人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

哲学的ハプニングバー①

男は女を選んで、女は男に選ばれることに自分の価値を置く。何故なら女性は‘‘受け身‘‘の性だから。

でもそれって古くない?私は自分で男を選ぶ。男に選ばれるのを待つのは止めた。だけど選ぶ女を、男は相当に自信家じゃないと怖気づく。一般的には男は虚勢を張ってて弱くてプライド高くてカッコ悪い生き物なんだ。でもそれを知ってる男とは、何としなやかでスマートなんだろうって思う。私の男を見る目がさらに厳しくなってしまった気がする。だけど私はきっとこれからも選び続ける。私が寝たい男を選ぶのは私だ。

恋愛とセックスを切り離して、どっちも楽しむことがここ2年位の私のテーマ。だけどいつも恋愛からスタートして、セックスだけを楽しむということが難しかったし半ば諦めてもいた。気質なのか私の概念なのか、どうしてもスタートが恋愛モードになってしまう。男の奥を覗こうとしてしまう、そして男も気付かない裏の裏を、そっと知ってしまう。それが情になることもあるし、嫌悪に変わることもあるけど、そうゆう深堀りをいい加減止めたいのに。どうせ不倫なんだから、もっとライトに楽しみたい。つくづくそう思う。

 

ずっと行ってみたかったハプニングバーにやっと行けた。前から友達に聞いていたそのお店は、確かに清潔でお酒を飲むだけでも楽しめて、とても居心地の良いお店だった。ハプバーそのものが初めての私は、それまで様々な情報を収集して万全に備え、更に地方の友達の行きつけのハプバーに連れてってもらうという徹底的な用心ぶり(笑)なのに旅の途中だからってニットにジーンズ、下着も普段着という色気のない服装。もちろん男とプレイする気はサラサラ無いからなんだけど、気分は社会見学みたいな、知らない世界を知りたい好奇心だけで溢れてた。

他のハプバーがどんなのかわからないけど、そこは週末は男性がスタンディングになるほど混む代わりに、平日はひっそりとしていて、マスターが男性客に女性のエスコートを教育していた。お店は思った以上に広いし綺麗。プレイルームとバーとは完全に別室になってて、プレイも飲みながら見えるスタイルではなく、わざわざ見に行く感じ。ただし音は漏れてる。

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「お肌が綺麗だからオーガズムは知ってる女性だと思うけど、最近いつセックスしました?」

 

マスターの第一声はこれだった。平日の割と早い時間だからか、お客は私と、ハプバーに連れてってくれた女友達の二人だけ。

 

「11月〇日、今月処女ではありませんよ」

 

真顔で応える私。

 

「セフレは何人?」

 

直球の質問が続くマスター。

 

「たくさんいるよね?」

 

と連れてってくれた友達の合いの手。

 

「いや、シマリス君いれても3人だよ」

 

ハプバーって、こんな感じでドストレートに会話が進むのか…まぁそうだよね。居酒屋トークって感じでは無いよね。だったら私も素の自分で良いよね。

私は普段、男には自分の半分以下しか自分の気質を見せてない。それは自分の気が強すぎるのを良く分かってるから。かなり男性的思考だし決断も早い。見た目はそれとは全然真逆に見えるので、完全に素を晒すとかなりの確率で引かれる。ギャップ萌え程度に収めるには、半分より少し足りない程度の自己開示で、女性らしい発言やしぐさの演出も意識している。もちろん男の話をよく聞いてよく笑うのも、男受けを狙ってる演出。

あざといと言われても素のままモテる女なんか、世の中にはいないと思ってる。自己理解を深め、自分を演出して男に媚びを売る。逆に良く女性が言う『ありのままの私を受け入れて欲しい』ってどんだけ傲慢なんだと思う。だいたい、自分のありのままを正確に知ってる女性はいないし、知ってる人はセルフプロデュースを欠かさないからモテる訳で、顔とかスタイルじゃないだよ。ルックスだけなら私は中程度、それほど美人でもないし若くもない事は承知してる。でもそこそこモテるのは私の努力と演出。

昔から女友達に「彼氏にじゅりんを会わせたくない」と言われ続けてきたけど、それは私にとって褒め言葉だと思ってる。

 

そんな私が、ここでは素で話せる。マスターのトークが私の素を引き出すというか。私がマスターの際どい質問に素直に答えても、マスターは引くどころか微笑みながら更に深いとこを尋ねてくる。これが何とも居心地よい。若い頃、高級SM店で女王様のバイトをしてたけど、その時みたいな気分。高級店ほど女王様の格は守られ汚されることは無い。マネージャーや奴隷(客)に傅かれ崇められて、私はいつも気分良く働いた。まぁでも、結局他の女王達にめっちゃ嫌われて意地悪されて、めんどくさくなって辞めたんだけど。

なんかその頃みたいで楽しい。やっぱり私の素はドSなんだろうなぁ。マスターとセックスの嗜好や過去のセックスの話で盛り上がる。マスター曰くエロトークすると、女性が脳で感じやすくなるんだって。

 

更にハプニングバーでのプレイについても説明を聞いた。お店ではみんな偽名で、連絡先を交換することも無いし、退店も時差があって男性と会うことは無い。とは言ってもバッタリ街で再会することはあるかもしれないけど、そこはお互い大人だからスルーするのだろう。ここだけのプレイ、ここだけの楽しみ。

 

「貴女はどんなプレイが好き?例えばクンニ好き?僕はめっちゃクンニ好きですってなったら、じゃあ試してみましょうかって向こう(別室)に行けばいいし、途中でダメそうなら出ればいい。単純にお互い楽しめれば良いんだよ」

 

という説明に、なんだか当たり前のことなのに目から鱗だった。私は付き合う男には事前にセックスで何をしてほしいか、何をしてあげられるかは話す方だけど、それでも全ての嗜好を話せるわけじゃなく、なんとなくオブラートに包んだ言い方をしてる。最初のセックスは試乗とは言え、ダメでも途中で止める事は無かった。こっちがダメでも相手は良いと感じてる事の方が多いし、一応その場だけは最後まで合わせてしまうこともある。だけどここではそんな気遣いも不要な訳で、ダメならまたバーで、別の男を探せばいい。コンドームがここで入手できることもしっかりと説明されたし、普段マスターに教育されてる男達は身勝手なセックスをしないのだろう。

 

「どの体位が好き?お尻が素敵だからバックとか好きそう」

 

「バックも好きだけど、私がリードしたいから騎乗位とか対面座位がいい」

 

こんな会話も、ここではまるで普通に響く。これくらいライトにセックスの話を寝る前に出来たら、もう本当に快楽だけを切り取って楽しめるんじゃないだろうか。今の私が望んでいるのは、恋とか愛より快楽の追求なのに、最初は素を出せないから身体を重ねる毎に少しずつ男を誘導している。それだって恋愛モードだから全てを曝け出すことはできない。もう本当にいい加減、恋とセックスを別々に味わいたい。上手に切り分けられる女性に会う度、自分の不器用さが嫌になる。もう女としての人生もそう長くないし、来年は本気で目標にするつもり。

だけど、ハプバーならとても簡単にその願いが叶うかもしれない。私が求めるものが明確で、それに応えてくれる男性ならプレイというスタイルでセックスするのもアリかもしれない。幸いこのハプバーは奥に個室があり、マジックミラーにはなっているものの、プレイしている二人にはそれがわからない。まだ人が見ている前でセックスすることに抵抗がある初心者の私には、その個室がオススメとマスターが言ってた。

 

不思議なんだけど、ここに来る前はただ飲むだけで、社会見学だけで帰るつもりが、いい男がいれば一戦交わるのもアリなのかもしれないと思い始めてる。上手にマスターが誘導してくれるお蔭で、ハプバーに持ってた恐ろしさみたいのが消えていくし、だんだんメリットしか感じないって洗脳?(笑)

もちろんお店によって全然違うと聞いてるし、乱交みたいなハプバーもあるみたい。ただ、こうゆうお店なら私の望みは叶えられるかもしれないし、とてもコンビニエンスで煩わしくないなぁって思った。狩人ライフに疲れもあったかもしれないし、最近の新規狩りも、リラックマはすっかり恋愛モードになりつつあるのでメンドクサイと思ってるとこもある。快楽だけの追求って案外難しいし、穴モテって意外と出来ないもんだと思うし。

 

そんな風に思い始めてたら、一人目の男性客が入店してきた。

ハプニングなるか?(続く)

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