人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

浮気も全力

リラックマは、見た目もリラックマみたいにのんびりしている。水と緑の多い田舎の出身で、自然が好きで家庭菜園とぬか漬けが趣味で、私とは違う主軸を持ってる人。全然自分を卑下することなく、誰かと戦う訳でもない。そうゆう空気感がとても好きで、一緒にいると一番和む。良くも悪くも、絶対この人のDNAには沖縄の血が流れてるよなぁってずっと思ってたら、やっぱり祖父が沖縄の人だった。私にとって沖縄は第二の故郷なので、その県民性や特性は良く分かってるんだけど、その扱い方には未だに戸惑う。

 

沖縄には沖縄(ウチナー)タイムというルールがあって、時間の概念がかなり薄いんだけど(今はだいぶ良くなった)まぁリラックマも毎度必ず遅刻。最初に出会った既婚者サークルだって遅刻だった。なのでたまには待ち合わせで私がいないってシチュエーションにしてあげようとわざと5分程度遅刻したら、リラックマは10分遅刻。今回は待ち合わせ時刻前に遅れるってLINEが来たからまだ許す。いつもは何の連絡も無くて本当に会えるのかなってすごく不安になる。前回そのことを伝えたから、連絡だけは早く来た。本人は私より更に遅刻なのでリラックマのほうがウワテな訳だけど、連日夜中に帰宅して、ランチは食べる時間が無い程忙しいのは聞いてたので、まぁ仕方ないかと許してしまう。うーん、私も甘いよね、仕事と私との待ち合わせは無関係なのに。


私を見つけて走って来るリラックマ。すごく真剣なんだけど笑っちゃう。

 

「ごめんごめん、待たせちゃったね」

 

そのまま走り込んでハグ。あーもう、こうゆうのずるいよね。なんかホッとしちゃう。

 

「もー帰ろうかと思ったよ、いつも遅れるんだもん、私に会いたくないんでしょ」

 

「ごめん、会いたかったよ」

 

オミクロンだからあまり出歩けないねって言ってたから、おうちで引きこもりデートだと思ってたんだけど、美味しい蕎麦屋さんに行こうって言われて蕎麦屋へ。人気店でいつもすごく並んでるけど、オミクロンのお蔭ですぐに入れた。本格お蕎麦とお酒のアテと、ビールで乾杯。

 

「じゅりちゃんと話してるとホッとする」

 

そう言いながら、最近の激務の報告。少しずつ仕事の事を話すようになってきたのは、だいぶ私とも心的距離が近づいたのかな。お人好しなので良いように使われちゃうタイプで、だから関西から東京に赴任させられて帰れなくなったんだと思うけど。

お蕎麦食べて、リラックマのお部屋へ。私の好きなウィスキーを持参したのでそれを飲もうってことに。お部屋に上がるのは4度目、何度行ってもお客様扱いだから私は何にもしない。こうして飲み物を持参する程度。

 

部屋着を借りて着替えてると

 

「うわぁ、色っぽい」

 

と抱きついてくる。だけどセックスは後にしてもう少し飲もうと言う。セックスしてから飲んでもいいのに、と思うけど、彼なりのタイムスケジュールがあるらしいから任せる。

 

「今日は何時頃帰るの?」

 

「遅くて大丈夫だよ」

 

「じゃあ晩御飯も一緒に食べよ」

 

お昼も夜も一緒にご飯、すごくうれしい。リラックマも嬉しそう。飲みながら夏はどこか旅行に行こう、レンタカーでもいいし、電車でも良いね、なんて話す。運転したいからって私の車の助手席では嫌みたい。行くならどこがいいとか、私の好きな土地の事とか、話は尽きない。

 

たまに甘えたくなって、リラックマの膝に寝転んでみたり、背中にくっついてみる。

 

「おー出た、じゅりちゃんの甘えっこタイム」

 

「えーダメ?」

 

「いや、いつも意外だなぁって思って」

 

笑ってるからイヤではなさそうだけど、意外って普段どんな風に見えてるんだろう。

 

「初めて会った時は、すごくしっかり者って感じで。ファシリテーター役みたいになってたじゃん。男にもファシリテーター役いたけど、そこを上手に持ち上げて話をまんべんなく振っててさ。あー出来る女性だなぁって印象だった」

 

「ああゆうの、つい仕事モードになっちゃって仕切っちゃうんだよね」

 

「でもとても自然に出来てて気の利く人だなって思ったよ。それに皆の様子を見てたし」

 

「しっかり者の私が好きだった?今はダメ?」

 

「自立してる人が良いなとは思ってた。でもこのギャップが可愛いよ」

 

「自立はしてると思うけど、経済的にも精神的にも。それと素の私はバランス悪いのかなぁ」

 

「バランスかぁ、何事にも全力だよね。仕事も趣味も。そして俺と浮気も全力じゃん(笑)恋愛は不器用だよね。全部全力だから大丈夫かなって心配になる時はあるけど」

 

「クマさんは私との事は全力じゃないの?アナタみたいな癒し系って一番怪しいよね。私が忙しいからって他の女の子とデートとかしてるんじゃ…」

 

「また謎のヤキモチ(笑)こら可愛いぞ!」

 

男が私と会って無い時間、どう過ごしていても自由だ。だけど会って無い時間を不安がる位の演出をしないと、私のほうがずっと怪しいからわざと口に出す。長い事多頭飼いだけど、私の多頭飼いがバレたことは無いのは、こうゆう小さな演出をこまめに挟むからだと思ってる。それと目の前の男にだけ全力になること…って事は‘‘浮気も全力‘‘って当たってるな、とつい感心してしまう。浮気相手はアナタ一人じゃないけどね。

 

イイ感じで飲んでから抱き合う。リラックマの容貌とは打って変わって、猛々しく抱かれる。乱暴ではないが力強い、これはこれで良き。でもけっこう飲んでも強いので、毎度本当に驚く。私の男達の中では最も最年長なのだけど、20代の男子みたいだ。

果てた後、抱き合って眠る。暖かい肌のぬくもりと心地よい疲労感。この時間がとても好き。いつも2時間位は寝てしまう。私が他人と抱き合ってこれほど長く眠れることも珍しい。リラックマはいびきをかいて本気で寝てるんだけど、そのいびきが嫌じゃない。そのリズムに引き込まれるみたいに眠る。やっぱりリラックマなんだよねぇ…つい油断してしまう。

 

起きたら既に20時近く。午後から会って半日があっという間。お昼の蕎麦屋さんがけっこうボリュームがあったので全然お腹は空かない。身支度をして二人で外に出る。

 

「お腹空かないね、マンボウだしどこかお店やってるかなぁ」

 

「軽くつまんで飲む感じがいいよね、店はどこかやってるんじゃない?ちょっと遠回りしながらお店探索しよう」

 

いつも通り、ちょっと遠回りしながら手を繋いで歩く。夜風が気持ち良い、この時間も好き。男はセックスが終わると賢者タイムで、個室を出るとすぐ一人になりたがるイメージが私にはあって、それがいつも少し寂しいと感じてた。事後にこうしてデートの続きが出来るのが嬉しい。

30分以上、あちこちのお店を覗いてから餃子がメインの中華店へ。この街は営業中のお店が多く人もたくさん出てる。コロナについては感受性がそれぞれ違うから、これを良いとか悪いとか言う気はないけど、食事とお酒ってすごく大事だから有難いなって思う。コロナ予防も大事だけど、心の健康だってコミュニケーションだって大事だもん。

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再び飲みながら、餃子をつまみながらリラックマと他愛無い会話。まだ出会った時のお互いの印象とか話す事も多いから、蜜月なんだなぁって感じる。あとまだ私の元彼のこととか尋ねられるのはちょっと可愛い。

私の好みのタイプが外見じゃないって話はリラックマは神妙な顔してたけど、基本イケメン食いじゃなくて地頭食い。サピオロマンチック100%だから、インテリじゃないと惚れないんだよねぇ。

 

そういえばこの人の誕生日知らないなと思って尋ねてみたら、なんと今月で数日前だった。

 

「えーあの日LINEしたじゃない?何で言わないの?」

 

「だからさ、お昼も食べれない位に忙しくて、なんかもう自分でもどうでも良くて」

 

「ひどい、お祝い言いたかった。私達付き合ってるんだよね?」

 

「そっか、じゅりちゃんはそうゆうの、気にする子なんだね」

 

「今日だって知ってたらケーキ買って食べたかったのに」

 

「ほな、来年は一緒にお祝いしてや」

 

「え、来年?」

 

「イヤか?」

 

「来年もするけど、今年もする。次会う時にお祝いするもん」

 

「あーそういえば次いつ会える感じ?」

 

「来月ね、月末じゃないと週末空かないんだよね。〇〇日あたり」

 

「かなり先だな、じゃあ途中の平日も夜に会おう」

 

「え、いいの?いまメッチャ忙しいんじゃないの?」

 

「メッチャ忙しいけど、どうにかしたいし」

 

「じゃあさ、クマさんの職場の近くに泊まろうよ。私ホテル取るから。そしたら翌朝も楽じゃん。私はゆっくりして勝手にチェックアウトしとくから」

 

「お泊り?じゃあ寝させないぞ」

 

「いや絶対寝るから(笑)」

 

無理したら続かないから…と、いつもノンビリしてたリラックマが、激務をどうにかしてでも平日私に会おうと思ってくれてるのがすごく嬉しくて、私は燥いでこの後も更に飲んだ。本当に平日会えるかどうかわからないけど(それ位に激務になった)会いたいとお互い思えるって安心。こうゆうの彼氏とは無かったなぁ。

それにしても…3人の新規が同時に始まってしまったから、うっかりリラックマの誕生日聞き忘れてて。他の2人は把握してたのに、よりによって1月生まれとは💦
だけどお蔭で来年の約束も出来た。

 

来月と、夏のおでかけと、来年の約束。

あ、私の誕生日の約束もしたし、近々カラオケ行こうって約束もした。約束は未来に向かって、気持ち良く明るく伸びてる気がするから好き。

 

この日も結局23時近くまで一緒にいて、駅で見送ってもらってバイバイ。

 

リラックマのことは大好きだ。こうしてこの歳で、また好きな人がいるということが奇跡的で運命的で、とても嬉しい。

 

 

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