人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

大事なのは情事の後

あんなにやつれた彼氏を見たのは初めてだった。

4月は一度仕事が落ち着くタイミングなんだけど、今年はずっと忙しい上にコロナで休んでいる人の分も仕事を引き受けたらしく、顔色も悪いし少し痩せたみたい。この日もデートの約束の時間ギリギリまで仕事してた。

小雨の中、初めて見る白いセーター姿の彼氏。シンプルなデザインで品が良い。奥様の趣味かしら、似合ってる。

 

「ねぇ、元々大きい目が更に大きくなってるよ。大丈夫?お疲れみたいだけど…」

「うん、ちょっとここのところ忙しくてね‥」

 

あまり多くを語る人じゃないけど、相当に無理をしているのは一目見て分かった。

とにかく美味しいものを食べようと言ってランチへ。メインが選べるビッフェにしたので、あまり彼氏を歩かせないよう、食べたいものを尋ねて私がお料理を運ぶ。私に頑張って微笑むのが痛々しい。お互いフリーだから何の保証も無いから、取れるときは仕事取らないと食べていけない。そのことで愚痴一つ私に言わず、こうして約束を守ってくれることに、なんだかもう胸がいっぱいになった。

 

「今日は早めにオフィスに戻ってまた仕事しなきゃならないから、コーヒー買って行こうか」

 

このままラブホにお籠りってことだよね。

いつもなら、食事の後に私のお買い物に付き合ってくれたり、カフェに行ったりする。だけど今日の彼氏を見ていたらそんなことはどうでも良くて、早く横になって休ませてあげたいと思ってた。頭や肩は凝ってるはずだし、マッサージしてあげよう。

 

ラブホに入って、いつもなら待ちきれずに彼氏からキスしてくるのだけど、この日は手を洗ったらソファに座って、静かにコーヒーを飲んでいる。少しずつ仕事の事情を語る。きっと話してるより100倍大変なんだろうなぁ。こうゆう時、寡黙な人って損だよね。

ポツポツと語って満足したのか、おもむろにシャワーに向かった。彼氏が脱いだ服を畳みながら、テレビのニュースを見ていた。都内のコロナ罹患者についてコメンテーターがまくし立ててる。彼氏はそれほど体力があるほうじゃないので、疲れて免疫力下がってコロナに罹患しちゃうんじゃないかしら…心配。同時に、いつもみたいに求められず、キスされないことに寂しさも感じる。何度逢瀬を重ねても変わらないと思ってた彼の情熱が、もしかしたら下がってしまったのかもしれないなぁ…なんて、私らしくないことを思ったりする。女はいつでも男に求められる存在でありたい。私も例外ではない。彼氏の事情を察してるのに、それとは別の女心。我ながらメンドクサイ、ちゃんと会えて抱き合おうとしてるのに、ちゃんと求められてるってわかってるのに。

 

交代でシャワーを浴びたら、先に出てた彼氏がベッドに入ってた。

 

「おいで」

 

布団を少し上げてそう言われて、ベッドに滑り込む。

正直、彼氏が勃つんだろうか…と思ってたんだけど(いつもはシャワー行く時すでにキスで勃起してるけど、今回はキスしてないし、彼の息子もおとなしかったし)始まってしまえば何の心配も無かった(笑)いつも通りの手順で抱き合って果てる。お互いに慣れ親しんだ肌、ツボも心得てる。違ったのはその後。

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いつもなら、その後は彼氏の腕枕でピロートークしながら、髪を撫でられたりキスしたりするけど、事後すぐに彼の腕に絡みとられ、背中から抱き抱えられた。

そしてすぐに彼の寝息…私の髪に顔を埋めたまま、スヤスヤと本気で眠る彼氏。私の背中は前よりずっと小さくなってて、背が変わらない彼氏の身体の中にすっぽりと入ってしまう。そのぬくもりと寝息を味わってたら、いつの間にか私も眠ってしまった。前日までハードに出かけて5時間運転して帰宅したので、私も疲労が溜まっていたのだろう。

 

1時間位、二人で眠った。ふと目が覚めたら彼氏も気付いて目覚めたようだった。

 

「本気で寝ちゃったよ…」

 

「うん、私も。気持ち良かったよ寝落ち」

 

「ごめんね、気絶したみたいに寝てしまって」

 

「可愛かったよ、お疲れなんだね。ねぇ少し腰と肩、揉もうか?」

 

「あ、うんお願い‥」

 

マッサージしながら話す。やはり彼氏の仕事は相当な量をこなしていて、しかも慣れない業務も引き受けてしまっているらしい。お人好しだからなぁ。自分の確定申告もかなり雑に終わらせた話をしていて、そんなことなら手伝ってあげたかったと思う。奥さんにも頼めないのだろう。一人でどうにかしようとするところ、すごく好きだけど気の毒。彼氏と不倫で良かったとも思う。独身同士なら完全に私は彼をダメンズに仕立て上げたと思う、つい好きな男に世話を焼きすぎる悪い癖は、夫で充分に凝りている。

 

「ねぇ、今日会えてよかった」

 

「僕も。じゅりんのお蔭で元気になれたよ」

 

それがお世辞ではないのはわかってる、凝っていた彼氏の肩や頭皮が柔らかくなったし、仕事の事を少し話したせいか、彼氏の表情も穏やかになった。 普段は脅したり賺したり、他の男の影をわざとチラつかせたりして、私をずっと追わせようと必死なくせに、弱ってる彼氏を見ているとベタベタに甘やかしてしまう。これぞ惚れた弱み。

 

帰る時間が迫って、シャワーして身支度を済ませる。

少し元気になった彼氏が

 

「今日は仕事してきたの?」

 

と尋ねる。私の服装がビジネススタイルだったからだろう。いつもなら会ってすぐ気づいて、私の最近の仕事を尋ねてくれるのだけど。そんなことも目に入らない程に疲れてたのかと思うと、また彼が気の毒になってしまう。

 

先に支度を済ませた彼氏がソファに座っていたので、向かいのベッドに腰かけて、残っていた冷えたコーヒーを啜る。

 

「じゅりん、こっちおいで」

 

彼氏がソファの隣に招くので、座りなおした。

私の頭を撫でて、肩を抱かれる。そのまま長い長いキス。

 大事なのは情事の後、こうして互いを慈しむ時間。

彼氏はあまり直接に愛情を言葉にしない。普段は‘‘じゅりんのそうゆうところが好き‘‘とか‘‘そこがじゅりんの良い所だから好きだな‘‘などと、部分を切り取って好きだと表現することが多い。それは単純に『スキダヨ』と言えない口下手さ故だと分かってる。だから私はいつも

 

ねぇ、私のことどれくらい好き?今この瞬間、10のうちどれくらい好きだと思う?

 

と尋ねる。お利巧な彼氏は

 

10のうち100好きだよ

 

と応える。

私は分かってる、甘い愛の言葉や毎日のLINEじゃなくても、彼の心の一部は、ちゃんと私に属してるって。でも時々こうして確認したくもなる。私も神様じゃないから。

 

だけど、この帰りのキスで、本当に10のうち100好き合ってるんだなぁって、ちゃんと彼の心に私はアンカリングされてるんだなぁて、すごく伝わった。そう伝わったというのが正解かもしれない。まるで気持ちが唾液と共に交換されてるような。

 

いつも分かれる交差点で、バイバイまたねって手を繋いで離して、また繋いで離して、手を振って。

少し元気になったように見える彼の笑顔で、私も癒された。

 

帰りに一人でちょっと飲みながら、彼氏へLINE。

いつもは仕事していて返事が遅いハズなのに、彼氏から即レスで

 

僕も元気になったよ、ありがとう

 

と書かれていて泣けた。

ああ、本当に好きな人はただ元気でいてほしい。辛い時は代われるものなら代わってあげたい。助けられるなら助けてあげたい。出来ることなら彼氏の仕事を手伝いたい。

私もズブズブに女だよなぁって思う。

 

そういえば、立ち寄ったバーで一人で飲んでるのは、女性ばかりだったな…

 

・・

 ところでアミノ酸(5‐ALA)でコロナウイルスを撲滅に成功した長崎大学の研究結果を彼氏にお知らせしてたんだけど、ちゃんとそのアミノ酸を買って飲んでくれてて嬉しかった!もちろん私も飲んでるよ。
彼氏にお知らせした長崎大学の研究結果のまとめは酒蔵プレスのコチラ↓

www.sakagura-press.com


現在の長崎大学の研究、臨床研究も始まったよ↓

www.nagasaki-u.ac.jp

 

私が愛用している5-ALAはコレ↓ すごい研究が日本の大学から発表されてる割には売れてないような気もするけど(笑)ワクチンは打たない派なので続けてみる!

 

 

コロナに関しては色々と思うことがあるけど、自分の身を守れるのは自分だし、それは恐れとか怯えでは守れないと思う。自分の正義を押し付ける人も論外だけど、有効な情報が正確に伝わると良いなと思う(たまには真面目な一言w)