この人とやっとリアルで会った。
確か2月からずーっとLINEしてたんだけど、コロナで後回しになってた。
4か月もLINEだけで繋がってたのか…
すでにシマリス君という、年下にして精神年齢がかなり上の男を見つけてしまったので、オジサマ枠も不要って言えば不要なんだけど。
とりあえずこの人を「オジサマ」と命名。
スペックは、3つ年上、バツイチ独身、首都圏のかなり離れたとこ住み、身長175センチってとこかな。大手のIT企業サラリーマンで独身寮住みらしい。
都内の、朝から飲める繁華街でお昼すぎに待ち合わせ。
初めましてなんだけど、写真通りの人だった。歯並びは大丈夫だった(笑)
タイプではないけど悪くない感じで、ずっとLINEしてたからかお互い良く知ってる感じで、あまり緊張感もない。
軽くあいさつしながら、この繁華街で飲むのが初めてというオジサマを、馬ホルモン煮込みの有名な大衆居酒屋のカウンターにお連れする。
私、何故かすごくセレブレティに見られちゃうんだけど、実は大衆居酒屋や、立ち飲みとか大好き。飲むのはもちろんホッピー(笑)
「あーなんかこうゆうお店で安心した。じゅりんさん、写真よりずっとお綺麗だから、どんなお店に行くのかなって心配してました。一応どこでも大丈夫なように襟付きのシャツ着てきましたけど。あ、それとこれ、せっかく時間を作ってくれたので・・・」
と差し出されたのはゴディバの袋。
「それから、僕はこうゆう者です、どうぞよろしく」
頼んでないのに名刺をくれる人は初めて。
きゃー嬉しい、ありがとうございます、チョコ大好きです、あーこの企業、昔〇〇にある現場に仕事で行ってましたよ、そうそう桜並木が綺麗なあの道沿いの、有名な大企業にお勤めですごいですね~…とかなんとか言いながら、とりあえず乾杯。
お土産も名刺も、なかなか気が利く感じ。見た目はすっごい良いわけじゃないけど悪くない。何より無類の酒好きと聞いているので、飲める人ってそれだけでポイント高い。
彼氏もシマリス君も、あまりお酒は強くないんだよね。
オジサマ、すごいピッチで数杯飲んで、いつの間にか話題は『一夫一婦制』について。
「僕は大学では生物学だったので、そもそも人間の一夫一婦制の結婚制度には無理があると思ってるんですよ。生物学的には絶対に無理な事をしてる訳です」
「じゃあ、何故不向きな結婚制度を人間は取り入れたのかを、社会心理学的にご説明しましょうか?」
「なにそれ面白いね。じゅりんさんは心理学だもんね。確かに無理なのに結婚制度を強いてるのは人間だもんね。感情的理由なのかな」
「それは農耕と定住が原因なんですよ。畑の農作物という財産を家族に継承するために、結婚制度を取り入れたわけです。実際遊牧民は集団婚という名の乱婚でしたし…」
*一夫一婦制への進化については諸説あります、これは有力説のひとつ
「へーそれは考えたことが無かった、なるほど財産ね。そこは生物というより文化だね、こんな話がここで出来るなんて楽しいね」
私もそう思った。
やっぱり男にはインテリジェンスを感じたいので、こうゆう話が出来る人はとても良い印象。更に生物学専攻で、なぜ今の仕事に就いたのかとか、生物学の面白さなど聞いて、私も盛り上がる。良い感じ。
そしてとにかくハイペースで飲んでいく。わたしがホッピー2本(中身は2回お代わり)してる間に、オジサマはホッピー、日本酒×2、ハイボール×4…なかなか強者(笑)
「でもね、じゅりんさんと出会えてよかった。あのサイト1年くらい登録してたけど、あなたみたいな人に出会えたの初めてですよ。綺麗で才女で、僕は本当に嬉しい。あのサイトは、業者みたいな子ばっかり写真バッチリ載せてるの。他の人は顔にスタンプとかしていて、ほとんど見えない感じ。あなたの写真は少しボンヤリしてたけど、とても綺麗なのはよく分かったし。結婚制度関係なくこれからお互いを分かり合えたらいいね…でもね、じゅりんさんと出会えて…」
話がループするようになってきた。うーん、ちょっとやっぱり急に飲みすぎじゃない?
で、私がトイレに立ってる間に、カウンターの隣のカップルと親しくなってた。どうも隣のカップルは、私達の会話が気になってたみたい。出会い系サイトで出会って4か月LINEして、今日初めて会ったって話に、隣のカップルが興味津々。
で、このカップルに「次もご一緒にいかがですか?」と誘われて、二軒目。
4人で2時間ほど一緒に飲む。カップルは最近結婚したばかりの40代夫婦で、今日は結婚指輪を買いに来たんだそう。
「僕もお二人にあやかって、じゅりんさんと幸せになります~」
と盛り上がるオジサマ。
この辺までは楽しかった!お昼から飲み始めて既に夜。そろそろ帰りたい気もする。
その後ご夫婦は予定があるとのことで、ここでお別れ。
奥様のほうとLINE交換して、また飲みましょうって約束してバイバイ。
「じゃあ、私もそろそろ、おいとましようかな」
「え、もう帰っちゃうの?」
「だって、18時には帰るって先に言いましたよね。もう過ぎてるし…」
「ちょっと待って、もう少しだけ、いま何時?(スマホを見ようと胸ポケットに手を当てる)あれ、スマホが無い、あれ・・・」
このオジサマのスマホ、会社支給のモノだったんだけど、会社支給のパソコンやスマホを紛失すると、個人情報や機密情報が入ってるケースも多いので、懲罰下ってもおかしくない。
「とりあえず、行ったお店に戻ってみましょう。電話もかけてみるね、何番でしたっけ?」
「090〇〇〇〇…」
「コールしてるけど誰も出ない、当たり前か。音が鳴らないから、オジサマが身に着けてはいなさそう…」
それで、ここから小一時間程、スマホを探して歩き回る。
最初のお店に行ってみても無い、二軒目のお店に行ってみても無い、通った道を折り返してみるけど暗くてよく分からない。
そうこうしてるうちに、私のスマホに着信。
「もしもし、〇〇駅からなんですが、オジサマ様のお知り合いでしょうか」
「はい、そうです」
「すみません、スマホが届けられているので、〇〇駅南口まで取りに来ていただけるよう、可能でしたらオジサマ様にお伝えいただけませんか?」
「わかりました、いま伺います」
どうやら駅員さんは、着信履歴から発信してたみたい。
え、ってことは、会社のスマホにロックもかけてなかったってこと??セキュリティ大丈夫なの??一応オジサマ、その筋の専門職なのに。
で、結局オジサマに付き合って、〇〇駅南口まで歩く。
もう、なんでこんなことしてるんだろう…って途中ムカついてきた。もう帰りたい。
一応夫には『友達がスマホ無くしちゃって捜索してるから遅くなるね』って途中でLINE。あーこうゆうのホント嫌だわ。
で、無事に駅でスマホ受け取ったオジサマ、相当安心したみたいで
「よかったよかった、じゅりんちゃんありがとう、ありがとう、ありがとう」
って半泣きで叫んでる。そりゃそうだよ。ロックもしないでスマホ無くしたら、あなたの仕事なら懲戒処分だよ。
じゃあ、ここでバイバイね、帰るねって何度も言ったんだけど、どうしてもお礼にもう一杯一緒に飲んでほしいと言うオジサマ。
わたしに抱き着くようにして頼み込むから、通行人に見られてめっちゃ恥ずかしい。
仕方ないので、一杯だけって約束して、近くの居酒屋に入店。
今考えると、ここで振り切ってさっさと帰れば良かったんだけど。
この後、非常事態勃発!
(続く)
ちなみに先に結果をお知らせすると、こうなりました↓
最初はよかった昨日のご新規さん、色々あって駅に放置してダッシュで帰ってきた!
— じゅりん (@3venIS1RCaT3IQu) 2020年6月7日
すごい真面目な人だと思うけど、真面目な人ほど豹変するのね😅こわーい。
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