森のクマさん② - 人妻の気紛れで自堕落な生活

３度目対面のリラックマ、そろそろ試乗したいし一人暮らしの家に乗り込みたいのに、なかなか誘われないでヤキモキ。やっとチャンス到来？この続き↓

jurinrin.hatenadiary.com

「お邪魔しまーす、えーすごい綺麗。ホントに男の一人暮らし？」

一人で暮らすには十分なワンルームの角部屋。角に沿って広めのバルコニーがついていて確かに日当たりが良さそう。モノが少なくてシンプルにスッキリとまとまってるけど、キッチン道具がパステルブルーで統一されてたり、冷蔵庫の上に可愛い植木鉢が置いてあったりと、アラフィフの男の一人暮らしにはそぐわない可憐さ。無邪気に部屋を見回すふりして、本当に女の影が無いかチェックする私。基本的に会ってない時に何をしていてもお互い自由だと思ってるけど、トラブルは避けたい。だから一人暮らしの男の家に上がれるのは本命彼女一人だけだと思ってて、何人も家に上げる男なら捨て案件。乙女チックなインテリアで綺麗にしてるけど、他の女が上がった形跡はない。

とりあえず一回りしたところで、本当ならガッついてすぐにでも襲って欲しいところなんだけど、今度はベランダを案内される。話に聞いてた通り、家庭菜園にお花も植えてて綺麗に手入れされている。長閑な夕方の匂いと薄暗くなってきた空とで、ここが都会の高級住宅地であることを忘れてしまいそう。

「まぁ座って」

と一枚しかない座布団を勧められる。またどうでもいい話を延々としながらコーヒーを飲む。

なんとかリラックマの部屋に潜入成功！←どんな報告(笑)
目標はこのまま試乗😁でももう五時間以上デートしてるんだけど、手を出されなさすぎ💢💢💨遅くない？
— じゅりん (@3venIS1RCaT3IQu) 2021年11月27日

Twitterで実況中継できるほどに長閑だった。このままコーヒー飲んで、キスまで行ければいい感じで帰されるんだろうか、私のフラグの立て方間違ってたのかな。それとも攻めすぎなのかな…など色々考えてしまう。

その間、リラックマはずっと自分の生活様式を説明している。炭酸を作ったりお湯を沸かしたりしながらコーヒーを飲んで、狼になる様子は微塵もない。どこを自分でリフォームしたとか、色気のない雑貨をマステで可愛くしたとか言いながら見せてる。

まぁいいか、なるようになれや。これはこれで居心地よいし、ダメで捨てるのは私だ。

と、突然話が途切れてハグされた。説明されるままに手作りの雑貨を眺めてたら、座ってる私を膝立ちでそのまますっぽりと抱かれてしまった。何だかんだ言っても男の身体なんだなぁ…自分が小さく感じる。そのまま髪を撫でられて暫く抱きすくめられたまま。ああ、きっとこの人とは相性が良い。体温と鼓動の音でそう思う。なんだろうね、感じてるのはノスタルジー？すごく懐かしいような温かさ。

そのままキス、何度もキス。最初は触れるように、少し長めに、そして絡め合うように。キスも良い。この時の視線の外し方で私が欲情しているように見せるのを忘れない。まだ冷静だった、この時までは。

私が先にシャワーを借りて出たら、もうお布団が敷かれてダウンライトになっていた。

一応下着はブラとショーツ、その上にスリップを着てみた。面倒なのでバスタオル一枚で出たいんだけど、初めてでそれをやるとだいたい引かれてしまうから。

すぐにリラックマもシャワーして、改めて向き合って抱き合う。身体は無臭、だけど肌の触り心地が良い感じ。同じ位の年だから、自分の肌と馴染みが良いのかもしれない。

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とてもとても優しく丁寧に、何度もキスをして髪を撫でられ、耳や鎖骨をなぞって胸元へ。時々漏れる男の吐息と感嘆に少しずつ安心して身体を任せる。私はセックスに置いてはかなり積極的なほうではあるけれど、一応‘‘久しぶりで緊張している‘‘というテイを崩さない。

かなり長い前戯、それでツボは外さないで攻めてくる。時々「痛くない？」と尋ねられるのも心地よい。ここまで本当に優しいタッチで、キスしながら進めていくのがムードもあってとても良い。

少しだけ私も攻めてから交わる。サイズが大きくて少々時間がかかったけど、何とか大丈夫…と思ったら、ここからが全然リラックマじゃなくなった。とてもとても激しい！

時々優しくなって、再び激しくなる。このところずっと私が攻めるセックスばかりしてたので、組み敷かれることそのものに酔いしれる。すぐに私の弱点を覚えて狙うから、控え目にしていた声が漏れてしまう。すかさずキスで口を塞がれて更に昂ってしまう。

体位を変えながら長い時間交わってた。正常位、松葉崩し、深山、吊り橋…と、普段攻め側の私がしない体位で連続イカされ、騎乗位、対面座位と私が攻めるも私の方がギブ。悔しい…騎乗位か対面座位で、男が『ああ、もう出る出ちゃう』ってのが良いのに…最後はどの体位が良いのか尋ねられたからバックでフィニッシュしてもらった。

いやぁ、ずっとリラックマだと思ってたのに、セックスはヒグマだった(笑)

その後は二人でお布団にくるまって、キスして髪を撫でられてセックスの感想を話し合う。

「じゅりちゃん、めっちゃエロくて…俺すごい興奮しちゃった」

「じゃあ、試乗は良かったって事でいいのかな。私もすごく良かった」

「試乗？試乗って試し乗りってこと？」

「そうだよ、初めてのセックスは試乗、やってみないとわかんないから」

「えーそうなの？まぁ確かに合わないってのは女性のほうが思うのかもね」

「でも、全然襲われる気配が無いから、ソフレ男子なのかと思ってた。こんなに激しいとは想像もしてなかった」

「え、激しい？人と比べたこと無いからわかんないけど」

「激しいよ、言われたことない？ねぇ、ずっとリラックマみたいな人だと思ってたけど全然違ったね。今日から森のクマさんだね」

クスクスと笑い合って、話す度キスして。ギュッと抱きしめられてまたキスして。

そのうちウトウトと少し眠ってしまった、起きたらもう夜。

シャワーして身支度して、一緒に外に出て、駅前のイルミネーションを見に行く。もちろんずっと手は繋いだまま。週末のせいかすごい人混みだったけど、なんだか幸せな風景だし、その中に私達も混ざってる。

「俺、こうして彼女とイルミネーション見たかったんだぁ、いつもここ通ると一人で淋しかったな」

「一緒に見てるのが私で良かったのかな」

「念願叶って彼女と見てるじゃん」

「じゃあ、私達ってお付き合いするって事でいいのかな」

「え、違うの？」

「さぁ、どうしようかな」

寒いし小腹が減ったからラーメン食べようって言われてビックリした。私は遅くまで男とデートしてもラーメンを食べたことが無い。それは身体に気を遣う男と付き合うことが多かったし、私もそうだから、お互い夜遅くに食べ物を口にしないムードが出来上がってたんだと思う。せいぜいナッツで酒を飲みなおす程度。でも、よくTwitterで見かける‘‘事後ラー‘‘というのにちょっと憧れてた。身体を預け合った同士で熱い湯気のラーメンを啜るのって何だか微笑ましい。まぁそもそもラーメン滅多に食べないんだけどね。

まさかこんなところで夢が叶うなんて。

ラーメンにテンション上がる私を見て、クマさんも嬉しそうにどのラーメン屋さんにするか話してる。どんな味が好きかとか、どれくらい食べられるかとか、色々尋ねられるけど全然わかんない。

「じゃあ、少し遠回りして、ラーメン屋を覗きながら決めよう。混んでて並んでたらパスするルール」

そうして本当にちょっと遠回りしながら手を繋いで歩いて。まるでラーメン屋さんに辿り着くのが惜しむようにクネクネと回り道を繰り返してる。

抱き合う前よりも彼の愛を感じてる。すごく嬉しいって気持ちと愛しいって気持ちが掌から伝わる。言葉では一言も好きともまだ言ってないけど、お互いの熱が同じ量で上がってくるのがわかる。昨日よりずっと好きになったし、一秒前よりもっと好き。

ラーメン屋さんでラーメン食べながら飲んで、結局２時間位かけて食べ終わった。絶対お互いワザとそうしてた。もう少し一緒にいる時間が欲しくて。

私的には試乗の後が最も大事だし怖いとこ。男の熱が急に冷めちゃうのが怖い。後戯を大切に扱われ、一緒に手繋ぎでイルミネーション見て、🍜食べて改札まで送って貰って、ハグしてバイバイ。結局いつもと同じパターンで、カレカノでお付き合いするって話になった今年の初物(笑)まぁ幸せ❣️四人目の私の男
— じゅりん (@3venIS1RCaT3IQu) 2021年11月27日