もうすっかり定番の、シマリス君との温泉デート。
この続き↓
お部屋はツインのベッドルームなんだけど、夜はお布団が良いとのことで、布団を並べて敷いていた。ベッドは狭いからというけど、お布団だって殆ど一枚のほうに二人で入ってる。つくづくシマリス君は和が好きなんだなと思う。
お布団も、浴衣も、懐石料理も好きで、私が浴衣以外のものを着るのを良く思わないから、私も初回はルームウェアも持参したものの、二度目からは浴衣しか着なくなった。
この宿はレイトチェックアウトのシステムそのものが無いらしく、別料金で延長は出来ないと言われていたので、朝はしっかり10時にチェックアウトしなくてはならないのに、私が目覚めたのが7時。
急いで朝風呂に入る、朝日が綺麗。海沿いのホテルって本当に癒される。
薄くメイクして部屋に戻って、シマリス君を起こして朝食へ。
食事を終えてお部屋に戻ってきたら
「こっち来て、一緒にもう少し寝よ。背中から抱いてあげる」
と言われてお布団へ。
「小さい背中やなぁ、すっぽり俺の身体に入るで」
私を後ろから抱きながら嬉しそうなシマリス君。
私は決して小さい方でも華奢な体型でもないのだけど、確かにシマリス君の大きな体の前では、小さくてかよわい生き物のような気さえしてしまう。
相当眠いらしくて、言いながらもう寝息になってた。
後で聞いたけど、私が眠ってから、再び起きて仕事をしたらしい。
その後目が覚めて眠れず、3時までテレビを見てたとか。
昨日の夜は『明日の朝も抱くからな』と勇ましく宣言してたけど、こうして眠ってしまうのもまた可愛い。
で、次に目が覚めたら、9時50分。
もう絶対10時に間に合わないから、とりあえずフロントに電話する。
のんびりと『多少遅れても大丈夫ですよ』と言われてガッカリするシマリス君。
レイトチェックアウト諦めきれてなかった様子。
お昼まで寝てたかったよね、すごく眠そう。
行きの車では『明日のお昼は有名な海鮮丼屋さんがあるから、そこに寄ろう』とか『行きたい道の駅があるんや』とか言ってたけど、どうやら夜中に仕事が詰め込まれたらしくて真っ直ぐ送っていくと言われた。それは構わないんだけど、私を送ったら、また2時間くらい遠方まで出向くらしい。ここから私を送ってくれるだけでも3時間、かなり遠回りになるから途中で電車で帰るよと言ったけど
「いやや、行きも遠くに来させたのに帰りは送りたい」
の一点張り。
本当に男らしさに拘る人なんだ。
運転も辛そうだから替わると言っても絶対に、うんと言わない。
だからこそ甘える場所と時間が欲しいんだよね。
なんとなく、わかってきた。
シマリス君の温泉デートの謎。
私は何故、シマリス君が私と温泉デートばかりするのか謎で、何度か尋ねたこともある。だってシマリス君が、最初の温泉デートの後に
美味しいランチしてオシャレなラブホに行くのと、美味しいランチのあとドライブするのとどっちがいい?次のデート
って尋ねられたから。
その時の私の回答は『どっちも!』って、かなり欲張りな返事だったので、それを気にしてずーっと遠くの温泉に来てくれてるのかなぁとも思ってた。
実際シマリス君と泊りじゃないラブホデートは一度切り。それも主に私都合で、その日のうちに次の温泉デートの日程を決められてしまったんだけど。
非日常だから、温泉が好きだから、私を連れて温泉デートなのかなぁってボンヤリ思ってたのが、前回のシマリス君の発言で、私が特別枠扱いなんだってわかって、特別枠だからこその温泉なのかな、とも感じてた。まぁ私が自由に外泊できる人妻で便利ってのもあるとは思うけど。
で、それも全部全部ひっくるめて、彼にとってはこの時間が心のオアシスなんだろう。
それも、やっと私に少し心を開くこと出来るようになって、鎧を脱いで素の自分を出せるようになってきたような。
ってか少し時間かけすぎじゃない?私と何回温泉来てるんだよ?って感じだけど。
まぁそれくらい、硬派の仮面が強いんだろう。人を信用するのに時間がかかるんだろう。男らしさに拘りすぎるから、女々しい自分を出せないんだろう。
シマリス君が10歳の頃、マザーテレサをテレビで見てとてもとても感動したんだそうだ。たぶんテレサが来日した時のことで、彼女が『日本はとても豊かな国だが、心がとても貧しい』と言ってたんだそう。それで心を豊かにする方法を父親に尋ねたら、彼の父は
お前はアホか。心が豊かでも食っていけなかったら本末転倒だろうが。
日本は豊かな国、それでええ。まず飯食えなかったら心のことは二の次や!お前は自分で稼げないんやから、一生懸命勉強しいや。はよ稼げるようになれ!そんなに簡単に騙されたらアカン、信用しちゃアカン。
と言われたんだそう。
私はその話を聞いて『お父さん、なんてえげつない…』と思った。
確かに食べて行けなければ心は荒んでしまう。
だけど、食べて行けなくても失いたくない心は在る。誇り高く生きることは大事な事だと思う。
私もお金には相当苦労して、プライドをかなぐり捨ててでも稼いだ時代がある。
だけど、その中でも捨てられない心はあった。貧乏に負けない心は、豊かではないけど消えはしなかった。だから私は自分を見失わずに済んだ。お金だけを追いかけたら、私はダークな世界から抜け出せなかったと今も思ってる。
だけど、父親の事を尊敬しているシマリス少年は『そうなのか!』と思ったらしい。
まず稼ぐこと。そして簡単に人を信用してはならないと、彼の中での結論が出たんだそうだ。どうしてその結論なのか謎なんだけど、子供心に色々考えたんだろうね。切ないなぁ。
実際その思考が、シマリス君の多くのビジネスシーンでは助けとなったこともあったみたい。行きの車の中で怒ってた電話の相手のことも『あなたは簡単に人を信用しすぎる』と何度も言っていた。
女性関係にしても、拗ねられて別れるのに手古摺った女性の話をよくするけど、そりゃ付き合ってるのに信用されてない感は相手にとっては辛いだろうなぁって思う。
私も簡単に人を信じないけど、ほぼ直感と、相手にトラップを仕掛けて判断するし、信頼してるフリは得意だからバレない(因みに私は、信頼の積み重ねが信用に繋がると思ってる。なので付き合いの浅い人は『信頼』で、それが積み重なって信用する)
ちなみにシマリス君のことは、今も全然信用してない。だけど私は大ウソつきだから微塵も表にそれを出すことは無く、相手を傷つけることは無い。
最近は、会えばポロポロと本音を語るシマリス君。
決して愚痴や弱音ではないけど、それが彼の精一杯の弱みの見せ方なんだろうってわかってきた。
だから私は、ちゃんとシマリス君の心の声をキャッチで来てるかな、ちゃんと核の部分を聴いてあげられてるかな、と少し不安になる。
彼にとって、この時間はとても大事なモノなのだ。温泉も、美味しい料理も、セックスも、もちろん大事。同じ位に私との会話は、きっととても大事な時間。時々言う『癒される』って言葉は、多分本音だよね?それくらいは自惚れてもいいよね?
去年の秋くらいまで、私はシマリス君と心で張り合っていて、この12歳も下の男に、私の心を持っていかれてたまるかって気持ちだった(笑)
我ながら幼いと言うか・・・
だけど今は、負けるが勝ち。
もうイニシアティブの取り合いからは降りることにする。そもそもシマリス君のほうは最初から取り合いなんかしてるつもりもないだろうけど。
彼が飽きるまで、呼ばれればお付き合いする温泉コンパニオン。
気持ち良く遊べる芸者、ちょっと年増だけど。
いつまでお座敷に呼んでもらえるのかなぁって思わない事も無いけど、まぁいいよね。
あってないような恋だもの。
だけど私の身体には、シマリス君の爪痕がしっかりと刻まれてる。
きっとシマリス君にも、私の爪痕が刻まれてる?そうであってほしいな。
「なぁ、随分関東の温泉巡ったよな」
「そうだねぇ、沢山連れてってもらったね」
「俺らスタンプラリーできるんちゃう?」
「ホントだね。シマリス君は本当に温泉に詳しいよね」
「でもまだあるんやで、俺の好きな温泉。そこは…」
次の約束。
こうしてまた、私の希望がひとつ繋がる。
どうしてこの人は、会う度もう二度と会えない気がするんだろう。信用できないのは何故だろう。
どの男も大事で愛してるけど、シマリス君は私のスペックを大きく超えてるから、扱いに戸惑ってるのもあるし、身分不相応な気持ちにもなる。
こんなに普段、自信満々で生きてるのになぁ。それだけが悔しい。
だけどもう負けてるから。
負けを認めてるから、あとはどうにでもなって(笑)
私がこの先、どんな風に変わっていくのか、新しい新鮮な気持ちで自分でもワクワクする。
一つ諦めるってこんなに新しい気持ち。
もう戦わないから、シマリス君はただただ私の好きな男。
愛しとるよ
その声を思い出し、ただ一人幸せな気持ちになる。
ああ、それだけでいいんだよね。
恋ってそれだけで、充分に幸せ♡
(…とか言ってるけど、明日には忘れて別の男の事を考えてると思うw)
…………
今回寝化粧に、初めてCCクリームを使ってみたよ。
BBよりカバー力は薄いけど、ナチュラル感としっとり感があって結構よい感じ。
肌負担もなくて朝も荒れてなかったよ。彼氏との旅行にお奨め♡
♡♡♡ ♡♡♡ ♡♡♡ ♡♡♡
シマリス君や星野クンと出会ったのは出会い系!コロナ禍の狩人ライフには欠かせないサイト。女性は無料で使えるよ。サイト内で日記も更新してます(私を探せるかなぁ)
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