人妻の気紛れで自堕落な生活

人妻の夜遊びとか不倫とか時々仕事とか

2か月ぶり

彼に会う、そう決めてやっと会えた。

約2か月ぶり。

 

抗体検査を受けることになって、それから彼と話し合って、日にちを決めて…と、会うことを決めてからも長かった。

jurinrin.hatenadiary.com

 

私は、都内の温泉付きのビジネスホテルを予約した。

彼は泊まらないけど、アメニティとか温泉とか使うだろうし、大した金額も変わらないので2名ダブルルーム予約。

 

仕事が詰まって休みが取れずに時間が無い時、たまに気晴らしで同じ系列の都内のホテルに一人で泊まっていたし、首都圏は県をまたぐ外出自粛なので、プチトリップは夫から見ても不自然ではなかったと思う。夫なら勘づいても言わないか。それくらいの気配りはしてくれたのかもしれない。

 

チェックインの15時にホテルに入り、窓を開けて換気をして、近くのイタリアンレストランに夕方のテイクアウトを注文し、コンビニで飲み物を買って、部屋中を除菌した。

それからまずホテル内の温泉にゆっくり浸かり、髪をブロウして軽くメイクをして、軽く一杯飲んで少し寛いだら、もうテイクアウト引き取りの時間。ちょっと慌てる、彼氏がもうすぐ来る。

 

結局予定より30分遅刻で彼の仕事が終わった。

 

「遅くなってごめんね、あと10分で着くよ」

 

「じゃあ、ホテル前に10分後に出てるね」

 

交差点の向こうに彼の姿が見えた時、やっぱり私には光輝いて見えた(笑)

2か月ぶり、少し髪が伸びた。前より好きな顔立ちになった気がするけど、顔は変わってないから気のせいか(笑)

 

久しぶりだねとか、元気だった?とか話しながらお部屋へ。

コロナだからまだ手繋ぎもできなくて、彼が手洗いしてうがいするのを待ってた。

そして彼がホテルの部屋着に着替えて、やっとハグとキス。

あーこの感覚久しぶり。彼の体温、彼の匂い。

安心して泣きそうになる。

 

ご飯の前に、せっかくだから温泉に浸かってきたらと彼を温泉へ。

私はテイクアウトしたご飯を温めたり、お皿に並べたり、氷を運んだり、テーブルセット。

 

彼が戻ってきて乾杯。食事はどれも美味しいと絶賛されたので満足。

彼は食をとても大事にしている。

本当に食べることに拘りがある人なんだなぁって思う。だから私も、ディナーは色々考えて、美味しいお店で美味しいものをチョイス。

 

私は先に飲んでたから、すでにほろ酔い(笑)

なんか嬉しくて色々話した。初めて私の父の破天荒ぶりや、父の歴代の愛人達のこと、そのせいで私が転校しなくちゃならなかったこと、実家のビジネスなんかも話した。

他にも私の中学一年の初恋とその人との再会した時の事、最近の仕事や、自粛生活とか。

 

普段聞き役が多いのに、彼の前ではお喋りな私。彼のことをもっと聞きたいのに。

 

「いや、僕はもっとじゅりんの話を聞きたいよ。じゅりんみたいな、ちょっとエキセントリックな育ち方に憧れたんだ。破天荒に生きて短命な生涯を送りたいと思ってた」

 

「なんだか芸術家みたいだね。あなたは最も破天荒な人生から遠い人なのに?あなたは品の良いご両親に、とても大事に育てられた人だってすぐにわかったよ」

 

「確かに荒れる要素はなかったんだけど、じゅりんみたいに家族に翻弄されると言うか。じゅりんの家族との関係も面白いでしょ。面白いって言ったら悪いけど、なんかそうゆうの、無いものねだりだけど」

 

確かに私は面白い家族と先祖を持っている。

父の父、祖父は、3回結婚して3度とも妻が病死で先立たれている。商売をしていたけど、ビジネスより地元の消防団で大活躍して、街の名士だった。昔から勘が強くて、何故か晩年は祈祷師になった。

リアリストな父は、祖父のことは理解不能だったらしい。よく親子喧嘩をしていた。

だけど父曰く『祖父の七光り』で自分のビジネスは成功したらしい。

 

私はこの祖父によく似ていて、祖父からの隔世遺伝で左利き。自分では全く記憶にないが、小さい頃は見えない友達(妖精?座敷童?)が見えていて、一人でその友達と遊んでいたらしい。今じゃ信じられないけど、虚弱で入退院を繰り返していた。

 

母方の祖母は某国の血を引くハーフで、母はクォーターだ。私の少し日本人離れした骨格や髪の色(現在はダークにカラーしている)は母譲り。私の少し変わった思考や生活習慣も、恐らく祖母の影響だと思う。母方の祖父もちょっと変わった人だったと思う。

 

母は私に大きな影響を与えた。男とは浮気するもの、妻とは堂々とそれを待てる女と、母に教えられた。実際父は女癖が悪かったけれど、母はいつもそれを受け入れていた。でも私が夫と結婚する前に、病死した。

父より早く死ぬ、父に看取られる最期は、母がずっと望んできたことだった。

だから夢を叶えて旅立ったんだと思う。

 

彼は私の話を、いつも好んで聞きたがった。私達は、全く似ていない生活環境だったからこそ惹かれ合うのかもしれない。彼は願望とは裏腹に、堅実なビジネスと家庭を持っている。私と不倫しているのが不思議なほど真面目。

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「ねぇ、なんであなたなんだろうね」

 

「うん、僕も不思議だよ。じゅりんの選択」

 

2か月ぶりに激しく抱き合った後、彼に甘えて言ってみる。

本当は理由なんかどうでも良くて、あなたじゃなきゃダメなのだと思う。

何がダメなのか、自分でもよく分からないけれど。

この瞬間そう思う気持ちは嘘じゃない。

 

抱き合って、また語り合って、再び抱き合って。

それから名残惜しそうに、彼が帰り支度を始める。

 

この感覚、なんかいいね(笑)

私だけが、残ってホテルに泊まる。

 

私も身支度をして彼を改札まで送って、またねとキスしてバイバイ。

またホテルに戻って、彼が着ていた備え付けの部屋着を着てみる。

彼の匂いに包まれる。

 

彼の使っていたコップを握って、彼の感触を思い出す。

こうゆう時、普通は淋しいものなんだろうか。私は何というか、反芻する幸せを噛み締めてる気分。ここにずっととどまりたい。彼の気配を吸っていたい。

 

そうはいってもせっかくなので、再び温泉に浸かり、ひとり晩酌をして眠った。

彼の着ていた部屋着を着ているだけで、まだ近くにいる感じがする。

でも好きな人と眠るのは辛いから(歯ぎしりと寝言がすごいので恥ずかしい)彼と一緒だったら眠れないだろうな~と想像するのも楽しい。

 

翌朝、また温泉に浸かり、朝食をいただき、持参したパソコンで仕事をしていたら、彼氏からLINE。

私達はLINEの頻度はそれほどマメではないのだけれど、きっと一人部屋に残った私を気遣ってくれているのだろう。あまり口数は多くないが、私は確かに彼に愛されてると感じている。もちろんその100倍私が愛してるとも思ってるけど(笑)

 

愛してる、その気持ちで胸いっぱいで、私は疑いようもなく、彼にたくさんのものを与えてもらってる。

いつもこの瞬間、死んでしまいたいとも思う。

幸せの絶頂で人生が途絶えたら、それはとても美しい幸福だろう。

 

まぁ結局、ピンピンして帰宅したんだけどね。

 

コロナは人の色んな本音を暴いてきたけれど、私にとって彼が今は特別な人だというのは確かな事だと思う。それはお互いに異質だから惹かれ合うこともあるし、波長が合うのかもしれないし、前世からの深い繋がりがあるのかもしれない。

ただ思うのは、偶然に見せかけた必然って、こうゆう出会いなんだなと思ってる。

 

未来が無い恋愛が遊びとか、セフレと変わらないとか、男は女を抱きたいだけとか、アレコレ文句言う人はたくさんいるけど、この瞬間の愛しい気持ちに、正直になって愛し合うことに、遊びも本気も無い。

関係性が恋人でも不倫でもセフレでも、私は正直何でもいいの。

ただこの人を抱きたい、抱かれたい。

彼の匂いに包まれたい。

それだけよ。そしてそれだけで愛し合えるのって、素敵な事。

何の打算も責任も思考もない。ただ湧き上がる愛しい気持ち。

ねぇ、それの何が悪いの。

 

あーなんだかもう、今は彼の事しか考えられない気分。幸せ。

(とは言っても、また明日になったら他の男の事も考えてるんだろうな。そうゆう女よ、私は)

 

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