夜に友達の旦那を、友達と一緒に尾行した。
友達に頼まれただけだし、尾行と言っても車で追跡する程度なんだけど、友達の旦那の愛人の家を突き止めるという、大仕事を成し遂げた。
なんかちょっとした達成感(笑)
私も尾行されたらすぐばれるな、まず無防備だもんね。
その時は仕方ない、首洗う。
愛人の家に入った友達の旦那から、妻である友達にLINE。
「夕飯いらないから。少し遅くなります」
だって。
もっと早く言えよと思うけど、連絡するだけマシなのかな。
ご飯作って待ってる主婦としては、間の悪さにイライラする。
とりあえず現場に入るところは確認したし、写真も撮ったので（上手く映ってなかったけど）そのまま友達の家に戻ることに。
旦那が帰った時に妻がいないと怪しいもんね。
友達は、離婚するかしないかはまだ決められないんだそう。
ただ、相手の女とは対決する気満々。
車内ではずっと、彼女の愚痴と怒り。酷い罵り方。
正直夫婦の話なんか、どっちもどっちだと思ってる。
特に妻は正論翳して夫を追い込むから、更に男は女に逃げ込むんだよね。
私は正しいも間違えも無いと思ってる。
相手に同意を求めることもしたくない。
何故結婚して夫婦になると、自分の価値観を押し付けたくなるのかな。
恋人同士の時は、お互いを理解しようと頑張ってたし、お互いを労わって優しかったのにね。
タイタニックは、人の心が変わるところまでは辿り着かない、儚い恋愛だったから美しいんだよね、と時々思うの。そこで終われば美しいまま。
その恋は永遠になれる気がする。
どんなに強く激しく愛し合っても、いつかはその温度も下がる。
これが最後の恋だと確信しても、再び別の人に淡い恋心を持つこともある。
人は変わるし移ろう。
どうしようもないよ、だから誰も責めないで。
私は夫と出会った時、ここまで好きになる人は生涯現れないと確信した。
だから、まだ別の妻を持つ当時の夫に
「アナタの老後は私が看たい」
と申し出た。
人の夫なのに、私も良く言うわと思うんだけど、つい口から出てしまった。
「何故？なんで老後なの」
夫は不思議そうな顔をしていた。
まるで想像がつかないようだった。
「だって、一人じゃどこにも行けないし出来なくなったアナタを、私が独り占めするなんて素敵じゃない？」
妻を持ち、私を所有して、他にも女の影がちらほらする、このかなり年上の男の、最期の瞬間は私が独り占めしたいと本気で思った。
私、ちょっとヤバい女だったよね(笑)
でも多分、夫は私のこの言葉で、私と生涯を過ごすことを決めたと思う。
今も、夫を看取る気持ちは変わらない。
もちろん私の命が夫より先まであるのかもわからないけど、きっと叶うと信じてる。
だけどあの時みたいに情熱的に、そしてそれが至福で素敵とは思えない。
人の気持ちって冷める。身を持って体験してる。
浮気の現場を尾行したり、相手の女に怒れるだけ、友達のほうがまだ愛があるのかなぁ~なんて思えてきた。でもその気持ちもいつかは冷める。
冷めた分、別の形で繋がるから家族なんだとは思うけど。
・・・・・
春だし、そろそろファスティングして身体しぼらないとなぁ。
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