人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

森のクマさん①

ただその人は、すっぽりと私の隙間に入り込んだような。別に好みでもなく高身長でもなく、ただアクもなくて嫌じゃない。

一回目の既婚者サークルで私の正面に座り、私の隣の子を口説いてた風に見えたから、私もノーチェックだったのにLINEが来て。

夫がいない週に食事に誘われて、とにかく夜遊びしたかった私は、その週誘われれば誰でも良かった、どうせご飯だけだし。ただ二度目に会った時に、何とも言えない居心地の良さを感じてた。全然気負わなくていいし、私も自然でいられるから、昔からの友達みたいな感覚。ホントにキャラ的にもリラックマっぽいというか。

それがリラックマとの馴れ初め。

 

リラックマとは、ざっくりこんな感じで進んでる↓

jurinrin.hatenadiary.com

彼の最寄り駅での待ち合わせ。私の家からは1時間ちょっと、まぁまぁ遠い。ここまで呼び出すんだから部屋に連れ込もうと思ってるはずだよね?それなりに私も期待して挑む。

それなのにいきなり遅刻、どうも寝てたらしい。そういえばこの人、既婚者サークルも遅刻してたなぁ…私は交通機関の遅延以外で遅刻することはほぼ無いので、早くもこのマイペースっぷりにイライラするけど、遠くから必死に走って来る姿を見て、なんだかもうキャラ的に仕方ないなぁって気がした。そうゆう得な見た目と言うか、お腹もちょっと出てて全体的に丸みを帯びたフォルムで、顔も丸くてちょっと濃い目でデフォルトが笑顔で愛嬌がある。何だか憎めないんだよね。

 

「ごめんごめん、ホントごめんね」

 

必死に謝られて、わざと不機嫌な顔をして手を引かれて歩く私。前回手繋ぎして駅まで歩いたから、ナチュラルに手を繋ぐ。イイ感じ。

オープンテラスのイタリアンに予約してくれてた。ランチは通し営業で、午後でもゆっくりいただけるらしい。まずはビール、その後はワイン。ランチはシェアして、その他アラカルトを選んで、毎回お料理が来る度にリラックマが取り分けてくれる。

会っていない3週間の出来事をお互い報告し合い、私はちょっとした旅のお土産をあげた。さてここからどう出たらスムーズにお部屋までエスコートされるんだろうか。

 

男に口説かれたい時は、わざと野暮ったい服装を選ぶ。気合いを入れすぎたミニスカートや露出が多い服はNG、だけど男が好む路線を外さない。ふわっとした長めのスカート、毛の長いモヘヤのセーター、ポニーテールから見せるうなじや揺れるピアス。細くて小さなネックレスも何気に目が行くからマスト。触れたいと思わせる事とその仕草。

食べ物を口に運んだら、わざとゆっくりと咀嚼して口元を手で隠す。ゆっくりと動き続ける唇が、手元から見えそうで見えないような。これがどれだけエロティックに見えるか私は良く知ってるから、その唇を正面から見えるように身体の向きを整える。

 

「じゅりちゃん、すごくモグモグするよね、可愛いからもっと見せて」

 

「やだ恥ずかしい、私、顎関節症だからあまり顎が開かないの。だから食べるの遅くて」

 

「顎痛い?」

 

「大丈夫。でも顎は開かなくても唇と舌は優秀なのよ。だから平気」

 

会話の中にフラグを立てる。誘われてるフリして誘ってるんだから、ちゃんとそこ拾ってついてきて欲しい。

 

「おうちはここから近いの?」

 

「うん、すぐそこだよ。そんな広くもないし古い建物だけどね。ベランダが広くて日当たりが良いから気に入ってる」

 

「えーそのベランダみたいな。色々育ててるんでしょう?野菜とかお花とか」

 

「うんいいよ、今度おいでよ」

 

そこは『じゃあこの後俺の部屋来る?』じゃん!何が今度だよ!

こんな遠くまでわざわざ呼び出しておいて、もしかして単に自分の家から近いからここに呼び出したのか?(この人ならあり得るかも)

なんかまた、私が攻めすぎたのかなぁ…とちょっと思ったりして。それまでがスムーズな流れだから、このままイケると思ったんだけどな。とりあえず試乗してみなきゃわかんないのに。何時まで大丈夫とか気にならないのかな。こっちは独身ではなく人の妻だし、タイムリミットまでに話を進めたいと普通は思うんじゃない?もしかして今日は単に飲むだけ?

 

仕方ないので更に攻める私。もうこれでダメなら今日で捨てる男だ。

 

「今日は、あそこのイルミネーション見て帰ろうと思ってるんだ」

 

「そんな遅くまで大丈夫なの」

 

「うん、今日は夫も遅いし。せっかくだからイルミネーション見たいなぁって思って」

 

「じゃあ後で一緒に見よう。いつもずっと一人であの前通るから、今まで下向いて通過してた」

 

「え、いいの?嬉しい」

 

「そろそろここ出ようか」

f:id:minajurin:20191110212037j:plain

時間は16時過ぎ。このあとお部屋に…♡

と思ってたら

 

「少し歩いてお茶でもしようか」

 

と返される。え、お茶?それは単にお茶なの?それとも飲みすぎたから時間稼ぎ?飲むと勃たなくなるタイプかなぁ…ってか、ずっとセックスに関連して考えちゃう私って、余程飢えてるみたいでイヤだわ。ずっと手は繋いだままだけどキスのチャンスを伺ってる風でもない。んーこの人もしかしてソフレ男子?

 

とにかく今日何も手出しされなければ、もうこれは没案件。キスまでするならまだ継続。でもキスが良く無ければやっぱ没。ボヤボヤしていられない、私はもっと恋もセックスも楽しみたい。

そうは言っても、どうでもいい話をしながら手を繋いで歩いてるのは楽しい。なんでこんなに居心地よいんだろうな。彼氏には少し気取ってしまうし、寿クンの前だとしっかり者になってしまうけど、この人は私を素にさせる。うっかり余計な事を話しそうになって困るほどに、ナチュラルに自分を曝け出してしまいそう。

 

週末だからなのか、カフェはどこもすごく混んでた。ブラブラと歩きながら、話しながらカフェ探しをしながら小一時間歩く。少し風が冷たいから、酔いが程よく醒めて気分良い。今日天気が良くて良かったなぁなんて、呑気に思ったりして。

 

「どこも混んでるから、コンビニでコーヒー買って行こうか」

 

「おうちに?」

 

「うん」

 

やったよ!やっと連れ込まれるよ!ここまでの道のり長かった。もうすでに今日会って4時間半経過。普通の主婦ならタイムリミットだよね、私が門限も無い不良妻で良かったと思いなさいよ…心でアレコレ思いついて、ニヤニヤしたり苛々したり、私も忙しい。

 

コンビニでコーヒーを買って、一緒に注いで、ひとつずつ手に持ってお部屋へ。

階段を登る私の気持ちは、舞踏会に行くシンデレラ(笑)だがしかし、ここからもまた勝負が始まるのだった(続く)

 

・・・

可愛い下着好きな寿クンを喜ばせようと、楽天ブラックフライデーのセールでこれを買ったんだけど、めっちゃ胸が盛れる上にショーツもエロくて可愛いから、この日はこの下着を付けて行ったよ。プチプラなのにすごい補正力でビックリ。


 

♡♡♡ ♡♡♡ ♡♡♡ ♡♡♡

 


人気ブログランキング参加してます!クリックしてね♡ 

 

★★★ ★じゅりんに✉を送れるよ♡コチラ✉クリック♡