁寧に扱われなかった気もしてモヤモヤしていた。飲みすぎないでちゃんと話し合って確認したいと思ってたから、もう一度会いたかったのが正直な気持ち。
でも平日昼間もお休み取ってくれるって言ってるのに無理って断って、夜は出られないとか言っておいて他の人とは夜に出歩いてたことをうっかり言ってしまうしで、私はどうも、この子の前では油断してしまうみたい。
昼間の合コンの男性年齢層が50歳前後のメンバーで、みんな似たり寄ったりの外見のオジサマ方ばかりだったせいか、2号クンが現れた時はすごくすごく若く感じた。実際若いけどね、13歳年下だしね。顔は星野源似。背はそんなに高くないけど彼氏よりは大きい。
なんとなく馴染むというか、そこに居て違和感のない男。そして多分、私の事は口で言うよりずっと好きなハズ。
この日は『ちゃんと話したいから』と私が言ってたので、2号クンもちゃんと話を聴こうとしてくれてるのがわかる。いきなり直球で質問したけど、しばらく考えてたようだった。
「お互い家庭もあるし、恋人とまではいかなくても、セフレ以上では在りたい。男だから会えば抱きたくなるけど、それだけじゃない」
「まだ私の事、抱いても無いくせに」
「この前イチャイチャしたじゃん」
「でも最後までしてないし。セックスして相性悪かったらどうしようもないじゃん」
「そりゃそうだけど」
冗談めかしてばかりなのに、少し俯いてクールな顔になる。
その顔、割と好きかも。
どんなセックスが好きなの?
そう尋ねられた。真正面から私の目を見つめながら。
ストレートにそんなこと聞かれたことないけど、悪くない。
最近私が願ってるのは、ムードのあるセックス。背中から抱きしめられて、服を脱がされて、じりじりと攻められるような(自分で服を脱ぐ色気のないセックスばかりしてるせいか、猛烈に着衣プレイに憧れてるw)
たくさんキスをして、軽く噛まれて、盛り上がってきたら一度離れてシャワーはしたいな。でもシャワーは一緒には入りたくない。交代で入ってまた仕切りなおして、長い前戯の果てにゆっくりと結ばれたい。
クンニはそれほど好きじゃないけどしてほしい。フェラは顎が開かなくて上手じゃないけどしてあげたいと思う。そうゆうのってお互いに心も身体も解放して、受け入れてる感じがするから、感度とは関係なく省略はしたくない。
私は潮は吹くけどそこはあまり気持ち良くないから、無理に吹かせようとしないでほしい。だからゆっくりと丁寧に私のGを探し当ててほしい。ちゃんと時間をかけて、記憶に留めてほしい。中も外もイクから、前戯で丁寧に外で、その後に中でもイカせて?
体位は・・身体を合わせてみないとわかんないけど。好みは正常位かなぁ。人間しか正常位でセックスしないんだから、人間らしくセックスしたいかな…
あ、あとちゃんと避妊はしてほしい。この歳だから妊娠しないとか言われると傷つくけど、そうゆう問題じゃなくマナーとして。私が病気持ってる可能性も否めないわけだし!
まるで好きな料理のレシピを話すみたいに、セックスの好みを語る私と、それを真剣に聴いてる2号クン。時々小さく頷く。小さなバーの片隅で、どんな会話(笑)
「ねぇ、もし私達が肌を重ねて、良く無かったら?」
「そんなことは無いと思う。俺、じゅりんちゃんと一緒に居る時間がすごく居心地いいもん。LINEとかも気が合うっていうかさ、相性ってそうゆうとこからわかるじゃん」
「キスは良かったけど…この前はその後、雑に扱われたからなぁ」
「ごめん…ほんとこの前のことはごめんね。俺も浮かれすぎて飲みすぎたんだよね。あんなになったの久々すぎて…ってかこの前の事、覚えてる?」
「もちもち、かなり雑だったからセックスは期待できないと思ってたけど」
「あれは俺の本気と思われたくない、お願い忘れて。それかノーカウントで」
この会話、もうこの後はラブホに行く前提だよね。
まぁ私も、行くつもりで勝負下着な訳だけど。しかもこの日は脱がされる前提で、脱がしやすく手を差し込みやすい、着物みたいに前で身頃を合わせるラップワンピースを選んでた。スカートの部分も布が重なってるだけだから、ヒラリとめくれば足が出てしまう。
かなり戦闘モードではあるんだけど、実は顔を見るまでは決めきれなかった。
顔を見たらキスしたくなった。
私も、そこそこ惚れてはいるのかも。
「次、何飲む?」
空になった2号クンのグラスを指さして尋ねる。
「もう出る?他の店でもいいし、家寄りに移動してもいいし」
同じ沿線に住んでるので、家寄りに移動すると帰りが楽なんだけど、私達が今いるところは、すぐ裏手がラブホ街。ここまで話させておいて、まだ飲む段取り?それとも紳士ぶってるのかな?と思いつつ、私のグラスのハイボールを半分2号クンのグラスに注いで、二人でグラスを空けてお店を出る。
雨がまだ降ってるから私の傘を広げたら、すぐにその傘を持ってくれたから、その手に私の腕を絡める。少し甘えたい。
「ねぇ、丁寧に抱いてほしい」
きっとその気なハズだけど、私を上手く誘えないのかしら。
前回の失敗を攻めすぎたかな。
でも、私の事、抱きたいよね?
「もちろん、じゅりんちゃんのこと、大事に大事に抱きたい」
「家の方(途中の沿線沿いにもラブホが何軒かある)に向かう?」
「いや、ここで。何か飲み物買ってこうか」
勤務してる会社がある街の、少し外れのラブホ街。それはそれでリスキーだけど、多分街を移動するのも待てない。
きっともう、脳内では私の事、何度も犯してるよね?
そうゆうわかりやすい男って好き。
私は単純に、私に欲情してほしい。何度でも抱きたいと言われたいのだ。
「じゃあ、今夜の結果で、私達のこれからを決めるってことで(笑)」
「それすごいプレッシャーだな、頑張るよ俺」
なんだかスキップしたいような気持ちで、傘の下で腕をもっと絡ませて、ラブホ街にあるコンビニに向かった。
新しい男って、何故こんなにワクワクするんだろう。
(続く)
そんなわけで、カテゴリーは『ホシノクン』にしてみたよ↓
年下2号君は晴れて私のメンテナンス係となりました。アダ名は年下2号からセフレ君にしたかったけど、本人の大反対で星野君(←星野源に似てるから 仮名)となりました!
— じゅりん (@3venIS1RCaT3IQu) 2020年9月25日
予め希望のSEXについて話し合ってからの試乗だったから、とてもよかった!最後は耐えきれずフィニッシュしちゃったのも可愛かった♥️
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わたしの狩り場♡