人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

ただ愛してるってだけ②

何度抱き合っても、寿クンはラブホに向かう途中、ドキドキするらしい。

私は早く抱き合いたかった。どれだけ言葉を尽くして説明したところで、抱き合うのが一番分かり合える気がする。でもそうして言葉を尽くさないのが、私のダメな所なのかもしれない。

 

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jurinrin.hatenadiary.com

 

「愛してる。りーちゃんに、ちゃんと俺の気持ち伝わってる?」

 

「ああ、私も愛してる…」

 

セックスしながら愛してるって言い合える関係が好き。でも本当の意味で‘‘愛してる‘‘のは私の方だけ。寿クンの言葉の裏は『愛してほしい』若しくは『俺の気持ちをわかって』

恋愛学校の学年は、遥かに私が上。高学年に進まなければ、愛を体験として知ることはできない。そのためには恋の研鑽を積むこと。恋は恋で良いけどね。

 

抱き合った後、少し甘えて足を絡めて、ゆっくりと話し出す。

 

「あのね、寿クンは乙女脳だからさ、私が全てになっちゃうんだよね。それがどれだけ続くか私にもわからないけど、きっと今は毎日私のことばかり考えてる」

 

「うん、そうだね」

 

「でも私は、寿クンが全てじゃないの。沢山の私の好きな事カテゴリーの一つに恋愛があって、寿クンがいる。私にとってはどのカテゴリーも大事、もちろん恋愛のプライオリティはけっこう上、でも全てじゃないし最優先でもない。優先順位はその時々によって変化するけど、それが寿クンにとっては不安になる一つの原因なんだと思ってる」

 

「俺はりーちゃんの大事なモノをとやかく言うつもりは…」

 

「わかってる、頭は理解しようとしてくれてる。でも心はたまに挫けるんだよね?」

 

「‥‥」

 

乙女脳の寿クンと、性別男の寿クンの葛藤。頭では分かっていても、心は追い付かない現実。どっちもホントの寿クン。

 

「寿クンは恋してる、私の事大好きだって分かってる。それは素敵な事だよ。でも私は恋の期間がすごく短くて、もうアナタの事、愛してるの」

 

「俺も愛してるよ」

 

「わかってるよ、でもその‘‘愛してる‘‘と、私のとは別なの。寿クンが私の顔や体の全てを褒めてくれるように、私は寿クンの全部を愛してて、それらは寿クンの過去の経験や寿クンの家族から形成されてる。だから私は家族に嫉妬したり、会えない時間を埋めたり詮索したりしないの。全てを知ろうとするんじゃなくて、全てを愛したいの。それが良いとか悪いとかじゃないよ、ただ私達は今、そうゆう状態って事。それに私にも感情の波はあるんだよ。嫉妬だってするし不安にもなるの。ただその感情の処理はとても早くて上手なだけ」

 

正確には私に不安はほぼ無いんだけど、ざわつく気持ちになることはある。

寿クンには‘‘今の恋心‘‘を存分に体験して楽しんでほしい、それが私の本音。そうしていつか愛を知る。

時々羨ましくなるほどの真っ直ぐな寿クンの気持ち。私は、その心境に戻ることはもう無いのかもしれない。恋を超えて愛することを選んできた結果、私は恋のダイナミックな楽しみをもう味わえない。だって愛したいんだもの。

だから恋に溺れるうちは、とことん溺れれば良いと思うんだよね。そしてそれはいずれ昇華すると知っていてほしい。恋が終わってそのまま二人が終わるのは切ないから。

 

「そうやってりーちゃんは、全部自分一人で背負ってしまって、俺も少しりーちゃんを手伝うと言うか、共有したい気持ちになる」

 

「そうだよね、寿クンは淋しくなるんだよね、ごめんね」

 

ああ、過去の私もそんな風に思ってた。懐かしい。

男が持つ自分のフィールドに私が立ち入れない気がして、すごく孤独だった。だから寿クンの気持ちは痛いほどわかる。でも相手の心の占有量で自分の価値を推し測るのは愛じゃない。恋の副作用、あまり良くない症状。

 

「俺が勝手な事言ってるよね、ごめん」

 

「そうじゃないの。私に可愛気がないというか、何でも全部自分で出来ちゃうからさ、そうゆうのが淋しいんだよね?私の中に寿クンが存在しない気がしちゃうんだよね?」

 

「そうなのかな、りーちゃんは自立してるし自己完結するから…」

 

「恋って、もっと自分を見て欲しいし時間も費やしてほしいよね。同じ温度でお互いを共有したい。でも分かって、私はもう恋じゃない、愛してるの。どっちが良いとかじゃないよ、ただそのステージにいるだけ」

 

「それがちょっと難しい…よくわかんない」

 

恋愛哲学って面白い。そして体験しないと気付けないことがたくさんある。

私は沢山の男に恋して愛されてきたと思うけど、ここ数年は愛したい欲だけがずっと燃えている。私の男はいつも一人じゃない。だけどだからってそれらが浮気ではなく、それぞれを真剣に愛してる。

 

「今わかんなくても大丈夫、でも覚えてて。私は寿クンが思う100倍、寿クンを愛してるのよ」

 

「100倍?」

 

「そうなの、私寿クンに、いつもすごく苛々するしモヤる。前にも言ったけど、アナタのどこが良かったか自分でもわかんない。でもそうゆうの全部含めて愛してるなぁって思うんだもん。もうね、私には恋じゃなく愛しかないから、全ての感情を迷いなく自己完結できるの。不安も嫉妬もあるけど薄いの。でもそれが、寿クンとの温度差に感じるよね?だから不安になるよね?」

 

「自己完結してるのはわかる。りーちゃんはいつも全部お見通しで、俺の事分かってて先回りして、更に自分の事は自分でやっちゃうよね。登山に行った時だって重いリュック背負ってて、中身は二人分のお弁当で、お箸もコップもお湯も全部持ってて。俺はさ、何にも持ってなかった。それにその時、りーちゃんのリュックの荷物を俺が持とうって思いつかなくて、後で気付いて悔しかったんだ。そんな俺でいいのかなって思う」

 

「寿クンは、自分ばっかり好きになってる気がするんだよね?だからいつも抱き合う時には『俺がどれだけ愛してるか伝わった?』って訊くでしょ?じゃあ聞くけど寿クンにはちゃんと伝わってる?私がこんなに愛してる事、アナタの想像の100倍で愛されてるって、ちゃんとわかってる?」

 

「‥‥俺今、すげー恥ずかしい。自分の気持ちばっかり主張してた‥‥」

 

「ねぇ知っていて。もう一度言うけど、寿クンは自分で想像するより100倍私に愛されてるの。忘れないで」

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 私も沢山恋をしてきた。私を見てほしくて、私だけで心を一杯にしてほしくて、そうして自分で突っ走って疲れてダメになってた。恋を愛に昇華する術を知らなかったから、恋が終わったらそのまま男との関係も途切れた。たくさん恋をした。たくさん男を捨てた。何人も同時に付き合ってきた。あ、それは今もあまり変わらないか…💦

 

何人いても、私はそれぞれの男を愛してる。出会った最初は恋だけど、割とすぐに愛に昇華する。男と出会うごとにその時間が短くなっていく。

愛してる、いつだって目の前にいる男が全て。

 

多頭飼いと分散の違いは前にも書いた(秀作だと思うこの記事)↓

jurinrin.hatenadiary.com

このブログ(2021/1/17更新)書いたころは、まだ寿クンは補欠扱いだったんだな(笑)

今はすっかりレギュラーメンバーで星野クンが補欠って感じ。星野クンは緊急事態宣言で全然会えてない。会えないからってすぐに断ち切ることは無いけど、私には愛でる定員があるから、ご縁が遠くなるのは仕方ない事。

 

男にとって‘‘愛されてる自覚‘‘は自信に繋がって、自分を愛する女を基地にして、外の社会で戦う。そうして疲れたらまた基地で癒されて、また戦ってを繰り返しながら‘‘勝てる男‘‘になっていく。勝てる男を育てる、それがアゲマン。別に男尊女卑じゃないよ、男女の役割が違うってこと。女は男にアレコレ求めてるうちはアゲマンにはなれない。

私は女の至福って、このアゲマンになることなんじゃないのかなぁって思ってる。少なくとも私は、大事に守られるのも幸せだったけど、至福ではなかった。今、夫を含め数名の男を‘‘勝てる男‘‘に育て上げて、心から女で良かったと思える至福。

勝てるようになった男達は、ずっと私を忘れない。そうして離れても別れても彼等の愛を感じられるから、私は日々幸せに包まれて暮らしてる。それが私の自惚れでもいいの、私の中での真実なんだもの。

 

 寿クンが‘‘勝てる男‘‘になるかどうかは微妙な所だけど…そもそも乙女脳だしな。でも彼の自信に繋がって、自分に誇りを持って人生を楽しんでくれたらいいな。今よりもっと輝いてる寿クンを実際に見てみたいし、そんな想像が私の愛を強化していく。

もう仕方ないよね、私が愛しちゃってるんだもの。

 

「ねぇわかった?じゅりんの愛のパワー。シャワーみたいに降り注がれてる事」

 

「じゃあ、俺も100倍りーちゃんを愛するよ!」

 

そんな日が来たらホントに素敵。不安になってる暇なんかない位、お互いの愛の成長を想像して、会える日を数えて暮らせたらいいな。

 

まだ10代の私の頃、世の中にスピリチュアルって言葉が存在しない頃、親友が私に言った大事な事。

彼女は霊媒体質で幽体離脱しやすい子だったんだけど、後で尋ねたら、この言葉を発したことすら覚えていなかった。でも私はこの言葉を、ずっと心に刻んで生きてる。Super Giverになりたいって思ってたけど、今の私はSuperまでは至らなくてもLittle Giver程度にはなれてるかな。主に愛する男達のためにだけど…

 

知ってる?愛って与えたら、いつか7倍になって返って来るんだって。でも与えた人から返って来るとは限らないの。それが人生の面白いとこだよ。だからGiverになろうよ、SuperGiver!じゅりんちゃんとなら、なれそうな気がするの!

 

・・・

 私がスピリチュアルに興味を持ったきっかけの一冊。

でも今もアンチスピリチュアルな事に変わりはない(笑)

これはシャーリーの実話で、特に恋愛の出会いと別れの因果関係については、すごく面白いのでオススメ↓

 
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