公務員クンこと、寿クンとの二度目のデート、この続き↓
食事を終えて、ショッピングモールの中をお散歩がてら歩くことに。
お会計はスマートに支払ってくれたので良かった。
話の中で、寿クン夫婦のお財布は完全に別って事も分かったので、遠慮なくゴチになる。
お小遣い制が悪いとは思わないけど、出来ればお小遣い制の人とはお付き合いはしたくないので(遠慮気味になってしまう、割り勘は嫌だし)ここまでのところは合格。
「クリスマス近いので、何かじゅりんさんにプレゼントしたいんだけど…気に入ったものがあったら教えて」
「えーそれって、なんかパパ活みたいだから嫌だな」
「え、パパ活って何?」
ってか寿クンは私の6つ下なので、パパ活というよりママ活っぽいのか?
笑いながらパパ活とママ活の説明しながら、ウィンドウショッピング。
私が過去に、ママ活希望の若い男の子からメッセージ貰った話とかも披露する。
「女性には負担をかけたくないから、僕にはよくわからないけど…」
「でも、寿クンは私より7つも下なんだよ。私そんなに女の子扱いされてもいいのかなって思ってるけど。もっと頑張れば年下の若い子もゲットできるかもしれないし」
「美人さんは年齢関係ないですよ、僕は他の人を探す気はありません」
満点の返事で、柄にもなくちょっと照れる。
ロフトで雑貨を見たり、来年の手帳を選んだり、本屋さんでお互い好きなコーナーで立ち読みしたり。
「この本読んだら成功者になれるかな」
そう言いながら、寿クンがペラペラとめくってたのは、成功ノウハウ本の新刊っぽい。
「寿クンは、どんな成功を収めたいの?」
「え、どんな…全然考えてなかった。僕はどんな野望を持ってるんだろう、何の成功だろう…」
「だったら、もうすでに成功してる人なんじゃない?今で充分成功者なんだよ」
「そうゆう発想、僕には無かったです。ただ仕事して、休みは実家の畑を手伝って、そうして毎日過ぎてくだけで」
「それって、幸せって事じゃない?」
「不幸ではないけど…あ!今!今のこの時間は幸せです。明日になったらもっと噛み締めて幸せ感じるんだろうなぁ。なんかその問いかけ、すごく良いですね。そうゆう人って周りにいなかったから。じゅりんさんとの会話は素晴らしい」
「私も全然無意識だったけど、寿クンにそう言われると、なんだかとても上手な問いかけが出来た気がする、ありがとう」
知性と感性も合格。
私はお互いフラットで、こうゆう風に話せる人が好き。お互いに触発し合って自分にない感性を与え合えるような、そんな会話。
人の噂話とか、世間のゴシップとかその批判とかはあまり好きじゃない。
特に男性は、社会的政治的な話が多くて(それ自体は嫌いじゃないけど)批判的なのがイヤ。
彼氏とは互いに話せるけど、シマリス君は何でも批判的なんだよね…と書いてて思ったけど、私はシマリス君のそうゆう男らしさを誇示するエネルギーに当てられすぎて、少し心的距離を置こうと思ってるのかも。
ちなみに星野クンは、話を聴いてはくれるけど、あまり自分の意見が無い。無いと言うか考えてないんだろうなぁ。まぁセフレ枠なんで、そこ求めても仕方ないと割り切ってる。
寿クンはセフレ枠という気持ちはない。なんだろうな、セカンド彼氏?
私の中で、今は彼氏が不動の一番だけど、二番目に彼氏がいるとしたらこんな人が良いな。彼がどんな付き合い方をしたいのかにも寄るけど、こうして二度目のデートをしてる限り、ワンチャンやセフレ狙いって感じではなさそう。
今のところ、寿クンについて気になる点は、あまりオシャレじゃない事位かなぁ。
洋服の買い物は自分でするって言ってたから、この先私が口出しすることもできるかな、なんて既に彼女面したこと考えてたりして(笑)私って幸せな人だよね、知ってるけど。
彼がどんな付き合い方を望んでサイト登録してたのか、ちょっと聞き出さなきゃ。
ショッピングモールの中を歩ていたら、ショールームがあって外車を展示してた。お互い車好きなのでチラ見しに行ったんだけど、店員さんと私とで外車談義になって盛り上がった。私も夫も、それぞれ別の外車オーナーで、ちょっと癖のある車に乗ってる。横で聞いてた寿クン、私の愛車がめっちゃ気になってた様子。
「じゅりんさんのその車、見たいです。ダメですか?」
「いいよ、何なら運転してみる?」
「さすがに運転は…見せて頂けるだけでも」
外は晴天。車を見に駐車場へ。
運転席に座らせてみたら、やっぱり運転してみたい様子。そりゃそうだよね、私の車は運転してこそ面白い。助手席じゃ乗り心地も悪くてつまんない車なんだもん。
そんな訳で、ちょっと近場をドライブすることに。普段は運転席側で、男を助手席に乗せてる私が、今日だけは同じ車で助手席に座る。なんだか変な感じ。
でも運転ってある程度その人の性格が出るから、逆に運転してもらうってアリかも。
予想は超丁寧な安全運転だと思ってた。
期待を裏切らない安全運転の寿クン、すっごい嬉しそう。
車の中ってお互い前を向いてるから、聞きにくい事も言い出しやすい。
「ひとつ質問があるんだけど、いいかな」
「はい、なんでしょう」
「寿クンって、あのサイトはどうゆうつもりで登録してたの?ワンチャン狙いだとは思えないけど、彼女探し?」
「彼女というか…そうですね。何かこう、心が潤うような出会いがあればと。僕は妻と7年付き合って、27歳で結婚して、それから浮気もしませんでした。でも妻とは、もう触れ合うこともないし、すごく狭い世界で生きてるので…家と職場と実家の手伝い位で、旅行に行くわけでもないし、なにかこう、このままで過ぎてしまっていいのかなって…女性と食事をする楽しみ位は、あってもいいだろうみたいな気持ちが湧いてきて…」
「食事だけで良いのかな。そうゆう人もいるけれど」
「わかりません。会ってお話して、自分の心がどう動くのかわからなかった」
「私は家庭を壊す気はないし、夫と添い遂げるつもりだけど、それとは別にちゃんとお付き合いできる人が欲しいと思ってるの。ちゃんとって言っても関係性は不倫だけど、身体だけとかセフレとか、ワンナイトは嫌だなぁって思ってて」
「うん」
「相当な数、あのサイトで会うだけ会ってるけど、なかなか心が動く人っていないのね。また会いたいなって思える人。寿クンのことは…ごめん、正直に言うと最初は何にも期待しないで会ったけど、なんていうかフィーリングが合うなぁって今は思ってる」
「僕は、ドキドキしてますよ。じゅりんさんが綺麗な人だから。まだ壮大なドッキリに仕掛けられてると思ってます」
「ドッキリじゃないし、私けっこう真剣に話してるんだけど」
「あはは、そうですね。ごめんなさい」
「お互いにもう少し知ること出来て、もしね、もしもこれから恋心みたいのが育ったら、私とのことは前向きに検討してくれますか?」
「え、それはえっともう、もちろん。僕の方がお願いしたいんですけれど。あ、すみません、こうゆうのって男が言い出さなきゃならないところなのに…えっと」
慌ててるのがちょっと可愛い。
しかし…私もシレっと大胆な事言うねぇ。我ながら狩人だなぁって思う(笑)
本当に決断するのは試乗してからにしたいんだけど、この人と試乗まで行けるかなぁって程に純情。まだ手も繋いでない。
本日の目標はキス、と思ってたけど↓ (そこまでは無理かもなぁ)
明日はご新規公務員クンとの二度目のデートなのだよ。
— じゅりん (@3venIS1RCaT3IQu) 2020年12月22日
キス位はするかなぁ、しないかなぁ。ノンアルだと仕掛けるのも辛いな。確か🐿クンの時も同じような事思ってたなw因みに🐿クンは、3度目のデートで初キスだった←どうでもいい情報w
初めては楽しい!あーだから狩人ライフ🤣
キスしたら、ある程度セックスの相性は予想できるんだけどな。
一応私の本日のタイムリミットまであと2時間位。せっかく車の中っていう密なのに!
(続く)←引っ張るねww
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