私はそこそこ、今までモテてきたんだけど(自慢ではなく事実…え、見栄っ張り?ww)それは、私が完璧ではなく『そこそこだから』ということはよく分かっている。
男は『完璧』を求めていない。そこそこは、適度な隙を見せることができる良い塩梅なのだと思ってる。まぁ私の場合、適度どころか隙だらけらしいんだけど…自分じゃ『超しっかり者』だと思ってるから、どこに隙があるのかわからないんだけど。
隙というか人との距離感が近くて、時空を超えて相手の懐に入ってしまうので(自分ではこれがデフォルト)それが懐っこい犬みたいで、飼い主が自分だと相手に錯覚させてしまうことがあるらしい。それが危なっかしい隙に見えると、何度か女友達からは注意をされてきた。
しかし『これが普通』の私には直しようがないのだけど。
まぁ、距離感近いのは男性に限らず、女性にも同じなんだよね。初対面で親友になっちゃうタイプ。もう何年も前から友達みたいな。
相手が内向的でもかなり距離感縮めちゃうので、たまに怖がられることもあるんだけど、それでも数時間一緒にいると、殆ど私のペースになってしまう。
つまり私は、かなり心的なパーソナルスペースが狭いのだろう。
そしてそれは恋愛対象じゃない男友達にも同じ。
でも、男友達には、男として『私の価値』を分かってもらいたいとは思う。
認識していてほしいのだ『それなりの価値の女』と共に時間を過ごしてることを。
稀に居るんだけど、本当に本当に友情が成立してる男には、何を言っても私の価値をわかってもらえない。
でもね、私は男女の友情なんて、そもそも成立しない派。
お互いの気持ちが盛り上がる沸点が少しずれてただけだと思ってる。一度は私も男として見た瞬間があるし、向こうだって一度くらいは私を女として見たことはあったハズ。
だけどその沸点は、さり気無くすれ違って、互いに見ないことにしてきた。だって直視して友達以上に進展しちゃうと、色々マズイことのほうが沢山あるほど親しいから。
そうすると失うものが沢山ありすぎるから、それ程に親しいから。
わかってる、あの時あの瞬間、私は女として見られてた。
自惚れじゃなくて、ちゃんと女として査定されてた。
同じように、私もアナタを見定めてた。
私、密かにアナタが「どんな風に女を抱くのかなぁ」って想像したことあったもん…言わないけど(自分との絡みを想像したら笑っちゃうけど)
お互いわざとすれ違ってるからこその友情だと分かってる。
でも私、そこそこモテるし、それなりに需要があるし、熟女枠での市場価値的にも悪くないと思うのよ。で、それもっと認識してほしいわ、って思う時がある。
ありがたみを感じてほしい!多くの男が望む、私との時間を独り占めするくせに、全然有難いと思ってない。猫に小判だよって言いたい。
なんだろこれ?私のマウント?
この前、男友達と一緒に飲んでて、何故かちょっとイラっとして
私、かなりモテるのに全然その価値分かってないし!
そもそも私達、いつも仲良すぎて『なんで二人付き合わないの?』って色んな人に聞かれるけど、アナタに『タイプじゃない』って言われてるし!なんかそれ不服だし!
ってクダを巻いてしまった。
別にその男友達が私のタイプってわけじゃない。
今更男女の関係になりたいとは、私も微塵も思ってない。
だけど私より先に、私の事を『タイプじゃない』って言ったことがムカついて根に持ってる。そして全然一度も私を女として意識したことないテイで喋ってくることにムカつく。
更に私は怒りに任せてグダグダと続ける。
●●クンだって××さんだって、私のこと割と好きだよ?だからアレコレ私の事、探ってくるでしょ?アナタとのことも聞かれたこともあるよ。でもアナタはわかってない。
もうちょっと私の事、有難がってくれても良いと思うんだけど!
…え、ごめん…
これじゃあ、構ってもらえない中年女が男に迫ってる図だよね(笑)
なんか思ってた展開と違うんだけど。
その後は普通にいつも通りに、今も会話をしてる。
何事もなかったみたいに。
それもなんだかムカつく。猫に小判なんだよ?キミは猫、私が小判だよ?と再度言いたい。
そうか、私はいつでもイニシアティブは私が持っていたい。
ふたりの間柄を決めるのは、私でありたい。
なのになんで先に「好みじゃない」と言われて、しかもそれに文句言ったら「ごめん」と謝られたのもイヤだ。
私が選択して、私が断る。
そこ女に譲るとこを、全部さらって持ってくのはズルいのよ。
…と、ここまでの話を、洗いざらい夫に言ったら、夫は大笑いだった。
この男友達との仲を、何年か前に一番疑っていたのは夫だった。だけど私達が本当に親しいだけの友達だと理解して、今では二人で出かけても全く信用している。
まぁそこ信用されても、他の男達と楽しんでる訳だけど。
夫はこう言った。
「じゅりんの言う通り、猫に小判じゃないの?彼にはじゅりんの価値はわからないんだよ。変わってるから」
確かに女の好みという意味では、かなり変わってる人ではある。
一緒に本屋に行って、私が白石麻衣ちゃんの写真集を手に取ったら『全然好みじゃない』と呟いて、すごく嫌そうな顔をしながら、隣の宝塚の本を立ち読みしてたもんなぁ。
一般的に、白石麻衣ちゃん可愛いよね?好みはあれど、好感度はあるよね?(まぁ私も万人受けするタイプの顔ではないけど)
「じゃあ、アナタは私の価値を分かってるの?妻としてじゃなく女としての価値」
夫は私をトロフィーワイフと呼ぶ。自分にとっての成功のトロフィー。
人生勝ち組となって、二度目に若い女を娶る。私は夫のトロフィーワイフ。
夫が私を抱かなくなって久しい。それでもまだ私の価値を夫が分かってると言うのだろうか。価値が分かってるなら例え抱けなくても、生身の女の他の愛し方があるんじゃないだろうか。模索すべきじゃないのか。
それはずっと私が抱えてきた疑問だった。
私は夫が、私を愛することを放棄したのだと思ってるのだけど。
「キミの価値はわかってるよ、だからじゅりんを自由にさせられる。でもわかるからこそ、何も知りたくないとも思うんだ」
痛い。心がチクリとする。
時々思う、本当に夫はお見通しなのかもしれない。
私は約束通りに婚外恋愛を隠し続けてるし、男友達はその隠れ蓑として使ってるつもり。こうしてわざと話題に出して夫を安心させたい気持ちもあるのだけど。
「じゅりんの小判の価値がわかる男は、そうそういないから。そうやって高くプライドを持って自分の意思を曲げないことだよ。それがホンモノを掴むコツだからね。安売りは面白くないし、キミを傷つける。もっと誇り高く在ってほしいくらいだよ」
うーんそれはもしかして、婚外恋愛の指南なのかしら?
私は夫の愛の深さを、いつも覗いては深すぎて、その谷に落ちそうで怖くなる。
「老後は一人にさせてしまうから(夫と年齢差があるから、お互い平均寿命まで生きたと仮定したら老後は未亡人になる)友達は大事にしなよ、小判の価値がわからん猫もね」
そんなこと言われたら、やっぱり夫の元を去れないじゃんか。
もちろん去る気も見捨てる気もないけど、こうして杭を打たれて、私はいつも夫の掌の上なのかもしれないな。
そうね、小判の価値がわからない猫でも、友達は大事にしないとね。
成立しない派だけど、男女の友情は確かにあり得るのがリアル。
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