シマリス君とお泊りデート。
今回は温泉ではなく、ラブホのVIPルーム。以前私が、シマリス君が他の女とはどこでデートしてるんだろうと気になり、何気に聞き出そうと『最近のラブホってどんな感じなの?』と尋ねたことがあったんだけど、その時に『かなり昔に行ったことがある都内の豪華ラブホがすごい』って話をしていて『最近のラブホ事情はよくわからないから、今度一緒に行こうね』と上手くけむに巻かれて、私の聞き出し作戦が失敗に終わったことがある。
ちなみにシマリス君とラブホに行ったのは、お泊りじゃないデートで一回だけ。暑い日だったから去年の今頃じゃないかなぁ。もう出会って一年過ぎたのか。まだ続いてることが奇跡みたいに感じる。
今時のラブホって予約もできるのね。結局話を聞いてた‘‘昔行ったラブホ‘‘は予約でいっぱいだったそうで、別の豪華なラブホを予約してくれた。値段は郊外の温泉宿並みでけっこうお高いけど、なんだかすっごい豪華で驚いた。
今時の🏩VIPは、プールにウォータースライダー(水着レンタル)、お部屋に露天風呂、生ビールホームサーバー1個部屋置きで、フルーツやドリンクと共に無料サービス。宿泊も夕方チェックインでお昼にチェックアウト。しかも結構高額なのに予約取れない!お泊まり楽しかった😍温泉も良いけど🏩また来たい~
— じゅりん (@3venIS1RCaT3IQu) 2021年7月20日
シマリス君とは普段から殆どLINEもしてなくて(他の男も殆どしないけど)日にちを決めて、予約したよってURL送られてきて、ありがとうって返事をして。
そのままデート前々日になって、私から『待ち合わせはどこに何時にする?』ってLINEしたら『●時にここでどう?』って地図が送られてきた。ちょうど午前中はその土地で仕事があるので、多分私に合わせてくれたんだと思うけど『了解、●時ね。ありがとう』って返事したLINEが、その後2日間未読のまま。待ち合わせ日時も場所も行先も決まってる訳だけど、ホントに会えるのかな、と毎度思う(苦笑)
こうゆう自由な振る舞いの男って、きっと女を沼らせるんだろうなぁって思うし、だからって誠意が無い訳じゃないのは分かってるし、よく考えたら私はシマリス君と約束して、一度もキャンセルやリスケをされたことは無いので、今回もちゃんと会えるだろうって心のどこかでは思ってるんだけど。でも一方で会えなくても別に良いやって諦めの気持ちみたいのも持ち合わせてる。なんだろうこの感覚。この自由な男を私の配下に付けることを諦めたせいなのか、ずいぶんとサッパリした気分。
で、結局待ち合わせの30分前になって、一言『ありがとう!』って返事が来た(笑)
待ち合わせ5分前には電話をくれて、シマリス君の車に乗り込んでも
「どこで待っててくれたの?暑かったやろ」
なんて可愛い事を言う。顔を見ると好きな気持ちが込み上げる。
ああよかった、私は正直、自分の気持ちに自信が無かった。会えることが楽しみって思えなかったし、もしかしたら私が冷めちゃったのかもしれないとも感じてた。だからもし、会って全然好きな気持ちが湧かなかったら、シマリス君とはこれから続けられないかもしれないと思ってた。そんな妙な覚悟みたいなのを持って待ち合わせてた。
なんとなくそんなことも書いてた。これ↓
元々イニシアティブの取り合いだったし、今もお互い自分の手元の綱を引き寄せようとしてるところがあるし、本音と嘘の腹の探り合いなところも否めない。毎回まるで遊園地に行くようなデート。それは非日常で、その場その時限りの娯楽。それを私は理解はしてるけど、腑に落ちてない所もまだあるのかもしれない。今更ベタベタに大事にされたいとも思ってないけど、やっぱりイニシアティブを取るのが私で在りたい欲はあるし、私が取れないから続いてる恋なのかもしれないとも思う。
少し早めの夕食を取ってから、予約していたラブホへ向かう。ほぼ時間通りに到着してお部屋へ。噂には聞いてたけど、確かに広いし豪華な造り。何故か部屋の中にブランコがあるし、無駄にテレビが大きい。バスルームの先に露天風呂が別にあって、どちらも大きなTVモニターが付いてる。今どきはコロナで割と良いホテルもお値頃になってるから、ラブホも頑張ってるんだなぁって思ったりする。早速ブランコに乗るシマリス君、そうゆうとこ無邪気だよね。身体が大きいのにやることがキュンとするんだなぁ。
「お風呂入りたいね」
「そうだね、お湯入れてくるね」
「ありがとう」
ブランコを揺らしてるシマリス君が可愛くて、いそいそとお湯を溜めにバスルームへ。ついでに歯を磨いて、髪をブラッシングして少しメイクを整える。
バスルームのドアを開けてリビングに戻ろうとしたら、目の前にシマリス君が立っていて、そのまま抱きしめられる。
「会いたかったんよ…」
始まったシマリス劇場。いや、もうこの日の約束をしたときから始まってたんだけどね。そして私も待ってた。こうして情熱的に抱き竦められる瞬間を。
「ねぇ、ベッドに行こ」
「でも私、外歩いて汗かいたし、お風呂入ってからにして」
「ダメ。セックスする前は、いつも一緒にお風呂入りたないって言うやろ?恥ずかしがるからイヤや」
「そうだけど…私汗臭い…」
「言わないの。ええやん、俺がええんやから」
そう言ってわざと首元にキスをする。抱き竦められたままジリジリとベッドへ運ばれる。大きな身体にすっぽりと抱かれてる私。この大きく美しい身体が今夜は私のモノなのだと思うと静かに喜びが湧いてくる。私より白くてスベスベの素肌と、ごつごつした男の骨格と、しなやかで綺麗な筋肉。若い子を抱くオッサンみたいだなぁ。
結局ワンピースを脱がされ、下着をはぎ取られて全身にキスされて始まってしまう。絶倫のシマリス君は3回の射精がワンセットで、それまで全く萎えることがない。それが一晩で5回前後あるから私も体力勝負。筋トレ続けたお蔭で、今は私の持続力も続くけど、去年初めてのお泊りは、最後はもう意識が無かった気がする(笑)
私、一年頑張ってきたなぁ…(しみじみ)
ワンセット終わってから一緒にお風呂に入って、身体を洗いっこして大きな露天風呂で一緒に寝転がった。少しだけ星が見えて、夜風が気持ち良くて、なんだか幸せな気分。
「なぁ、今日も綺麗やで」
「シマリス君もね」
「愛しとるよ」
シマリス劇場の演出を、今の私はすっかり理解していて、ここで起きる事や言われた事、私が言う台詞は、無責任で軽くて良いと分かってる。無責任だけど、この一瞬に嘘が無い事も、それが刹那で美しい瞬間であることも、とても高尚な遊びであることも、もちろんわかってる。
わかってて、心から告げる。
「私も、愛してるよ」
シマリス君はいつも通りに絶倫だったけど、いつも以上におしゃべりで、いつもより仕事の電話は少なくて、いつもよりずっと一緒にいたような気がする。色々話してて思うのは、彼にとって‘‘何度も会う‘‘ってことは非常にレアケースであるということ。それが‘‘付き合ってる‘‘って定義になるってこと。多分モテるんだろうし、女に不自由はしないんだろう。だから何度も会ってる私が特別と言いたいんだと思うけど、その気持ちは嬉しいけど、言えば言う程怪しい感じがするから、私以外の女なら怒っちゃうかもしれないよね、なんて想像してる。
夜中の3時まで抱き合ってお喋りして、何度も一緒にお風呂に入って、映画を見て。
意外とラブホのシステムにシマリス君が疎くて、私は分かってるけど言えなかったり、前に別のラブホで彼氏と観た映画を初めて見るフリして観たり、生ビールサーバー飲み放題なのに、お酒を飲まないシマリス君に遠慮して飲めなかったりと、色々とモやることはあったけど、概ね楽しいお泊りデートだった。
いつも温泉でお布団で眠るから、初めてベッドで眠ったんだけど、私が寝返りを打つと何か声をかけてくれるのが可愛い。本人は全然覚えてないらしいけど、その度私の頭を抱えて撫でながら眠ってる。私は一人で眠らないと熟睡できなくて、だからお泊りは苦手なんだけど、それすら諦めて一緒に過ごしたいと思えるから、やっぱりシマリス君のことは大好きなんだなぁ。
まだこの恋は終われないみたい。だいたい1年付き合うと、継続かお別れかで道筋が見えてくるのが私のパターンだけど、今のところは継続で。
先の事なんか誰もわかんないけど。
・・・
私がお泊りの寝化粧に愛用している24hコスメのCCクリーム。
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