旅先の南国で、私の男友達(プラトニックな関係性、南国には仕事で長期出張)に、愛人を会わせた。
そもそも男友達には、愛人がこの南国に来ることを伝えてあって、男友達はもう何年も、この南国で一緒に過ごしてる。彼は仕事で何週間かここに滞在するから、私も同じホテルに滞在してる。
彼の仕事中は自由に過ごして、夜は一緒にご飯をしたり、週末は一緒に観光したり。他の友達がショートステイしてることもよくある。
男友達は、夫もよく知ってる人だけれど、私達の仲が良すぎて姉妹にようだと言われてる。『きょうだい』じゃなくて『姉妹』(笑)
男女の友情って実際には難しいけどね。不思議な事にずっと友達でいられる貴重な男のひとり。
だけど何かの弾みで恋愛になる可能性は秘めてる。だって魅力ない男なら友達にもなれないし。
友情と言う名のキープ。今の関係が心地よくて楽しくて大事で、男女になるのは怖い。そんな感じ。
そんな男友達、もうずっと前から、愛人の話はサシ飲みしながら聞いてもらってた。
私が愛人と出会ってから、口説いても煮え切らない愛人のことを愚痴ってた時も、
「彼はじゅりんさんのこと、真剣に好きだと思うよ」
と独身の男心を解説してもらってたほど。
だけど男友達と愛人と、私の三人での会食は、私が想像していた以上に、けっこう渋い感じだった。
男友達は、今まで私の不倫については肯定的だった。
色んな事情を知ってるし、家庭とは別で遊べる私の性格を熟知していたのだと思う。何かアリバイ工作が必要なら、いつでも買ってやると言ってくれていた。
南国に愛人が私を追って来ると分かった時も、それほど動揺は見えなかった。
なのに、南国に来た彼と友達が初めて会った瞬間、すごい緊張感を私も感じた。
(続く)
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南国は雑貨がめっちゃ可愛いので、めっちゃ買い物してしまった。
ピアス可愛い。