シマリス君との初夜、もう最後はどうやって眠ったのかわからない。
気付いたら腕の中で裸のままで眠ってた。
この続き↓
あれほど激しく抱き合ったのに、朝は朝で寝顔を見てると欲情する。
私の性欲ってこんなにあったっけ?と驚く。
だけど朝が弱いとシマリス君。私だけ起きて、そっとお風呂に行ってくる。
私の方にも、実はこの日はセックスを避けたい事情があった。この旅行の翌日は彼氏と会う約束をしていたから。
本当なら男達とのセックスは、インターバル2日は欲しいと思ってるんだけど、まぁ仕方ない。せめて今日一日は、身体だけでも清らかに過ごしたい。
レイトチェックアウトだし、朝食も遅くしてもらってるから、お風呂でゆっくりしてから私も二度寝して、冷蔵庫を開ける音で目が覚めた。
「あ、起こしちゃった?おはよう」
眠そうな顔、やっぱり若いなぁって思ってしまう。
朝からコーラ飲んでるし(笑)
「ねぇねぇ、一緒にゴロゴロして、くっついて」
「はいはい」
再びお布団に入る。
シマリス君はバックハグをしたがるのだけど、それだとアチコチ触られて私が欲情してしまいそうなので(笑)私がシマリス君をバックハグしてあげる。
人の体温って、何でこんなに気持ち良いんだろうね。
そうこうしてるうちに、またウトウト。
「ねぇねぇ、お腹空いたね」
「え、、あー遅い朝食にしてもらったもんね」
起き出て、持参したお菓子を食べるシマリス君。こうゆうところは子供みたい。
お菓子を食べ終わると
「にゃーんにゃーん、今日は甘えたい気分」
と言いながら、私の膝に頭を乗せて寝転がる。
んー昭和男みたいなエエかっこしいのところと、かなり攻めるドSなセックスと、この猫の真似しながら甘えてくるところ。かなり掴みどころがないなぁ。
指や手が異常に凝ってるというので、ハンドマッサージしてあげる。
私は結婚前、自然派の化粧品会社に勤めていて、頭、顔、手のマッサージとツボはその時に仕事で習ったことがある。顔に似合わないと言われる私の太めの指と肉厚な掌は、男をマッサージするには好都合で、昔から男には褒められてきた。
セックス、マッサージ、料理が得意だと、女は男を捕獲しやすい、これ私の持論(笑)
案の定、身悶えるほどにハンドマッサージは気持ち良かったらしいので、今度は頭と首もマッサージしてあげる。気持ちよさそうな顔をして、時折キスをねだってくる。ほんとこうゆうとこ、全然今までと違う人みたい。
「なぁ、昨日は素敵やった、可愛かったよじゅりん」
「シマリス君も素敵だったよ」
「じゅりんは床上手やなぁ」
「それ最高の褒め言葉だわ、嬉しい」
この後、どの体位が良かったとか、どこが性感帯とか、真剣に昨夜のセックスを語り合う(笑)こうゆうトークする人ってあまりいない気がするけど、私は割と好きかも。
実際、彼とのセックスはわたし史上最高で最長で、相性も良い。彼のテクニックもサイズも、私が拘る腰の細さも、体力も文句なし。
だからこそ次また会うか、セックスするのかすごく悩ましい。一人の男にハマりたくはないし、イニシアティブを取られたくない。このままではシマリス君の思うツボ、手懐けられてしまいそう。
それに、私にはわかる、この男はゲームを楽しんでる。
もちろん恋愛はどれもゲーム。でも普通の男はそれを自覚してはいない。
無自覚だからこそ倒錯して、甘く切なく愛しい気持ちを生み出すことを、この男は知っていて楽しんで、私にそれを仕掛けようとしている。そうゆうゲームなのだ。
なんか、男バージョンの私みたいじゃない?つまり私達、似た者同士。
他にも女がいるのかもしれない。
「ねぇ、シマリス君は私だけじゃないでしょ。他にも女がいるの?」
「おらん、そんな暇じゃないし」
「ふぅーん」
「俺の事、独占したなったん?」
「それ言える資格があるのは正妻だけでしょ」
「でも…って思っとるやろ」
「でも?」
「でも…って思っとる。資格やない。俺はじゅりんの『でも』の先を知りたいんや」
「無いから。そんなん言えるのは正妻だけ。だから他の女のことはわからないようにやって」
「じゅりん乙女やな、そうゆうの可愛いで。俺は乙女なのは嫌いやない」
「違うから…」
彼のゲームの筋書きがだいたい見えてきた。
女が本気で自分に惚れるまでがゲームなんだろう。そして本気で惚れられたら、そこで満足してゲームオーバー。彼が女を捨てる。
実際にそうなったら面倒なことは分かっていても、そこまで女の気持ちを惹きつけないと気が済まない。何か幼少期に孤独だったのか、見捨てられたのか、傷ついた過去がありそう。その古傷が痛むから、恋愛ゲームで自分の寂しさを埋める。
シマリス君はセックスよりも、もっと飢えてるものがある…だから私には、あの愛の言葉はスパイス程度にしか響かないんだろうな。
まぁ私にとってもゲームなので、それで良いんだけど。
私は心の奥底で男を恨んでいることを自覚しているけれど、この人は無自覚に女を恨んでるのかもしれない。彼の不倫はある意味自傷行為、生きていることを実感するための痛み。女から恨まれるほどに求められることを欲してる。
全部わたしの仮説、でも多分そう。
そうして私のオンナである部分を、ずるずると引き出そうとしてる。
身も心も溺れさせて、自分に夢中になってほしいのだ。
もしもゲームを続けるなら、そうなるフリをしていくのが私の役。
どうしようかなぁ。一歩引いてみてる自分は否めない。
朝食を頂いてからまたゴロゴロして、レイトチェックアウト。
今日も良い天気。
少しドライブして、土地の名物でランチを楽しんで、それからまた家の近くまで送ってもらった。まだ越境を自粛することを求められているため、あらゆるお店や観光スポットがクローズで残念。美術館に行きたかったなぁ。
後は、これから私がこのゲームを継続するか降りるか。
身体が良いだけに悩ましい課題、どこまで私がイニシアティブをとれるだろうか。
検討しながら翌日の彼氏とのデートに気持ちを切り替えた。
まぁ幸せな課題だよね。
どちらにしても、選ぶのは私よ。
どうでもいい話なんだけど、結局下着もろくに見せることもなく、部屋着も着る事が無かった。こうなる予感はしていても、準備はしたい乙女心よね(笑)
・・・・・
お泊りの夜に、このCCバーム愛用中。
付けたまま寝ちゃうけど、私は肌荒れはしないので安心。
じゅりんのTwitter↓(クリックするとTwitterに飛びます)
女性からの恋愛のお悩み相談DMには、めっちゃマジに回答します!
リアルタイムじゅりんはTwitterでFollow Me💛
密かにランキングにも参加中。ポチっとよろしくお願いします💛