Stay Home 週間に入りました。
自粛については賛否両論あるけど、私としては「もう家にいるしか出来ることが無くなった」と思ってます。この結果一択しかない現在の状況に残念でなりませんが、嘆いても仕方ない事。どうか皆さん、おうちにいましょう。
そろそろデートしたいよぉ~(涙)
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さて、コロナにてデート自粛のための回想録。
ビジネスで出会った圭クンとの馴れ初め↓
そしてその進展具合。おでこにキスされちゃったんですけど、慌てた私は何故か夫にメールする↓
その続き。
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帰りの電車、何故か圭クンに爽やかにおでこにキスされて、笑顔で電車に乗ってから我に返った。
『え、あたしどうしよう!人妻なのに!』
焦った私は、普通一番やってはならないと思われる行動・・そう、夫にメールするのだ。
私の夫はかなり歳が上で、夫だけど父でも親友でもあり、今までもボーイフレンドとのデート事情を明け透けに報告してきた。もちろん当時のボーイフレンド達はみんなプラトニック。
中にはプロポーズしてくれた男の子もいるんだけど、その子は何故か夫とも仲が良い。
だから将来夫を看取った後、もし私が一人で悲しんでいたら、そのボーイフレンドが私と再婚してくれるって段取りまで、夫が取りつけてくれた。
そんなちょっと変わった夫に、電車の中で必死にメールする。
『今から帰るところ。いま銀座から電車に乗ったよ。
あのね、今日取引先の人とご飯に行って、地下鉄の乗り場まで送ってもらって、そしたら帰りにおでこにCHUされたの。不可抗力だよ!これ何なの?どんな意味あるの?』
『お疲れさま、銀座からだと0時頃かなぁ、先に寝てるかも。駅からはタクシー乗ってよ、危ないから。歩いて帰ってきたらダメ』
『うんわかった。ってかだからさ!おでこにさ、突然キスされたんだけど!』
『(笑)(笑) おでこって、どんな王子様かよwwwww』
『ごめんなさい』
『なんで謝るんだよ。不可抗力なんだろ?とにかく無事に帰ってきて』
『了解』
帰宅したら、本当に夫は寝ていた。
私のメールなんかまったく気にしてないようだった。
翌朝、もう一度夫に昨日の顛末を話す。
私としては、夫に謝りたい気持ちと、圭クンの気持ちを知りたい気持ちと、どこかで夫に止めて欲しい気持ちで複雑。
「まぁそいつ、酔ってたんでしょ。でも普通酔ってたら唇狙うよね。なんでおでこなんだろうなぁ、度胸ないヤツだな。魔が差したんじゃない?じゅりんはその時どう思ったの?」
「なんかナチュラルな展開で何も思わなかった」
「ドキドキしなかったの?」
「楽しいなーって思ってたけど、ドキドキはしなかった」
「男としてそいつに魅力感じなかったの?」
「よくわかんないけど、キュンキュンとかそうゆうのじゃないよ」
「じゃあ、ただの挨拶だね。外人風のお別れスタイル」
「え、そうなの?」
「だってじゅりんだってドキドキしなかったんだから、何の問題もないだろう」
「よくわかんないけど、ごめんなさい」
「謝るのは意味不明。俺はね、浮気って身体じゃないと思ってるの。心を奪われたら終わり。俺の妻が他の男に心持ってかれたら俺は耐えられないかもしれないけど。そうじゃないんだろ?だったらそれなりに付き合ってればいいじゃん。自分の妻がモテる女で、その女が俺の奥さんって最高だよ」
「うーん、そうなのかなぁ」
「だから俺も、じゅりんと出会ってからは浮気はしてないの。心は誰にも持ってかれてないの。ついでに言うけどさ、男を捨てるのはじゅりんのほうだからな。キミが捨てられることはあってはならないんだよ。キミのボーイフレンド達も、今回のそいつもだけど、彼等に選択の余地はない。いつでもキミが選ぶんだよ」
「どうして?」
「俺の妻だからに決まってるじゃん。誇り高く在りなさい。孤高で在り続けるんだよ。妥協してはダメなんだ。それがキミという女の魅力で、その価値が上がるんだよ」
夫の言わんとしてることは、当時の私には全く分からなかった。
ただ、私が夫に謝ることは許されず、圭クンとこれ以上近づいてはならないというのは理解した。
2か月後に、所属している会社との契約の更新がある。
更新を断ってこれを機に独立しよう、何故かそう思った。そうしたら、もう圭クンとも会わないし、良い機会だし。
夫に相談したら、すぐに会社の設立まで全部面倒を見てくれた。
あれから何度か圭クンとは打ち合わせがあったけど、独立することになって忙しいって理由で、その後の食事には行かないようにした。
圭クンと進めてきたプロジェクトや他の仕事も、所属していた会社の社員が引き継ぐことになった。
恒例になっていたランチミーティングも、引継ぎ社員がすることになり、どんどん圭クンと話す機会も少なくなった。
前に合コンで会った圭クンの部下とばったり街で会い、少し話した。
私が契約企業を辞めることは既に知っていて、労いと共に圭クンの近況など少し教えてくれた。
「でも圭部長、本当にじゅりんさんが辞めるの悲しんでましたよ。じゅりんさんが独立したら、どうにか仕事を回したいと思ってるみたいで。でもウチ、契約企業の審査が厳しいじゃないですか。商流的に出来立てホヤホヤの会社に契約書を回すことができなくて…」
「うん、ありがとう。ホントにお気持ちが嬉しい。最後にちゃんとご挨拶したいんだけど」
「圭部長は、じゅりんさんのことをすごく褒めてるんですよ。いつも何かあったら、じゅりんさんのとこに仕事回せって言われてたし。僕なんか、お二人見てると男女を超越してる感じで、お互い尊敬の念っていうか、強いパートナーシップみたいな絆で結ばれてる気がしてました。これ今だから言えますけど、部長は以前、うちの会社にじゅりんさんを引っ張れないかなとか、そんなことも言ってたんですよね。彼女があの会社に所属してるのはもったいないって。結構本気で掛け合ってたんですけど」
ビックリした。
私は圭クンのことは、あわよくば自分のボーイフレンドとして手懐けたいって程度の気持ちだったけど、圭クンのほうはそれほど私を信頼してくれたとは想像したこともなかった。
まさかあの会社(超有名な東証一部上場会社)に引っ張ってくれるとか、そんなことまで。実現不可能なことはわかってるけど、そんな風に思ってくれてたなんて、私バカだ。
おでこにキスされたくらいで舞い上がって遠ざけて、あれは夫の言う通り、外人風のお別れの挨拶だったのかも。そういえば、圭クンは仕事でカリフォルニアに住んでた事がある話もしてたし。もっと大きな視点で私の事認めてくれてたんじゃないのかな・・・
そう思うと、圭クンにも申し訳ないような、悔しいようなそんな気持ち。
圭クンは人として素晴らしい人格者なのに、私はもっとゲスなこと考えたりして恥ずかしい。好かれてると思って自惚れて、口説かれるかもと勘違いして、もうバカじゅりん。
そのことを夫に話しても「そうは言っても男だからな、下心はあるよな」と言う。
ひどい。そんなことない。私なんか全然ストライクゾーンにも入らない人妻。ってかバカ女。
もうひたすらにゲスな自分を恨むし、おでこのキス程度で過度な想像して圭クンを遠ざけた自分も、それをきっかけに、深く考えず独立することにした浅はかな自分も、なんかもう全部イヤ。圭クンに謝りたい気分・・って何を謝るんだっけ。
下品な私でごめんなさい。
アナタのイメージをぶち壊す位には、あの瞬間色々と妄想してしまいました…
不倫とか?あなたの彼女になることとか?
一瞬でも想像してしまった。酷い人妻、私はケダモノです。
あまりにも恥ずかしくて、その後圭クンに会えないまま契約満了して終了。
ちゃんと会えなかった事、お礼も言えなかった事は、その後の私を苦しめた。
ほんとに圭クンとのことを、後悔していた。
あの、おでこにキスされた瞬間に帰りたい。そしてやり直したい。バカな私に「自惚れんなよ、挨拶チューだよ」といってやりたい。
その後、無事に会社を立ちあげた私は、日々仕事に翻弄していたんだけど、ある日Facebookで圭クンの名前を発見。彼の苗字がちょっと変わってるから、フルネームで同姓同名はいないと思う。勤務先も間違え無し。
めっちゃ懐かしいし嬉しいし、何ならまた再会したいと思って彼のpostを見た。
えーっと・・
結果から言うと、見なきゃよかった!
なんかよくわからないんだけど、、美少女アニメキャラの写真がたくさんあった💦
グラマラスな胸に童顔な可愛い女の子、ミニスカートで可愛いポージングの..二次元の女の子。有名なアニメキャラなのか『いいね』がたくさんされてる。
その写真の上に『俺の可愛い妹に萌えラブ♡』とコメント書いてある・・・
そうゆの、何て言うの?
ヲタク?
えー二次元を愛する人だったの??💦
奥さんとか不倫彼女とか、ホントに実在したの??
ってか、リアルな女性にも興味あんの?←かなり失礼💦
もう謎でしかない!
これが本当の本当の後悔になった。
知らなかったら淡い思い出だったのに・・
やっぱアレね、私は大人の女だから、圭クンには圏外だったってことだよね..なんか自分、慰めモード。
もちろん、二度と圭クンには会ってない。
でも自分の不倫願望に気づけたきっかけになったのかも。
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