シマリス君に送ったLINEが、ずっと未読のまま一日経過した。
こんなことは初めてで、遅くなっても既読すれば必ず何か一言返事をする人なんだけど。
元々私達はそれほど頻繁に連絡は取らないけど、数日前に温泉に誘われて、具体的な場所とか、ざっくりした日にちとかは決めていて、私の方のスケジュールがほぼわかったのでお知らせしたのだけど、それが未読のまま。
念のため確認したけど、ブロックはされていない。
以前付き合ってた人が、同じように急に連絡が途切れて、実は入院して手術していて、まる二日後に連絡があった。私自身も夜中に倒れてそのまま救急車で搬送され、10日間入院したうち、最初の3日は夫とも音信不通だったこともあるし、私の母も半日の検査入院の予定がそのまま危篤となり、その後しばらく入院生活を送って他界した。母は遂に自宅に帰ることもできなかった、最初はたった半日の予定だったのに。
だから私は、毎日LINEをしたくない。もしもの時がとても怖い。
だけど生存確認は時々したい葛藤から、相手から何も連絡が無ければ一週間をめどにLINEしてみる。
不倫なんて、万が一の時に誰にも教えてもらえない仲だから、悔いが無いように会う度に全力で愛してる。100%いつも振り切ってる自覚はあるから、どこで終わってもやりきってるはず。
だけどやっぱり突然いなくなられたら、私は立ち直るのに時間がかかりそう。想像しただけで苦しくなる。私の準備はいつでも出来ていて、でもいつまでも出来ない矛盾を抱えてる。
それはどの男も同じこと、どの男も私には大事な私の男なのだ。
結局、シマリス君からはその後LINEが来た。体調が悪かったらしい。
心配かけてごめんね。もう大丈夫やから!
ありがとう。来月会えるの楽しみ
もしかしたら、今月からスタートした自分のビジネス、仕事の立ち上げであまり上手く行ってないのかもしれない。
他の女も疑えばキリがない、私も人の事は言えないけど。
次はランチデートの約束をしていたのに、急にまた温泉に行こうと言い出したり、いつもよりスケジュール確定するのが遅かったりと、気になることはいくつかあるけど、元々LINEでは自分の近況を話さないし愚痴も零さないので、こっちは日々をどう過ごしているかもよくわからない。
会う度にシマリス君の日常は色んなことが起きていて、事態が変わっていて、本当に驚くし戸惑うけど、だから私はシマリス君のことをつい考えてしまうし、いつまでもどこか不安で落ち着かなくて、会うと少し緊張するんだろう。
シマリス君にとって、いや、男にとって婚外の女は『非日常』なのだから、アレコレ言わずに会った時に楽しめて癒される存在になろうとは思ってる。
特にシマリス君は、日々をどれほど歯を食いしばっていても、どんな痛みを味わっても、顔を泥に突っ込まれたとしても、きっと私には何も言ってこない。そうして苦境を乗り越えたら『じゅりんと温泉に行く』という楽しいアトラクションがあって、その時は笑いながら過酷だった日常を私に話したりする、半分冗談みたいに。
だから私は最近、自分の事はシマリス君の『温泉コンパニオン』だと思ってる。
温泉で楽しく過ごせるご褒美の女、これ最高じゃんね。自画自賛(笑)
だけど私もオンナなので、シマリス君も他の男の事も、日常的に何をしてるのか、なにかビジネスで痛い目に遇ってないか、寒いけど風邪ひいてないか、コロナ大丈夫とかとか、つい考えてしまう。そうゆう念みたいなのがどこか伝わってしまう気もする。
別れた男にさえ元気にしてくれてたらいいなと思う。
女の母性、恐るべし。私、愛情駄々漏れの33ナンバーだからなぁ(数秘術)
今までお付き合いしてきた男達は、割とちゃんと最後に話をして、泣いたり笑ったりしたけど「元気でね」と言い合ってお別れした。
でもお互いに家庭がある不倫の場合、ある日突然、連絡が途絶えることもあるかもしれない。お別れをちゃんと言えないかもしれない。たとえそれが相手を守るためであったとしても、お別れが言えないのはとても寂しいことだなぁ…と、改めて思う。
今回シマリス君とは連絡が取れたけど、もしもLINEがあのまま来なかったら、どこまで追えばいいのだろう…互いの電話番号は知ってるから電話をかけてみるとか、オフィスに連絡してみるとか、やれることはあると思う。
でも相手の状況がわからない場合、出来ることと、やって良い事は違う。
余計に連絡して相手を窮地に追い込んだり、自分への配慮を無駄にすることもあるかもしれない。そう考えると、相手からの連絡を待つしかやれることは無いのかもしれない。
不倫って、いつどこで終わるかもしれないってわかってるけど、わかってるけど強くそう思う。
だって、あってもなくても良い恋だから。
そう思うと、尚更会ってる時は真剣勝負だなぁ、今までも真剣勝負だけど、なんか改めて決意みたいな。
一回完結のドラマみたいに、絶対に最後は完璧な笑顔でバイバイしようって、一緒にいる時間を二人で楽しく過ごそうっていつも思ってるけど、それが最後のお別れになっても後悔しないように、もっと綺麗な私を男に見せよう。
少しでも話を聞き逃さないように、日常を心穏やかに過ごせるように、私が心に溜った澱を全部全部吸い取って綺麗にしてあげたい。
バイバイまたね、祈るような気持ちで手を振って見送ろう。
そうか、私はいつも帰り際は見送りたくて、見送ってもらうのが苦手なんだけど、この瞬間自分が出来る愛の示し方を全部やり尽くそうと思うと、どうしても見送られるより見送りたくなっちゃうんだ…と今気づいた(笑)
女としては男が見えなくなるまで見送ってくれる方が嬉しいんだろうけど私は苦手だから、男の乗った車や電車が見えなくなるまで見届ける。
それが何故なのか自分でもわからなかったけど、やれること全部やりきりたいんだよね、最後まで。
だってそれが、本当に二度と会えない最後になる可能性はゼロじゃないから。
間違ってほしくないのは、やりたくて尽くすのと自己犠牲は違うんだよ。
我慢と犠牲は恋の醍醐味、自己陶酔のエッセンスと共に美味しく味わうお料理。
やりたくて尽くすのは、私の喜び。それが他人から見て馬鹿みたいでも、自分で途中で呆れちゃって嫌になっても、やりたいうちはやり続けたい。
終わるか飽きるまで、私はそうゆうやり方でしか男を愛でられない女だから。
私はずっと『恋愛の純度』に拘ってきた。
今は随分純度の高い気持ちで、男達を愛でているような気がする。
いや、もっともっと純度を高められるとも思うけど、前よりずっと純度高めの愛なのを自覚してる。
恋は遊び。
自分の承認欲求を満たすもの。
女として、人として、愛されるべき者としての承認欲求。
だから満たされないで拗ねて沼って、機嫌を取られて嬉しくて。
そうゆう遊びはとても楽しい。
じゃあ愛は何だろう…と、このところずっと考えてた。
私にとって、愛は希望。
いつ終わるかもわからない、私の愛する男達。
もしも私とのご縁が遠ざかっても、どうかずっと元気で。
アゲマンの私の男だったんだから社会的にも活躍してくれたら、その後をウォッチ出来るから嬉しいなぁ…いや、本当はどんな形でも男達が巣立ったその先を見届けたい。
そんな希望が愛。私の希望の男達。
突然終わるかもしれない不倫だけど、私の希望は男達の未来。
その希望のために、会えた時は全身全霊で愛でる。
だから拗ねてる時間なんか私には無い。
そうなんだ、それが結論。
いまのところの結論。もしかしたらまた考えが変わるかもしれないけど。
ところで、シマリス君が一日何の連絡も無くて、本当に倒れちゃってるんじゃないかと想像してる時に限って、普段ご無沙汰な人からもLINE来るよね(笑)
いつもは午後か夜遅くに来る彼氏からのLINEも朝早く来たりして、別に彼氏は全然悪くない(むしろ普段なら嬉しい事項)のに、ちょっと八つ当たりみたいな気分になったりしてね💦
彼氏とは出会って1年を過ぎて、二度目の季節を一緒に過ごしてる。
だから安定と安心と、少しの倦怠感もあるのかもしれない。でもそれはとても幸せな事なんだなぁって思った。
いつまで一緒に時を重ねられるかわからないけど、いつ終わっても良いように、男の中に希望を見出す。いつもいつでも。
いつ終わっても、それは私の希望なんだもの。
・・・
テレビで紹介されてるのを見て、気になって買ってみた本。
だいたい知ってることだった!私、育ちよいのかな(笑)成金の娘だけど。
親が教えてくれなくても、経験で「育ち」は作られるのかもしれないなぁとか考えてた。このこと、また別の記事にして書きたい。
電子書籍版もあるよ↓
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