人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

愛と沼

一か月ぶりに寿クンとのデート。
公園探索して、美術館や博物館を覗いて、お祭りみたいな屋台でビールと焼きそば買って、その後立ち飲み。朝早くから待ち合わせてるのにあっという間に半日過ぎる。お天気も良くて暑すぎず快適。

日差しは強いから帽子を被って出かけた。日傘じゃ手を繋いで歩けないから。そのために後ろで編み込み出来るように練習した。去年は一度ハーフアップにしないと上手く編み込めなかったけど、今年は上から全部編み込めるようになって、帽子もジャストフィット。人のモチベーションって色々あるけど、デートって分かりやすく頑張れるよね。

 

去年の今頃、寿クンと初めての旅行でお泊りしたな。あの時泊ったホテルは、夜は和食の会席コース、朝は洋食コースで寿クンにテーブルマナーを教えながらの食事だった。あの頃に比べたら、今の寿クンは何て頼もしくなったんだろう。食事だけじゃなく、デートのプランやエスコート、私への気遣いもセックスも、どれも本当に上達したと思う。
手垢の付いてない素直な男は、こちらの想像以上に伸びしろがある。寿クンは知らないことは知らないと、教えて欲しいと言える人なので、主に私の好みで教え込んだ。若い女の子に、少し上等な世界を見せたがるオッサンと同じ気持ちかな。とは言っても、私の場合は上等な世界ではなく、私の好きな世界を見せ続けてる訳なんだけど。

高級なモノや場所が上等なのは当たり前の事で、お値段以上やB級の楽しさもあるってことや、それを見定める自分の目と、どこに居ても損なわれない品の作り方を、私は寿クンにしつこく言い続けた。彼は決してイケメンでは無いし高身長でもないけど、今は堂々と振舞って自信に溢れてる。最近は少し眩しく見えることもある。アマタボエクボなのはわかってるけど、これだけ育てた男が、いつか私の手元を巣立つと思うと悔しい。‘‘いつか‘‘がいつ来るかわからないからこそ、更に悔しい気もするけど、考えても仕方ない。

 

出会った頃、寿クンは確実に沼だった。2週間会えないと溺れると言ってたし、私が誰かに連れ去られると割と本気で思ってたみたい。彼との蜜月は長くて、一年近くは同じ感じだったと思う。天気が良ければ良いで、悪ければ悪いで、私がどこかに出かける予定とか帰宅するとか、必ず何かしら私を心配したり思い出してLINEをしてくる。

一年過ぎて、彼の病気の事や職場での異動があって、やっと彼の長い蜜月から自分の世界に心を戻した。そのタイミングで会う頻度も多少待てるようになってきて、LINEの頻度も前より下がった。それでも彼の心には私が在ると思えるのは、彼が沼を泳いで愛の境地に達してるんだなぁって感じるからだと思う。

 

相手の愛は測れない。どんなに密に会って連絡を交わしても、それが愛かどうかは分からない。ただ感じることは出来る。だって私は、もうとっくに愛してるんだもの。この愛が、いつか情と相俟って細々と続くことを、今の私は望んでる。育てられた方よりも、育てたほうが執着が芽生えやすいから、自分の愛が執着にならないように心の動きを冷静に見つめてる。

私は、沼や執着は、愛じゃないと思ってる。

沼ったほうは愛だと思うかもしれないけど、沼られた方は違いを感じてる。だからって沼が悪いとは思わないしそれも楽しそうとも思ってる。

恋と沼は良く似てる。相手の中に自分がどれだけ存在するかを確認したい衝動は、恋の始まりの面白さ。それがだんだん、雨の日の濡れた着衣みたいに重くなって、鈍く動作がまとわりついて身動き取れなくなってきて、苦しくなってきたら沼なのだろう。だから相手に存在意義を求めたがる女性のほうが、恋から沼に陥りやすい。男性の恋は熱病で、熱が冷めれば日常に戻るんだもの。

 

下町の立ち飲みは、寿クンにとっては強烈な新しい世界で、楽しかったみたい。同じ下町でも前に行ったお店とはまた雰囲気も全然違うしね。そうして見聞を広めた経験の全てを、彼の血肉にしたい。どんなことでも、自分の足で行って見て、体験しなくちゃ意味が無い。

色んな人がいて色んな人生がある事を、ここに来ると様々と見せられてる気がするんだけど、それらを体験して自分の観念を壊して、もっと柔軟に広い心を育てて欲しい。

 

俺、りーちゃんと出会わなかったら、こんなところは一生来れなかったと思う。狭い世界の中で生まれ育って、そこが全てで常識だったことが今は懐かしいよ

 

目を輝かせてそう言うけど、私が知ってるのは綺麗な世界だけじゃないけどね。ただ寿クンにアレもコレも、楽しい世界を見せてあげたいとは思う。優しくしたい、まるごと抱えたい、心は傍に居たい。

 

欲しがるのは恋で、与えたがるのは愛。結局どっちも相手じゃなくて自分のためなんだろう。だけど二択なら愛に生きたい。とは言っても行ったり来たりだから恋愛は楽しいんだけど。

 

昼下がりから抱き合って、夜になってバイバイ。

最近の私は、すごく幸せで少し悲しい。真っ直ぐになにも疑わずに私を愛してくれる寿クンを、ただ一人の男として愛せたら、どれだけ幸せなんだろうって時々思う。どうしていつも好きな男が複数なんだろ?だからってポリアモリーとして公平で平等には生きられないの。いつだって自分勝手で、それが時々嫌になる。


ま、そうはいっても翌日に別の男の事を考えてるのも私なんだけど。

愛しちゃうんだから仕方ない。開き直るしかどうしようもない私の気持ち。

 

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この帽子買った!すごく可愛いツバ広め♡私、頭小さいから、めっちゃ目深になっちゃうんだけど、まぁ不倫デートにはちょうどいいかな。
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